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帰国後

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  • 記念日なので無理しました

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    元気な色合いの花束が日本から届きました

    先日、結婚記念日を迎えました。
    安宿でチェックインの続き中に宿のお姉さんがいぶかしげな顔で
    誰からか分からないんだけど、と花束を渡してきた。
    見てみると日本の両親から!!
    妹に手書きメッセージカードも託してあったよう。
    海を越えて届いたあったかさに感動。
    ペットボトルで簡易花瓶を作って
    花束を安宿の部屋に飾る。
    パイプ製2段ベットが2つ並ぶ簡素な部屋が華やいだ。Thanks
    “マフィンホステル”ってホステルだったんだけど、宿のお姉さんも事情を知って
    お祝いに、とマフィンを4つくれた(笑)

    せっかくの結婚記念日なので安旅ながら
    今日くらいはと、ちょっとおしゃれでおいしそうなレストランへ。
    メニューはドイツ語で書かれているので
    英語を話す店員さんがメニューの説明をしながらオーダーをとってくれる。
    「エビが食べたい」と妹。店員さんによるとロブスターのクリームパスタがあると言う。
    姉妹弟でそのパスタを3つオーダー。
    ムコはトマトのパスタをオーダー。
    ビールやら前菜やらサラダやら炒め物やらも頼んで久々にゆったりとレストランで食事。
    これから世界的に有名なザルツブルク音楽祭で
    世界的に有名なウィーンフィルハーモニーの生演奏を
    4列目という劇的にいい席のチケットを持って聴きに行く妹弟は正装のスーツとドレス。
    私たちはバックパック旅行最大のオシャレの持ち合わせのシャツ。
    どうみてもムコ・ヨメがオマケに見える(^^ゞ

    二人は先にお店を出て音楽祭に向かい、
    オマケ夫婦はゆっくりビールをいただいて、あとからお店を出ることに。
    会計時に伝票を見たムコが笑い出した。
    なになに?その笑い。
    魔法のカードで支払いをして店を出て事情を聞くとクイズが出された。

    “あなたたちの食べたロブスターのパスタはいくらだったでしょう?”
    ちなみにムコのパスタは13ユーロだったらしい。
    確かにロブスター満載だったし、食べたこともないくらいの量のトリュフものっかってたけど。。
    ドイツ語ながらメニューのパスタの欄を見たけど、どれも20ユーロくらいまでだったぞ?
    正解は、39ユーロ!

    がちょーん(笑)

    チップも高いから日本円にしたら5000円ちょっと。
    店員、メニューに載ってないスペシャルなメニュー言ってきたな!
    おいしかったよ、確かにおいしかったけど(^^ゞ
    今宵の宿代より高いし(笑)
    ハラマキ人生史上、一番高いパスタ(笑)

    あたしゃ、贅沢な物、食べなれてないから
    五右衛門のスパゲティで満足できる舌を持ち合わせてるのに。
    壁の穴のスパゲティ食べたら贅沢って感じられるのに。

    「君たち姉妹弟のパスタだけで15000円だよ(笑)」とムコ。
    くぅ。

    さすが音楽の町、ザルツブルク。街角で演奏がたくさん聴ける でっかいこの楽器はナンダ?

    ザルツブルクのミラベル宮殿の庭で学生のオーケストラ演奏 演奏自体は縦も横もバラバラだったけど、この雰囲気、いいわ~

  • しばらく4人旅

    2

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    オーストリア ウィーンのハプスブルグ家が住んでいたシェーンブルン宮殿 でかい!あのマリーアントワネットが生まれ育った宮殿でもあります 「パンがないならケーキを食べればいいわ」とは有名な言葉。

    ノイシュヴァンシュタイン城をあとにして、ザルツブルクへ。
    ここで日本から夏休みを利用してやってくる私の妹弟と合流予定なのだ。
    初の海外旅行に心配性の妹は連日メールをしてきたり、国際電話をかけてきたりで一大事。
    観光ガイドブックを買い集めて切り抜きを作ったり、行きたいお店を地図に書き込んだりして
    自分用の旅のしおりまで作成するほど。

