世界一周ブログ -  muko

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  • 宿52 : TRYP SANCHO RAMIREZ @パンプローナ

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    床はピカピカのフローリング。中庭に面しているので静かでした。

    パンプローナという北部の街で牛追い祭に参加。

    どこも宿賃が高騰していたため、

    「どうせ高い金を払うなら、いいとこに泊まろう」と、

    めずらしく三ツ星ホテルを予約しました。

     

    ■ツインルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、9点
    寝具 ★★★ 広めのシングルベッド2台。適度に固いマットレスは眠りを誘います。
    設備 ★★★ 基本的なものは、何でもあります。
    立地 ★★★ 街の中心も何とか徒歩圏内。バスも通ってます。
    接客 ★★★ 親切、丁寧、可愛いと、3拍子そろった受付嬢。 夜はおじさんになります。
    価格 ★☆☆ e180(約2万円)/一室。朝食は+13ユーロ(一人)。お祭り価格だからしょうがない。

     

    これまでの採点は「費用対効果」でしてきました。

    そうじゃないと、値段の高い宿が当然高得点になっちゃうから。

    でも、今回はお祭り価格ということで、「費用対効果」にすると、1点とかになっちゃう。

    いい宿だけど、流石に1泊2万円は高すぎますもん。

    だから通常価格(約7000円)で泊まれる、とした時を想定して採点しました。

     

     

    まあ、この採点には何の権威もないから、

    別にどっちでもいいんですけど…。

     

     

     

    はらだいち

  • 同じ阿呆なら、追わなきゃ損々

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    牛を追いながらパチリ。当然、激しくブレるワケです。

    世界一周ブログ154日目。

    予告通り 「牛追い祭」 で、走ってきましたよ。

     

    感想。実に楽しいです、コレ。

    「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆 なら踊らにゃ損々…」 という

    阿波踊りの“よしこの節”とまさに同じで、「追わなきゃ損々」 だと思います。

    観ているだけとは、高揚感、緊張感、充実感が違います。

    物事は何でも、やってみなきゃわからない。

    百聞は一見に如かず。

    百見は一行に如かず!?

     

    ちなみに、牛追い祭はこんな流れでした。

     

    朝7時20分、現場着。

    7時30分にはゲートが閉められる=参加できなくなる、と聞いてましたが、

    どうやらそんなにシビアではない様子。

    後から後から、続々と人は増えていきました。

     

    到着後しばらくすると、係員にアンケートをされました。

    「性別は? どこから来ましたか?」 という定番の質問に続けて、

    「この祭に参加することのリスクを知っていますか?」

    「死ぬ可能性もあるということを、認識してますか?」 など、

    ちょっとドキっとするような内容も。

    でも、もう引き下がれまへん。

    おかあちゃん、バカな息子ですんまへん。

     

    7時55分。威勢のいい掛け声とともに、第一陣がスタート。

    実は牛の出走は8時。

    ただ牛と一緒にスタートすると、当然リスクが大きくなるので、

    僕らはこのタイミングで出走。ゆっくりとアドバンテージを広げていきます。

     

    8時。約800mのコースの中間地点当たりで、

    牛が出走したサインとなる号砲を聞きました。

     

    「どうする? このまま逃げるか!?」

    「いや、ここに隠れて牛をやりすごそう」

    「それは危険だ! ここは隠れるには広すぎる」

    「でもあそこのコーナーまで行くと、人が多くて危ない!」

     

    ヨメとそんなやり取りをしている間も、どんどん迫り来る猛牛。

    最終的には「あそこに逃げ込もう!」 と、商店のシャッターの影に隠れました。

    まもなく、体重600kgを超える牛の群れが目の前を通過。

    転んで牛に踏まれる人、人、人…。バカだ、こいつら。

     

    無事、猛牛をパスしてホッとしていると、後ろからもう4頭走ってきました。

    実はこの子達は「去勢牛」で、実に大人しく、人は襲いません。

    じゃあ何のためにいるのかというと、

    猛牛が走るのを止めて街中で暴れ始めた…など、

    万が一のハプニングが起こってしまった時でも、

    牛の群れが近づくと、落ち着きを取り戻すらしいのです。

     

    そんな去勢牛を、「オラ! オラ!!」 と挑発しながら追っていく僕とヨメ。

    ちなみに、上の写真はその最中の一枚です。

     

    ゴールは街の闘牛場。

    残念ながらルールを把握していなくて、

    闘牛場の門の所で走るのを止めてしまいましたが、

    実は中では、こんな楽しいことが行われていました。

     

    素人闘牛。猛牛は闘牛場内を縦横無尽に走り回り、次々に人を弾き飛ばしていきます。

     

    地獄絵図。でも、それが実に愉快&爽快。

    これにもちょっと参加したかった…かも。

    まあ、いつかまた来た時に!!

