世界一周初心者のヨメブログです。
ぺトラ遺跡に死海に、予想以上に楽しかったヨルダンをあとにして
いよいよやってきました、異文化の筆頭の国、インド!!
10年前に卒業旅行できたけれど、
呼ばれた者のみまた戻ってくることができるというインドに戻ってきちゃいました。
インドではデリー在住のムコの大学時代のサークルの後輩ご夫婦宅にお世話になります。
ホテルじゃない部屋ってやっぱりすごく落ち着く。
初対面なのにもかかわらず、すっかりくつろがせていただく私。
マサラ茶を淹れてもらったり、手作りプリンをいただいたり、
おいしいお店を案内してもらったり、インド独特の文化についていろいろお話を聞いたり。
実際に住んでいる人の話を聞くのはすごくおもしろい。
突然やってきた見知らぬわたくしめなんぞに、親切にしてくださって、
もう、ほんと、すいませんっ。
1泊デリーのお宅でお世話になって、インドの有名なマッサージである
アーユルヴェーダをうけて、つるつるお肌になったところで飛行機でバナラスへ。
バナラスはガンジス河で有名な町で、
よくイメージされるごっちゃりとしたインドの生活風景が見られる。
路上には屋台が出て、道路に新聞紙をひいた魚屋、八百屋も立ち並ぶ。
狭い路地にはアンモニア臭がたち込めて、
野良牛、野良犬、野良ブタ、野良ヤギ、野猿と人間が溢れかえる。
ヒンドゥー教で崇められている牛がリクシャの行きかう路地に座り込んでいて
糞が道のあちこちにあって気を付けないとふんずけちゃう。
混沌と信仰の国、インド。
予約した宿を探しながら歩いていると少年が流暢な日本語で話しかけてくる。
「お兄さん日本人?タイ人かと思ったよその顔。東京のどこから来た?
世田谷?葛飾?港区?」どこまでも着いてきてそばを離れない。
あまりにもしつこい少年を追い払うと、すぐに別の日本語流暢な少年がやってきた。
かわるがわる3人。こりゃグルだな。
目的は土産物屋にひっぱっていくことか、宿を紹介してマージンを得ることか。
宿もあるし、土産物屋には行かないと伝えると態度が急変。
流暢な日本語で「日本人はこの町の邪魔だ。今すぐ電車に乗ってどっか行け。
お前なんか死んじゃえばいいんだ。そしたらガンジス川でちゃんと焼いてやるよ」だって。
だれが教えたんだ?こんな日本語。
「インド人は日本の女性はかわいいって言うけどな、本当はみんなかわいいなんて思ってないよ。
日本人全然かわいくない。勘違いするな」って言われたのには思わず笑ってしまったよ。
受け答えもきちんとできるくらいに日本語を理解してしゃべってる。
ただ歩いてるだけなのにそんな言い方されたら気分悪くなるし、
あんた、そんな悪態ついてたらカルマが悪くなるよ?
混沌とした人波をかき分け歩いて、ガンジス河ほとりの宿を発見。
部屋からはガンジス河も日の出も目の前に見える安宿。
宿の横に大きな木があるので、そこに住んでいる野猿の群れがいる。
宿入口に着いた時、何やら頭上から空のペットボトルがムコすれすれに勢いよく降ってきた。
見上げるとしたり顔でこちらを見ている猿。
投げるという技を身に着けていて、故意に投げつけてきた模様。
インドの洗礼を受けて、このヤモリと野猿がいたるところにいる宿で今宵は就寝です。
*旅メモ*
バナラス空港からガンジス川ほとりまではタクシーで移動。
リクシャに乗る場合は空港敷地外の道路に出てつかまえる。
■バナラス空港~ガンジス川 空港プリペイドタクシーで1時間 580Rs(約900円)
1台でこの値段のはずだけど、なぜか助手席にインド人のおじさんも乗ってきた。
プリペイドタクシーは空港に受付があって、距離による定額料金表があった。
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