世界一周ブログ42日目は、
恐れていた事態が現実になってしまったお話。
何だか最近、予知能力がついてきたのか、
話していたことが現実になるケースが多くて困ってます。
まぁ、きまってそれは「悪い話」なのですが…。
というのも数日前、
「だいぶ南米の雰囲気に慣れてきた。
でもこれで油断すると強盗に襲われたりするから
気をつけなきゃいけないね!」
なんてヨメと話をしながら歩いていたのです。
そして、先日19日。
「気をつけて」いたつもりが、やはり油断していたのでしょうか、
ホテルを探している際に、強盗に襲われるという大ハプニング!
しかしご安心を!?
夫婦ともに体にダメージはまったく負っていません。
金銭や物品の被害もゼロです。
事のあらましはこうです。
「大通りなのに観光客が少なくて、何だか雰囲気もよくないなー」
なんて思いながら歩いている時に、ふと後ろが気になり振り返ると
突然一人の若者が、わたくしハラダイチに襲いかかってきました。
彼の右手は光るものを握っていました。
「強盗にあったら抵抗しないように」
「周りの人は助けてくれない」
ガイドブックにはそう書いてありましたが、
実際は抵抗しない方が難しい!
ナイフをもった手を遠ざけるようにしつつ、
一進一退の攻防。幸い敵はそこまでに強くない!!
若者の手を押さえながら、絶叫して助けを呼ぶヨメ。
ところが、周辺には何人かのブラジル人がいるもののまったく無視。
しばらくして、ブラジル人のおっちゃんが歩み寄ってきて、
「やめとけ、やめとけ」とその若者をなだめて事態は収拾しました。
ちなみに事件現場は泊まろうと目星をつけていた宿のすぐ近くでしたが、
こんな輩のいる危険なエリアは御免なので、チェックにすら行きませんでした。
狙われてしまったのは、
現地人はまず着ない黄緑のパーカを着て、リュックを背負うという
明らかに観光客とわかる格好だったからでしょうか。
直前の繁華街で狙いを定められ、人通りが少ないところを狙われたのでしょうか。
いずれにしても、スキがあり弱そうに見えたのでしょう。そう考えるとクヤシイ。
今回の教訓は二つ。
一つ目は、やはり襲われる前提で旅をしなければならないということ。
衣食住が行き届いてない国やエリアでは、貧困が犯罪を生みます。
そしてそれが行き届いているのは、残念ながら世界中でほんの一握りしかありません。
襲われる直前には「何だか警官が多いね」なんて話しながら歩いていたのですが、
強盗を始めとした犯罪が日常茶飯事だからこそ警官が多いのでしょう。
二つ目は、できる限り二人で行動するということ。
今回はヨメがずーっと助けを呼んでくれたから救われました。
もし一人だったら、どうなっていたか本当にわかりません。
誰しもが近寄りがたいような
筋骨隆々の屈強な男に今からなるのは難しいので、
当面はいつも以上に気をつけるようにします。
でも、意外に!? 夫婦ともにメンタル面のダメージは小さくなく、
最近はちょっとの街歩きでも、心労が顕著になりました。
ちょっと貧しそうな若者は皆、強盗に見えます(笑…ごとじゃない!)
それにしても、襲われたのがヨメじゃなくて本当によかった。
しかしアバター画像にもあるマムートの黄緑のパーカー(お気に入り)は、
家族会議の結果、残念ながら「ブラジルでは着用禁止」となりましたとさ。
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