牛を追いながらパチリ。当然、激しくブレるワケです。
世界一周ブログ154日目。
予告通り 「牛追い祭」 で、走ってきましたよ。
感想。実に楽しいです、コレ。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆 なら踊らにゃ損々…」 という
阿波踊りの“よしこの節”とまさに同じで、「追わなきゃ損々」 だと思います。
観ているだけとは、高揚感、緊張感、充実感が違います。
物事は何でも、やってみなきゃわからない。
百聞は一見に如かず。
百見は一行に如かず!?
ちなみに、牛追い祭はこんな流れでした。
朝7時20分、現場着。
7時30分にはゲートが閉められる=参加できなくなる、と聞いてましたが、
どうやらそんなにシビアではない様子。
後から後から、続々と人は増えていきました。
到着後しばらくすると、係員にアンケートをされました。
「性別は? どこから来ましたか?」 という定番の質問に続けて、
「この祭に参加することのリスクを知っていますか?」
「死ぬ可能性もあるということを、認識してますか?」 など、
ちょっとドキっとするような内容も。
でも、もう引き下がれまへん。
おかあちゃん、バカな息子ですんまへん。
7時55分。威勢のいい掛け声とともに、第一陣がスタート。
実は牛の出走は8時。
ただ牛と一緒にスタートすると、当然リスクが大きくなるので、
僕らはこのタイミングで出走。ゆっくりとアドバンテージを広げていきます。
8時。約800mのコースの中間地点当たりで、
牛が出走したサインとなる号砲を聞きました。
「どうする? このまま逃げるか!?」
「いや、ここに隠れて牛をやりすごそう」
「それは危険だ! ここは隠れるには広すぎる」
「でもあそこのコーナーまで行くと、人が多くて危ない!」
ヨメとそんなやり取りをしている間も、どんどん迫り来る猛牛。
最終的には「あそこに逃げ込もう!」 と、商店のシャッターの影に隠れました。
まもなく、体重600kgを超える牛の群れが目の前を通過。
転んで牛に踏まれる人、人、人…。バカだ、こいつら。
無事、猛牛をパスしてホッとしていると、後ろからもう4頭走ってきました。
実はこの子達は「去勢牛」で、実に大人しく、人は襲いません。
じゃあ何のためにいるのかというと、
猛牛が走るのを止めて街中で暴れ始めた…など、
万が一のハプニングが起こってしまった時でも、
牛の群れが近づくと、落ち着きを取り戻すらしいのです。
そんな去勢牛を、「オラ! オラ!!」 と挑発しながら追っていく僕とヨメ。
ちなみに、上の写真はその最中の一枚です。
ゴールは街の闘牛場。
残念ながらルールを把握していなくて、
闘牛場の門の所で走るのを止めてしまいましたが、
実は中では、こんな楽しいことが行われていました。
素人闘牛。猛牛は闘牛場内を縦横無尽に走り回り、次々に人を弾き飛ばしていきます。
地獄絵図。でも、それが実に愉快&爽快。
これにもちょっと参加したかった…かも。
まあ、いつかまた来た時に!!
そんこんなで、僕らの 「牛追い祭」 は幕を閉じたのでした。
はらだいち
追伸:
牛の角は人に刺さらない程度に削られています。
じゃあ、何で毎年死者が出るのかというと、
転んで、人に次々踏まれて…ということだと思います。
実際、ケガをしている人は、大体が 「人同士」 でぶつかってました。
いつでもどこでも、注意すべきは人間。動物、悪くない。
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