世界一周ブログ -  muko

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  • モロッコ式銭湯・ハマム

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    さすがに内部の写真は撮れないので図解します。4つの小部屋にわかれており、一つひとつの広さは、六畳間ほどでした。へたくそですいません。が、予想以上にお絵かきが楽しかったので、これからのマイブームになりそうです。飽きるまでのしばしの間、おつき合いを!! ちなみにこれを描くにあたって、妹尾河童氏の著作を参考にさせてもらいましたが、久々に見たけどやっぱりスバラシすぎるな、こりゃ。あんな絵を描けたら、それはそれは楽しいだろうな。

    世界一周ブログ144日目。

    「マラケシュ」という街で、モロッコ式の銭湯に行ってきました。

     

    日本に銭湯があるように、モロッコにも「ハマム」と呼ばれる大衆浴場があります。

    SPAとして観光客向けにアレンジされたものもあるのですが、

    「どうせながら現地の方々と裸の付き合いを!」 と思い立ち、神田川 in モロッコ。

    夫婦二人で “小さな石鹸をカタカタ鳴らし” つつ、ハマムへと向かいました。

     

    しかし!

     

    ハマムの場所がわからん…。

     

    ホテルに聞いても、食堂のおじさんに聞いても、

    観光客向けのSPA(150DH=1500円)しか教えてくれません。

     

    40度超えの暑さも相まって、途方に暮れていると、

    何やら同じ “神田川スタイル” をしたおばちゃんが一人。

     

    「こりゃ、尾行するっきゃない!」

     

    神田川おばさんを、神田川夫婦が追うまさかの展開に。

     

    みなぎる緊張感。

     

    しかし、ハマムは予想以上に近くにあり、2分ほどで尾行終了。

    10DH(約100円)×2 を支払い、いざ浴場内へ。

     

    内部はモワっとしたスチームサウナのような状態。

    さらに、何ともいえないニオイが充満しています。

    ここでは石鹸で洗うのもよし、アカスリをするもよし。特にルールはないようです。

    あ、でもパンツは脱いじゃいけないのね。

     

    僕はささっと体を洗い、残りの時間は座禅を組んで人間観察。

    瞑想していると思わせて、実は半開きの目。

    そんなサムライスタイル(あぐら)が珍しかったのか、妙に注目される僕。

    おそらく後日、

    「あのハマムにサムライが来た」 とウワサになることでしょう。

     

     

     

    はらだいち

  • ハゲとモロッコ

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    こんなこと、できれば言いたくなかった…。

    世界一周ブログ143日目。

    先日、モロッコの美容院に行った時のお話をします。

     

    美容師ばりの本格的なハサミをペルーで購入して以来

    夫婦で髪の毛を切りあっていたのですが、

    「さすがにどうにも誤魔化しきれん!」 となり、

    モロッコにて美容室に行く決心をしました。

     

    が、僕には小さくない不安が。

    それは、25を過ぎたころから着実に後退している生え際です。

    「認めたくない!」 と長らく思ってきましたが、この旅に出るのをきっかけに、

    「Mッパゲであるが、まだギリギリセーフ。だが、確実にハゲゆく存在である」 と認知。

    妻にも 「俺は、ハゲかかっているのである!」 と告げたことで、

    それまでは夫婦間でさえも、あまりにも繊細だった部分が

    ネタとしてイジれる 「おもしろ要素」 へと変化したのです。

    (ただ、妻の過剰なイジりにより、この旅で2、3回ブチ切れましたが。

    許して…。だって、まだ打たれ慣れてないんだもの…。)

     

    そんなこんなで、美容室にいくとなれば、しっかりオーダーしなくては!

    だからって、アラビア語なんかじゃ到底リクエストできません。

    そこで、事前に伝えたいことを翻訳していったのですが、それがトップ画像の内容です。

    本当はもっとマイルドな表現にしたかったのですが、

    曖昧な表現は伝わりにくいと判断して、ストレート勝負!

     

    妻が髪を切り終え、いよいよ僕の順番。

    担当は偶然にも、Mッパゲ。先輩、よろしくお願いします!

     

    「どうしようか?」的なことを聞かれ、ここぞとばかりにiPhoneを見せました。

    ところが、訝しげに首を傾げる担当者。

    「ちょっと貸して」と、僕のiPhoneを持って、隣にいた美容師に聞きに行きました。

     

    すると隣の彼は、「ああ、これはね…」 と薄ら笑いを浮かべながら説明。

    「ああ…」 と納得する担当者。

    隣で髪をセットされているお姉さんは、「何? 何!?」 と興味津々で尋ねたものの、

    話の中身を知って笑いたくても笑えない状況に。可哀想だが、自業自得。

     

    でも、さすがはMッパゲ担当者。

    なかなかのこなれた手付きで仕上げてくれました。

    先輩も、あの手この手を尽くしてきたんですね。

     

     

    はらだいち

     

    これがカット後。ロクな写真じゃなくてすいません。

  • マラケシュ

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    メディナ(旧市街)にあるホテル付近。当然だけど、異国情緒満点なり。

    世界一周ブログ142日目。

    聖子ちゃんの「マラケッシュ、迷路の町~♪」 で有名な、

    モロッコいちの観光都市に上陸しました。

     

    「マラケシュに着くころには長旅で疲れているハズだし、

    日中は暑すぎるからいい宿でゆっくりしよう」 と予約した、

    Riad Anya」 というゴージャスなアコモデーションにてのんびりしていますが、

    サソリ事件がらみで十分のんびりしたので、

    何だかモロッコは休んでばかりになってしまっています。

     