    メールのやり取りで待ち合わせは15:30にザルツブルク駅前の時計台ということになった。
    妹弟はミュンヘンから電車でやってくるのだが、駅で時刻表を調べると15:30より前に着く電車は14:57。
    ということは15:00すぎは待ち合わせ場所に来るかもしれないので私たちも15:00から待機。
    が、約束の15:30を過ぎても一向に来ない。。。

    初めて訪れる場所で待ち合わせ場所を見つけられなかったのかもしれない、
    間違えた電車に乗って途方に暮れているかもしれない、
    いろんな不安が頭をよぎってムコと交代で待ち合わせ付近を探し回る。

    …と、待ち合わせを15分過ぎたころ大きな大きなトランクをゴロゴロさせながら
    笑顔で大きく手を振りながら歩いてくる見慣れた顔が。
    こちらはあせっていたのに、ずいぶんと余裕の表情じゃないか。
    悪びれる様子もない。
    安心しきった表情で妹は「なんかここで会えるなんてなんかおかしいね」と言う。
    いやいや、あんた、心配したよ。どうしたのかと問いただすと
    「え?待ち合わせ16:00じゃないの?ほら、私のしおりにそう書いてある」と
    ずいぶんと作り上げられたお手製旅のしおりを見せてきた。
    確かに16:00になっているけど、あのね、それ自体ね、
    マチガッテマス!!
    ここから約10日間の日程や電車の時間を事細かに記載してあるしおりの出だし3行目から間違ってますから!
    半年ぶりとは思えない何一つ変わらないおしゃべりをしながら宿まで移動。

    ザルツブルクはモーツァルトの生まれ育った町 こちら、モーツァルトの生家でございます いいところのおぼっちゃまだったそうです。6歳ですでに立派な楽曲を作曲しており、宮殿に呼ばれて演奏をして国中に神童として知れ渡ったそうな 生まれつきの天才だったんだな

    B型3人の姉妹弟がそろって、(父母もB型だけど)
    みんな思い思いのことを相手の話をぶった切って話すから会話は成立せず、
    リアクションがいちいち大きく、
    道を歩いていても気に入った店があるとフラフラ誰かがいなくなり。
    そうそう、これが私の育ってきた空気なのです(笑)

    初海外の妹はトランクに荷物がぎっしり。
    トイレ便座クリーナー50枚パック、ポケットティッシュ10個、
    ウェットティッシュボックス、梱包材の大量のぷちぷちしたやつ、
    パジャマ2着、靴4足、日焼け止め3種類、
    ヘアパックやらボディクリームの小分けボトルが13種類。。。
    どんだけ~~~!
    どんだけトイレきれいにして、鼻水かんで、肌ケアするつもりだったんだか。
    本人曰く、旅サイトの持って行ったほうがいい物リストを参考にしたそうで
    それぞれに持ってきた意味があるんだとか(^^ゞ

    そこに加えて私が輸入を頼んだ日本の薬類(太田胃散とかパブロンとか酔い止めとか)
    の錠剤がみっちり入って、まるで運び屋。
    ありがとよ、妹。

    これからしばらくは私の妹弟を加えた4人旅が始まります。

    シェーンブルン宮殿の裏庭 右から左まで歩いただけで20分はかかった 縦にも広い!庭は入場無料だからランニングコースになってるらしくたくさんのひとが贅沢なランニングをしてた。もはや「庭」とは認められん

  • シンデレラ城のお城

    2

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    シンデレラ城のモデルと言われるノイシュヴァンシュタイン城

    スイスを一気に電車で駆け抜けて、そのままドイツのブーフローエという駅まで。
    メジャーではないブーフローエに降り立ったのは
    一度行ってみたかったシンデレラ城のモデルになったともいわれる
    ノイシュヴァンシュタイン城を見るため。

    ドイツのオーストリアとの国境に位置する小さな町フュッセンから
    バスで10分進むとさらに小さなお城のある町、
    ホーエンシュヴァンガウに着く。
    (ドイツは地名の読みが難しい。覚えられない)
    ミュンヘンやザルツブルクからも日帰りが可能なので
    ほんの小さな町なのにたくさんのバスツアー観光客が押し寄せてくる。

