世界一周初心者のヨメブログです
アイルランドのダブリンから飛行機でイギリスのリバプールへ。
この2都市は海を挟んですぐ、飛行機で40分ほどで着いちゃう。
今回はアイルランドのローコストキャリア、ライアンエアーで飛んだんだけど、
搭乗開始前から搭乗口に長蛇の列が。
なんでだろうと思ってたら、飛行機の座席が自由席!!
いい席や並びの席を確保するためにみんな早い時間から並んでたのね。
自由席の飛行機なんて初耳。航空法とかにひっかからないのかな?
万が一、事故なんかあったら“なんとなくそこにあったから”的な感じで座っただけのこの席で
果たして私は見つけてもらえるのだろうか。
こんなふらふら旅だから数日前にネットでとった航空券で、
私がダブリンからリバプールに飛行機で移動するなんて事実は誰も知らないわけで。
ひょ~。
ブログは生存確認ブログでもあるわけで、重要だ、うん。
なぜリバプールへ来たのかというと、
「ビートルズウィークフェスティバル」を見るため!
リバプールと言えば、ビートルズの生まれた街。
空港からして「ジョンレノンエアポート」だからね。
ビートルズが初めて演奏したライブハウスCavern Clubに行ってきた!
250人も入ったらパンパンのライブハウスで、縦に長ーーーい。
ステージは横幅2.5mほどしかないのに、客席の一番後ろまでは15メートルくらいある。
天井もすごく低くて、ステージ上の背が高い欧米人のミュージシャンは頭がスレスレ。
音楽に8年間携わってきた私としては、いろんなものが興味深かった。
モニターはステージ前方の足元に2つだけで、
低い天井と迫りくる両脇のレンガ造りの壁に音が跳ね返りまくって
モニタリングは困難なはず。
バンドサウンドならなおさらモニターバランスがうまく取れるわけない。
それに地下2階くらいの深さにあるので、お客さんが入ると
熱気と湿気がものすごい。
30分も演奏してたらチューニングはめためたになっちゃう。
3人が前面に立ったらステージ幅はきゅうきゅう。
ジョンとポールとジョージが前に立ったら、
ドラムのリンゴスターはほとんど見えなかったはず。。
会場のスピーカーは天井から吊るしてあるんだけど、
最前列よりも後ろに設置されてるから、前のほうのお客さんは
ステージのモニターの音を聞く(笑)
なんか、すごい。
そんな環境、小さいライブハウスだったらよくあることで、
私も仕事でいろんなタイプの難題ライブハウスと格闘してきたけど
ビートルズもこういう設備が十分とは言えないところから発進したんだなって思うと
パワーになったというか、なんというか。
ワーッと頭の中をいろんな仕事の思い出が一気に駆け巡りました。
このやっていた演奏が、また良くて。
ビートルズウィークなので、ビートルズのカバーをする素人さんが世界中から来て
演奏をするというプログラムだったんだけど、めちゃくちゃ楽しかった!!
チェコのバンドが演奏した「ミスターポストマン」なんて、私、涙出たもの。
なにがすごかったって明確な1点があるわけじゃなくて、
ステージと客席全体の雰囲気というか、溢れかえってるパワーというか。
ここに立てて音を奏でられていることが最高だという思いが伝わってくる笑顔の演奏に、踊りだす中年のカップル。
ビール片手にノリノリのおじさん、おばさん。
バンドと一緒になって観客も歌う名曲の数々。
ミュージシャンも演奏しやすいライブハウスじゃないだろうし、
観客も有名なミュージシャンを観てるわけじゃないんだけど、
「音楽」を通じて会場が一体となって心地いい時間が流れる。
あー、私のやってた仕事ってこういう空間を生み出せる幸せな仕事だったんだよな、と感慨深くもありました。
あまりに楽しかったので、
世界各国から集まる素人ミュージシャンの演奏を明日も見に行こうっと!
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