    実をいうと、この街ではほんの2カ月前に20人あまりが死傷するテロがあったばかり。

    しかも現場は、観光客なら誰もが行く「フナ広場」という広場に面したカフェ。

    サソリ事件もあったから、「もうスペインに帰ろうか」 とヨメに提案したのですが、

    「やだー!、マラケシュいくーーー!!」 と断固拒否された次第です。

     

    ほんま、たくましいやっちゃで…。

     

     

     

    はらだいち

     

     

    ↓ 聖子ちゃんの 「マラケッシュ」 はコチラ。何ていう曲なんだ…。

     

     

  • 宿46 : AUBERGE WILDERNESS LODGE @メルズーガ(モロッコ)

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    夏場のベッドルームは屋上!? 目を開けると満点の星空なり。

    世界一周ブログ、141日目でございます。

    砂漠での「サソリ事件」の後、宿泊したのがコチラ。

    当初休ませてもらっていたメルズーガの宿では、
    会話すらが円滑にできず不安だったのですが、
    日本人の三原ノリコさんが経営する
    AUBERGE WILDERNESS LODGE(旧 : Chez Noriko)」には
    日本語、日本食、日本の心がギッシリ。

    ヨメもホッと落ち着き、以後わめくこともなく回復しました。

    ありがとうございます。ノリコさん。

    「海外に行ってまで日本人とつるむのは…」という考えから、
    要所以外では日本人が集まる宿はあえて避けてきた僕達ですが、
    サソリというハプニングのおかげでこの宿に出会うことができました。

    集まっている日本人も素敵な人ばかりで、
    「日本人宿も悪くないかも」、と一つ学ばせてもらいました。

    ありがとうございます。サソリさん。

    ■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、9点
    寝具 ★★★ ダブルが1台だが、夏場は“屋上にマットを敷いて寝る”ことも可。
    設備 ★★★ WIFIはロビーのみ。夏場は水シャワーでトイレは洋式(水洗)。
    立地 ★★☆ ハッシュドビルという小さな村にあり、メルズーガからグランタクシーで50DH。
    接客 ★★★ オーナーのノリコさんはいろいろ相談に乗ってくれます。
    価格 ★★★ 80DH/一人。食事は朝が20DH、夜が50DH。ノリコさんの手作り日本食最高。

    「あそこはやってない」と言う嘘つきモロッコ人ガイドがいるそうですが、「常にやってます」とのこと。検索すると、昔の名前や電話番号にヒットしますが、2011年6月現在はコチラです。

    手入れの行き届いた中庭。4匹のねこちゃんのプレイルームでもあります。

    他のモロッコ人経営の宿同様、建物は土で作られています。

  • 【速報】サソリに刺される

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    得体の知れない何かに刺されて悶絶するヨメ。ちなみにこれ、屋外です。

    世界一周ブログ138日目。

    ツイッターでも書きましたが、昨晩、ヨメがサソリに刺されました。

     

    ヨメ念願の「砂漠らくだツアー」に出発しのは日曜日の17時すぎ。

    らくだ使いの少年に牽引してもらいながら、

    1時間ほど “ 乗らくだ ” しまして、途中 “ 落だ ” しそうになりながらも、

    ゆったりゆったりとキャンプ地を目指しました。

    キャンプ地に着くとおやじさんが用意してくれたミントティを飲み、

    夜は野菜たっぷりのタジンとスープに舌鼓を打ちました。

     

    「明日は5時起きだから、そろそろ寝ようか」 と

    テントに戻ろうとしたのは夜の10時を少しまわったころ。

    僕に続いてヨメが中に入ろうとした時…

     

     

     

    痛い!!

     

     

     

    ヨメ、悶絶。

     

     

     

    どうやら何かにさされた模様です。

     

     

    「アリじゃない?」 と楽観視する私でしたが、尋常じゃないぐらい痛がるヨメ。

    「じゃあ、おやじさんに見てもらおう」 と、彼らのテントに行くと、

     

     

    「うーん、患部だけが痛いならたぶんサソリ。ヘビは脚全体がシビれるから」

     

     

    とのこと。ちなみに会話はすべてフランス語かアラビア語。

    会話の内容は 「たぶんこんなことを言っていた」 なのであしからず。

     

     

    一同、「我慢するしかない」 と結論付けたものの、

    痛みと不安に夜通し戦い続けるヨメ。

     

     

    しかし月曜日の朝まで痛みは続いたため、

    “乗らくだ” で帰るのは断念し、クルマで村へと戻りました。

     

     

    村に戻るやいなや医師があわられ、血清らしきものを打ち、

    「これで大丈夫!」 と力強くひと言。

    「2時間で痛みは引き始める」と、ガイドのおじさんが言いましたが、

    結果としてはこれがガセネタで、刺されてから24時間は痛みは消えないらしい。

    しかし、2時間で痛みは引くと信じ込んでいるヨメは、

    痛みが消えないことに不安を覚え、

    「日本大使館に電話してくれー!」 と懇願。

    (そんなこと電話で相談されても、日本大使館も迂闊なこと言えないし困るだろうよ) と思い、軽く無視。

    ただ、噛まれてから12時間近くが経ち、これ以上悪化する気配はないので、

    「必要なのは、安心!」 と判断して、日本人のノリコさんが経営する隣町の宿に移ることに。

     

     

    これが功を奏したのか、ヨメは徐々に快方に向かい、

    火曜日の今日はピンピンしています。

     

     

    「あー、帰りのらくだ乗れなかった…。もう一回行かない?」

    軽く握り拳に力が入ったのは、内緒にしておきました。

     

     

     

     

    はらだいち

     

     

    追記 :

    冷静に対応したつもりが、「冷たい対応」と捕らえられ、夫婦間がちょっとギクシャクしています。

    その詳細は、後日アップ予定の「ヨメブログ」をお楽しみに。

     

     

    本番は帰り! と思っていたから、ほとんど写真も撮れなかったー!!