    でも、みんな1日に何か所も回るツアーなので宿泊は大都市でするため
    城が閉まる18:00以降は突然町中が静かになる。
    せっかくだから城下町で宿泊しようということでホテルを探してあったのだが
    ホテルのHPにドイツ語予約フォームからメールをしていたのだけれど
    返信がない。
    怪しいとは思いつつホテルに向かうも「予約?ないよ。今日はいっぱいだから無理」という
    宿のおばちゃんの冷たいお言葉。
    荷物を抱えていくつかの宿を当たるも、週末のためか満室だと断られる。
    魔のヨーロッパ週末に宿なし。。

    ホテル一覧の空いてるところにランプがつく どうでしょうで見たことある!便利!!

    が、この町には“今晩空いているホテル一覧看板”が設置されていたのだ。
    看板には電話番号が記載されていて、横に予約のための無料電話が設置されている。
    これ“水曜どうでしょう”のヨーロッパ編で見たことある!
    思いがけずどうでしょうの知識が役に立ち、ドイツ語圏でドキドキの英語での電話。
    ドイツ語なまり英語のヒアリングにあくせくするも、
    なんとか無事に空いている宿を発見。
    「たぶん1泊58ユーロって言ってたと思うんだけど、何度聞きなおしても
    おばあちゃんの英語が聞き取りづらくて。」とムコ。

    宿から見たノイシュヴァンシュタイン城 すごい雰囲気あるところに城を建てたなぁ さすが生涯独身で人を寄せ付けない変わり者だったルートヴィッヒ2世

    看板前から電話予約した宿についてみると、大きな荷物を抱えて汗だくの私たちを見て
    宿のおばあちゃんがオレンジジュースを出してくれた。ありがたい!
    部屋を見せてもらうと、コレ、カンペキ☆
    かわいらしくてきれいな内装にバルコニー付き。
    バルコニーからはおばあちゃんの手入れが行き届いた芝生と花々、
    そしてその向こうにノイシュヴァンシュタイン城!
    これは素晴らしすぎる。ホントに58ユーロ?もしや一人58ユーロ?
    素敵な部屋を見せてもらいながらさまざまな憶測が頭をよぎり
    「あのー、この部屋いくらですか?」と聞くと
    「フィフティーエイト!(かなり息が漏れる言い方)」
    「ひとりの値段ではなくてこの部屋の値段ですか?」
    「フィフティーエイト!!」
    壁に「58」の文字を指で書きながら「58だって電話の時から何度も言ってるでしょ!」とおばあちゃん。
    この時からユーモアあふれるこの宿のおばあちゃんに私たちは
    「フィフティーエイトさん」と呼ばれるようになった(^^ゞ

    城下町に泊まった人だけが見られるライトアップされたお城 ギャー、幻想的すぎ!

    「フィフティーエイトさん、ご飯は朝8時からですよ」
    「お出かけ?フィフティーエイトさん、いってらっしゃい」
    大きなホテルもいいけど、小さな民宿はこういうふれあいもおもしろい。

    部屋もロケーションもカンペキだけど
    朝食もカンペキで、城の見える食事の部屋でテーブルにろうそくを灯して
    おばあちゃん手作りのジャムや半熟ゆで卵をいただく。
    たくさんパンを出してくれたので食べきれなかったら、
    チェックアウト時におばあちゃんが「ピクニック用に持ってきなさい」と
    朝食テーブルにあるありったけのチーズやハムやパンを詰めるようにと袋をくれた。
    あったかい心遣いが本当にうれしい。
    食べきれないほどのパン袋を片手に
    「チャオ!フィフティーエイトさん!」とおばあちゃんに送り出してもらった。

    で、肝心のお城ですが、もちろん美しかった!!
    森を40分歩いた中にあって自然に囲まれていて気持ちがいいし、
    見る角度によって表情が違うし、
    夜はライトアップされて、朝は朝霧に包まれて美しいし。
    これはホーエンシュヴァンガウという、このお城のある街に泊まることがオススメ!
    水よりビールが安いビール大国ドイツでお城を眺めながらいただくビールも格別。

    おばあちゃんの優しさが加わってものすごく気持ちのいい時間を過ごせた
    ノイシュヴァンシュタイン城滞在でした。

    朝霧の中のお城 これは泊まらなきゃ損!

