世界一周初心者のヨメブログです。
バクテリアが私の腸に住み着いたためネパールでの1日半が
バクテリアとの戦いに費やされてしまった。
ヒマラヤの山がきれいに見えるところまで行く予定だったのに、、
お土産物屋さん街で目をつけてたカレンダーを買いたかったのに、、
サントス一家ともっと話をたくさんしたかったのに、、
サントス兄ふたりとビールを飲む約束もしてたのに、、。
やり残したことがありすぎる。
こんなに素敵な家族と出会えたのに、バクテリアのせいで心配ばかりかけてしまった。
『マキはネパールで体調を崩してよくない思い出なんじゃないか』なんて思われたくない。
本当に楽しかったから、完璧なまでに元気な姿で『めっちゃ楽しんだ』ってところを見せたい。
1年間の自由旅なのに、格安航空券は変更きかないし
ホテル予約も直前変更はできないから自由な選択ができない。
せっかくの個人旅行なのに、すごく悔しい。
格安航空券を捨てて、ホテルも捨てれば、お金はかかるけどどうにかなる。
ただ、このバックパック旅行で8万円の出費はイタい。。。
どうするかぐるぐる考えて、やり残した思いはあまりにも強いけど
当初の予定通りに今日の飛行機に乗るべきだ、という結論に達した時、
サントスが「体調はどう?無理しないでいつまででもここにいていいからね。」と言ってくれた。
「でも、でも、やっぱり今日旅立つことにする」って返事をしながら
気づいたらおうおう泣いていた。
ふと見たら横にいたおばあちゃんも一緒に泣いていて
「ネパールで体調を崩すことはよくあるから気にしないで。またいつでも戻ってきなさい」って言ってくれた。
昼食中で右手で銀のお皿の上のご飯をつかんだまま、おうおう。
ありがとうって言って、しんみりとしちゃうその場を離れようと
昼食の残りをいつものようにこの家のペット犬のポピーにあげに行った。
そうしたら…
滞在していた1週間、誰よりもかわいがっていたと自負していたポピーに突然手を噛まれた…。
鼻にしわを寄せて、鋭い目つきでガウガウと割と派手に。
牙のかたちに跡が数か所ついて、血も出てる。
なんでさ~、こんなにかわいがってたのに~!!
仲良くやってたじゃないのさ~!あんなにヘコヘコ私に飛びついてきてたじゃないか~!!
周りにいた家族が心配する中「ヘヘへ」と笑って洗面所へダッシュ。
傷口を洗いながら、せっかく止まってた涙がまた一気に溢れ出た。
もはやなにが悲しいのか、なにが悔しいのか、なにが嬉しいのか、ごちゃまぜでよく分からん。
傷口をよく洗いながら狂犬病のことも考えた。
狂犬病にかかっている犬にかまれて発症したら100%死ぬのだ。
普段から動物にすぐにすり寄っていく私はムコから毎回厳しい顔で注意を受けていた。
「だって、かわいいんだもーん」なんて思ってたけど、噛まれちゃダメなのだ。
怒られる・・・・・・・。
結局、ポピーは狂犬病注射を打っているので心配はないことが判明。
破傷風の予防接種も日本で受けてきておいてよかった。
私の犬にかまれた報告にほとほと呆れ顔のムコ。
最後の最後までみなみなさまにご心配をおかけしてシマイマシタ。。
サントス家をあとにする際、サントス妹のアンジューが
ビーズでできたネックレスやらピアスやら、大切にしていたであろうキーホルダーや
ブレスレットや髪留め、既婚女性が眉間に着ける印(ティカ)を、
そして最後に旅立ち前に改めてネパール女性用のメイクを、
サントスの奥さんが既婚女性用の赤いブレスレットを、
おばあちゃんが旅立つ人の安全を祈願するマリーゴールドでできた首飾りをプレゼントしてくれた。
ムコもサントスが大切にタンスにしまっていたネパール男性のする帽子をもらった。
ふたりともサントスのお土産物屋さんで買ったネパール衣装を着て、
たくさんのプレゼントに身を包んでネパールをあとにします。
絶対また戻ってくるぜ、ネパーーーール!!!!!
*旅メモ*
たいていの海外旅行保険は3か月が限度なのですが、
いくつか長期も取り扱っている保険会社があります。
私たちの保険は「損保ジャパン」。
自分たちで1か月単位で期間を指定できます。
子どもがいるわけではないので死亡保障があついものよりも
怪我・病気の際の保障があついコースを選びました。
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