世界一周初心者のヨメブログです。
イタリアのミラノからローカル線に2時間半揺られて
スイスとの国境近くのティラノという小さな駅へ。
スイスに行くならもっと早い電車もミラノから出ているのだけれど
なぜこの駅まで来たかというと、
世界遺産でもあるベルニナ急行に乗るため。
スイスと言えばアルプスの少女ハイジ、アルプスの山々と山頂の氷河、
湖畔のかわいらしい家にチョコレートにチーズというイメージだったけれど
ベルニナ急行からはその景色がすべて見ることができるのだ。
観光路線でもあるのでパノラマ車両なる景色がよく見えるように
大きな窓が取り付けられた車両も走っているのだけれど
指定席を買う必要があるし、お値段もお高め。
しかしこの路線、実は普通列車も到着時間が20分しか変わらない。
しかも夏の晴れている日には普通列車の最後尾に
ベンチだけが取り付けられた壁も屋根もない簡易車両がとりつけられて
風を受けながら山々を眺めたりトンネルを抜けたりができるのだ。
バックパッカーなら迷わず後者を選ぶでしょ。
これがきっもちいい!!!!!
路面電車のように町中を走って、家とすれすれの場所を抜けて、
草原を走り抜けて、山が映る湖を抜けて。
単線なので途中で下り列車を待って、
乗客同士、手を振りあいながら列車がすれ違って。
ガタンゴトンという言葉がまさにぴったりの列車で
ゆっくりゆっくり標高を上げていって、
今まで見えていた緑の野原がなくなり、針葉樹もなくなり、
見えてきた山の上には氷河が!
「白い湖」という意味を持つ「ラグーナビアンカ」が眼下に広がる。
標高が2000メートル以上もあがるので
出発時は半袖でちょうどよかったのに
風がぐんぐん冷たくなって、みんなダウンジャケットを羽織ったり
真冬の恰好。
思う存分景色を楽しんで、列車は終点のサンモリッツ駅へ。
実はスイスは1泊もせずにこのまま駆け抜けてしまう予定なのだ。
ザルツブツクへ急いでいることもあるし、
調べてみるとスイスは物価が高い!
食事は1000円超えは当たり前だし、
観光国なのでハイシーズンは宿がどこも100ユーロほどかかる。
キビシイッ!
ならば、スイスのおいしいとこどりをして一気にドイツまで
走り抜けよう、ということになったのだ。
だからサンモリッツ駅では是非とも
私のスイスイメージのチーズとチョコレートを消化したい。
猶予は乗り換えまでの2時間。
お店を探すも、
お目当てのチーズフォンデュを食べられそうなところが駅近くにない。
しょうがないので駅にある売店でチーズが挟んであるパンを購入。
お値段6.5ユーロ。
パンでこのお値段、確かに物価が高い。
でもチーズはおいしい。チーズクリア!
さて残すはチョコレート。
駅から少し歩いて町につながる長ーいエスカレーターに乗る。
サンモリッツは王族も泊まりにくる高級リゾート地というだけあって
町にはブランド店が溢れてる。
GUCCIにヴィトンにシャネルにプッチ。
冬はスキー客で賑わうこの町でブランド店にまじって
高級そうなチョコレート屋を発見。ちゃんと手作りしてる感じ。
お値段はるけれど、せっかくスイスまで来たのだ、
ええーい、と思い切って(1000円だけど。チョコで1000円って高くない?)
チョコレートの袋詰めを購入。
おいしい!!チョコレートクリア!
スイスはユーロじゃなくてスイスフランなので
できてしまった端数のフランでスーパーで水を購入。
思いがけず、アルプスの天然水もクリア!
アルプス天然水とチョコレートを手に
列車に乗り込み、4時間半で無事にドイツのブーフローへ。
スイス、1日で駆け抜けたけれど、楽しんだ!
さてさて、ドイツと言えばビールの国。
ビール片手に次に目指すは、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルに
なったといわれるノイシュヴァンシュタイン城です!
*旅メモ*
ベルニナ急行 普通列車 ティラノ~サンモリッツ
片道 19ユーロ
所要時間 約2時間
7月末でも普通車両の吹きさらしのオープン車両は
高度があがると風を受けてすごく寒い。
長袖、コートは必要。
でも寒くなったら車内に戻れば半袖で大丈夫なくらい暖かい。
ハイシーズンの7月末だったが、すれ違うパノラマ車両は
どれも満席だったが普通列車は席にも余裕があった。
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