    *旅メモ*
    ノイシュヴァンシュタイン城への行き方
    ミュンヘンから電車で2時間、ザルツブルクから電車で1時間半、
    スイスのサンモリッツから電車で6時間でフュッセン駅へ。
    フュッセン駅前のバス停から10分で城下町のホーエンシュヴァンガウ。
    (バス往復チケット3.8ユーロ 当日のみ有効)

    ホーエンシュヴァンガウに着いたらお城の入場チケットを買う。
    お城では売っていないので必ずここで買っていくように。
    手数料が取られるがネットで事前に引換券購入も可能。
    ネット購入者は1分も待たずにチケット引換ができる。
    ほとんどの観光客は予約していない。
    7月末の14:00ころだったが予約していない列も
    スタッフの対応がスムーズなので20分並べば購入できた。
    チケットに入場時間が記載されているのでその時間にお城に行く。
    日本語音声ガイド付。
    (14:00に購入して16:45入場でした)

    ●ノイシュヴァンシュタイン城のみ入場 12ユーロ(子供8ユーロ)
    ●ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城セット入場 21.5ユーロ(子供15ユーロ)

    ホーエンシュヴァンガウから城までは徒歩40分のゆるめの森林のなかの坂道。
    馬車やバスも走っているけど気持ちよく歩くのがオススメ。

    最寄りの電車駅「フュッセン」の町もカラフルでかわいい

  • スイスの鉄道

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    イタリアのティラノからスイスのサンモリッツまでを走るベルニナ急行 絶景!

    イタリアのミラノからローカル線に2時間半揺られて
    スイスとの国境近くのティラノという小さな駅へ。
    スイスに行くならもっと早い電車もミラノから出ているのだけれど
    なぜこの駅まで来たかというと、
    世界遺産でもあるベルニナ急行に乗るため。
    スイスと言えばアルプスの少女ハイジ、アルプスの山々と山頂の氷河、
    湖畔のかわいらしい家にチョコレートにチーズというイメージだったけれど
    ベルニナ急行からはその景色がすべて見ることができるのだ。

    観光路線でもあるのでパノラマ車両なる景色がよく見えるように
    大きな窓が取り付けられた車両も走っているのだけれど
    指定席を買う必要があるし、お値段もお高め。
    しかしこの路線、実は普通列車も到着時間が20分しか変わらない。
    しかも夏の晴れている日には普通列車の最後尾に
    ベンチだけが取り付けられた壁も屋根もない簡易車両がとりつけられて
    風を受けながら山々を眺めたりトンネルを抜けたりができるのだ。
    バックパッカーなら迷わず後者を選ぶでしょ。

    これがきっもちいい!!!!!
    路面電車のように町中を走って、家とすれすれの場所を抜けて、
    草原を走り抜けて、山が映る湖を抜けて。
    単線なので途中で下り列車を待って、
    乗客同士、手を振りあいながら列車がすれ違って。
    ガタンゴトンという言葉がまさにぴったりの列車で
    ゆっくりゆっくり標高を上げていって、
    今まで見えていた緑の野原がなくなり、針葉樹もなくなり、
    見えてきた山の上には氷河が!
    「白い湖」という意味を持つ「ラグーナビアンカ」が眼下に広がる。
    標高が2000メートル以上もあがるので
    出発時は半袖でちょうどよかったのに
    風がぐんぐん冷たくなって、みんなダウンジャケットを羽織ったり
    真冬の恰好。

    ベルニナ急行のオープン車両にてりんごを食べる男

    思う存分景色を楽しんで、列車は終点のサンモリッツ駅へ。
    実はスイスは1泊もせずにこのまま駆け抜けてしまう予定なのだ。
    ザルツブツクへ急いでいることもあるし、
    調べてみるとスイスは物価が高い!
    食事は1000円超えは当たり前だし、
    観光国なのでハイシーズンは宿がどこも100ユーロほどかかる。
    キビシイッ!
    ならば、スイスのおいしいとこどりをして一気にドイツまで
    走り抜けよう、ということになったのだ。