     

    そんこんなで、僕らの 「牛追い祭」 は幕を閉じたのでした。

     

     

    はらだいち

     

     

    追伸:

    牛の角は人に刺さらない程度に削られています。

    じゃあ、何で毎年死者が出るのかというと、

    転んで、人に次々踏まれて…ということだと思います。

    実際、ケガをしている人は、大体が 「人同士」 でぶつかってました。

    いつでもどこでも、注意すべきは人間。動物、悪くない。

  • 闘牛のレシピ

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    世界一周ブログ153日目は、闘牛レシピをご紹介。

     

    ①牛、猛ダッシュで出てくる

    ②4人の闘牛士で元気な牛をヒラリ、ヒラリ

    ③ピンクのマントはまだまだ2軍。こんなに華麗に牛をいなす2軍のエースもいれば…

    ④万年補欠と思われるへっぴり腰のチキン野郎もいる。まさに玉石混合

    ⑤騎乗した槍使いが2発(画像自粛)。次にJOJOみたいのが出てきて、昆みたいな槍で6発

    ⑥真打登場! これぞマタドール!! おなじみの赤い布をヒラヒラさせて猛牛を翻弄しつつ、最後は剣でトドメをさします(画像自粛)。上手い人は一発。下手な人は5発ぐらいやってた

    以上が、猛牛討伐までの一連の流れとなります。

     

    たぶん、もう一生見ない。

     

    牛さん、かわいそう。

     

     

     

    はらだいち

     

  • 【事件です!】スリ未遂

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    スリ被害の顛末を興奮気味に話す男のイメージ。カンプノウのミックスゾーンにて。

    世界一周ブログ152日目。
    ブラジル(サンパウロ)の強盗に引き続き、
    スペイン(バルセロナ)では、スリ未遂に狙われました。
    まあ今回は未遂で済んだんですけれどね。

    事件現場は、地下鉄3号線の「ドラサナス駅」。
    FCバルセロナの本拠地「カンプノウ」へ向かうところでした。

    僕達はベンチに腰かけて電車の到着を待っていました。
    シエスタと呼ばれる昼休憩の時間帯だったということもあり、
    周りにはパラパラと人がいた程度。

    2分ほど待つと、電車が駅に入ってきました。
    電車に乗っている乗客をチェックするのは、もはやクセになっていて、
    なるべく「無害」っぽい人が乗っている車両を見極めて席を立ちました。

    ところが僕らが電車に入ろうとすると、どこからともなく4人組の男性が。
    こんなにガラガラなのに、何も同じドアを選ばなくたって。
    これは明らかに怪しい! と思い、
    「向こう行こう」とヨメに告げ、サッと隣のドアへ。

    扉に入ってすぐの角(座席の次に人気のあのスポット)に立つと、
    男の一人が右手をショルダーバッグに隠しつつ、僕のいるドアに向かってきます。
    残りの3人も僕が最初に入ろうとしたドアから車内に入り、
    こちらに来て僕を取り囲もうとしています。

    あー、こりゃスリだなあ。

    ヨメを探すと3人の後ろに。どうやらヨメは最初のドアから乗車した模様。

    サッと“人気スポット”から離れつつ、「こいつら、絶対スリ」とヨメに告げると、
    「スリ」という言葉を知っていたのか、その4人組は電車から降りました。

     

     

    バッグを持った男が実行犯で、残りの3人は「壁役」。
    これは広く知られるフォーメーションで、ガイドブックなどにも載っています。

     

     

    それにしても、また狙われるとは。

    しかもヨメといるのに、何で僕だけ。

    ヨメより弱く見えるのかしら…。

     

     

    はらだいち

     

     

    追記 :
    ちなみにバルセロナの地下鉄は本当にスリが多いらしく、
    駅構内には「スリにご注意下さい」と日本語でアナウンスが流れています。

  • 宿51 : Hostal Parisien

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    名前間違えちゃった。正しくは、Hostal Parisienでございます。

    バルセロナの目抜き通りは、カタルーニャ広場と港を結ぶランブラス通り。
    先日宿泊した「Pension Noya」は広場付近にあり、
    “宿替え”をすることになったこの宿は、ちょうど中間辺りにありました。

    実はここに至るまで、3、4件の宿に当たったもののすべて満室。
    どこもインターホンでけんもほろろに断られ、
    中に入れてもらうことすらできず…。
    一体何が行われるんだ! この週末!!

    絶望にくれながら歩いている時に、「H」の文字が目に入りました。
    これは「Hostal=オスタル=家族経営の小さいホテル」のサインです。
    インターホンを押してしばらくすると、
    生まれたばかりの子供を抱いたお母さんが出迎えてくれました。
    どうやら週末でも空いているとのこと。よかったー。

    もはや選ぶ権利は皆無に等しかったため、こちらに即決。
    1泊60ユーロでバス・トイレ別と、コストパフォーマンスは正直低いものの、
    なかなか快適な宿でした。

    ■ツインルーム(バス・トイレ別)…10点満点中、4点
    寝具 ★☆☆ ダブルが1台。マットレスはくたびれ気味で中央が凹んでいる。
    設備 ★☆☆ 洗面所は部屋にある。WIFIはロビーのみ。シャワーはポンコツ。
    立地 ★★★ ランブラス通り沿い。リセウ駅、カタルーニャ駅どちらも使える。
    接客 ★★★ 英語ほぼNG。何かと世話を焼いてくれるママはとても優しい。
    価格 ★☆☆ e60(約7000円)/一室。週末にあるイベントの影響で割高に!?

    はらだいち