    だからサンモリッツ駅では是非とも
    私のスイスイメージのチーズとチョコレートを消化したい。
    猶予は乗り換えまでの2時間。
    お店を探すも、
    お目当てのチーズフォンデュを食べられそうなところが駅近くにない。
    しょうがないので駅にある売店でチーズが挟んであるパンを購入。
    お値段6.5ユーロ。
    パンでこのお値段、確かに物価が高い。
    でもチーズはおいしい。チーズクリア!
    さて残すはチョコレート。
    駅から少し歩いて町につながる長ーいエスカレーターに乗る。
    サンモリッツは王族も泊まりにくる高級リゾート地というだけあって
    町にはブランド店が溢れてる。
    GUCCIにヴィトンにシャネルにプッチ。
    冬はスキー客で賑わうこの町でブランド店にまじって
    高級そうなチョコレート屋を発見。ちゃんと手作りしてる感じ。
    お値段はるけれど、せっかくスイスまで来たのだ、
    ええーい、と思い切って(1000円だけど。チョコで1000円って高くない?)
    チョコレートの袋詰めを購入。
    おいしい!!チョコレートクリア!

    スイスと言えばチョコレート

    スイスはユーロじゃなくてスイスフランなので
    できてしまった端数のフランでスーパーで水を購入。
    思いがけず、アルプスの天然水もクリア!

    アルプス天然水とチョコレートを手に
    列車に乗り込み、4時間半で無事にドイツのブーフローへ。

    スイス、1日で駆け抜けたけれど、楽しんだ!
    さてさて、ドイツと言えばビールの国。
    ビール片手に次に目指すは、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルに
    なったといわれるノイシュヴァンシュタイン城です!

    *旅メモ*
    ベルニナ急行 普通列車 ティラノ~サンモリッツ
    片道 19ユーロ
    所要時間 約2時間

    7月末でも普通車両の吹きさらしのオープン車両は
    高度があがると風を受けてすごく寒い。
    長袖、コートは必要。
    でも寒くなったら車内に戻れば半袖で大丈夫なくらい暖かい。

    ハイシーズンの7月末だったが、すれ違うパノラマ車両は
    どれも満席だったが普通列車は席にも余裕があった。

    ベルニナ急行出発駅、イタリアのティラノ駅 ミラノからローカル線で2時間走ると田園風景が広がり、町並みもかわいらしくなる

  • フィレンツェのドゥオモは

    2

    世界一周初心者のヨメブログです。

    “フィレンツェのドゥオモは恋人たちのドゥオモ”とは冷静と情熱のあいだのことば。

    イタリア、4大都市はドッと駆け抜けたのですが、
    どうしてもムコと行きたかった都市がフィレンツェ。

    ふたりのプロフィールを見てもらうとわかるのだが
    実はふたりとも夢見がち(笑)
    なのでなれ初めも、夢に恋した夢物語のよう(笑)

    10年のあいだ、ほとんど連絡も取りあっていなかったときに
    お互いたまたま読んでいた本が
    江国香織と辻人成の「冷静と情熱のあいだ」。
    イタリアと日本、大学と社会人という距離と時間が入り組んだ恋愛小説で
    “付き合っていたころの約束”がキーワードになっているこの本に
    私自身のした約束が重なってひっかかった。
    それはムコも同じだったよう。
    (だったら2年も約束を忘れるなと言いたいが)

    冷静と情熱のあいだでの約束の場所はフィレンツェのドゥオモだった。
    ドゥオモの上にクーポラという町を見下ろせる場所がある。
    らせん階段を400段ちょっとひたすらグルグルとのぼって
    ムコと見た景色は、眼下にオレンジの屋根とクリーム色の壁の家々が並んで
    はるか向こうに山々の緑が見えていて、うん、きれいだった。
    一緒に登れてよかったよかった。

    ぐるぐると螺旋階段を数百段あがるとクーポラの上に出る