世界一周ブログ -  yome

帰国後

著者アーカイブ

  • ガラパゴス諸島へ行きたい!

    11

    世界一周初心者のヨメブログです。

    ガラパゴスへの拠点、エクアドルのグアヤキルのセミナリオ公園。公園内には自由に放されているイグアナが100匹くらい歩いてる。

    ガラパゴス諸島へ行きたい!そう思ったのは小学生の時だった。

    うちの母は勉強に関してお金をかけることに反対だった。
    参考書や本などはいつでも与えてくれたのだけれど、
    通信教育や塾に通うことにはなかなか許可が下りなかった。
    小学校では赤ペン先生がはやっており、家にも盛んに勧誘の封書が届いた。
    「みんなやってるんだよ」そう言うと決まって
    「うちはうち」という答えが返ってくるのだった。
    でもその代わり、宿題で分からないことがあればとことん付き合ってくれた。
    中学校の後半にやっと通わせてもらえた塾の宿題の
    数学の「図形の証明問題」なんかにも夜遅くまで付き合ってくれた。

    そんな母が唯一買ってくれていたものがある。
    学研から毎月発行されている「学習」と「科学」という小学生向けの雑誌だ。
    知り合いが“学研のおばちゃん”をやっていて、
    そのよしみで購入する流れになったと記憶している。
    どちらの雑誌も小学校の勉強に遊びの要素を取り入れながら学ぶ、というものなのだが
    「学習」は読み物や国語に重点を置いており、
    「科学」は実験や理科に重点を置いた雑誌だった。
    「学習 1年生 4月号」のように学年ごと分かれてそれぞれ発行されているのだが
    案の定、「両方はダメ、学習か科学かどちらか」との指示が下り、
    低学年は「学習」、高学年は「科学」を毎月愛読していた。

    その「学習」のとある号に、ガラパゴス諸島が特集されていたのだ。
    生物の進化をテーマにしたその号には、
    今まで見たこともなかったイグアナという生物が
    でかでかとカラー写真で掲載されていた。
    小学生よりも大きいゾウガメや胸を赤く膨らませる鳥なんかも載っていた。
    “神秘の島”として紹介されていたガラパゴスにいつか行ってみたい、そう思った。

    学研が一番伝えたかったであろう生物の進化の過程の話や
    ダーウィンの進化論の噛み砕いた説明などはまったく覚えていないのだが
    その動物たちのカラー写真は強烈に頭に残った。

    いよいよ明後日から、四半世紀ごしの夢の島へ行ってきます!

    追記:
    問合せメールフォームから8歳のお子さんがガラパゴスに行きたがっているという
    メールをいただいて、自分の小学校時代と強く重なりました。
    また、多くのことを見聞き経験してみる、という小学生にとって一番重要なことを
    学ばせてくれた学研の雑誌には本当に感謝です。

    セミナリオ公園を闊歩するカメ。でも柵に挟まって前にも後ろにも進めずもがいてた。

  • 原チャでパワースポット

    0

    世界一周初心者のヨメブログです

    ブーーーーーーーーン=3

     先日レンタカーで島を1周したので、今日は原チャリで回ることに。
    ワタシ、仕事を始めてから音響機材の運搬やライブのための移動という必要にかられて
    車のオートマ限定免許を取ったので今まで社用車のアルファードしか運転したことがなく、
    今回初めての原チャリ!!!

    おー、風を切って走るもんですねー。
    はじめだけウィリーしそうになったけど、その後は順調に運転。
    とはいっても、島の道は村を出てしまえば1本道で、
    交差点もなく、めったに車も通りかからないから初心者向け。
    まぁ、他ではめったにない道路に大きな凹みがある“穴ぼこ障害”や
    牛が群れで道をふさぐ“牛障害”という障害物がありますが。
    牛障害があるからには“牛の糞障害”もあるんですが、
    初心者の私の腕前ではよけきれず、見事にふみつぶしまくりました。
    (まるで水曜どうでしょうのベトナム原チャリの旅みたいでした)

    海沿いの1本道を走ること40分で到着したのは「アフ・テピトクラ」という場所。
    モアイも有名なんですが、今日の目的は先日見逃したパワーストーン!
    海岸沿いにまんまるの石が置かれていて、これに触れるとパワーがみなぎるそうです。
    さっそく、両手を触れてみる。

    ジリジリ、ジンジン。キテマス、キテマス。

    うむうむ、確かにてのひらがジンジンしてくるかんじ。
    鈍感なのか、めったなことでは気とか感じない私が違和感を覚えたということは
    相当強いパワーがあるのかも!
    ムコも「確かにこれはくるね」と。
    方位磁石を石の上に置くと、方位の向きが狂うそうで、
    前にいたガイドさんがやってみせてました。

    パワー感じます??

  • イースター島の友

    3

    世界一周初心者のヨメブログです

    テントの向こうにモアイ、そして海 波の音を聞きながら眠る

     イースター島滞在中に愛すべき相棒ができました

    最初の1泊をテントで過ごしたのですが、テント生活はあまり経験のない軟弱者なので、
    ごそごそいう物音がすぐ近くに聞こえて
    テントの入口に大きなシルエットが見えた時にはそれはそれは震え上がりました。
    おそるおそる懐中電灯で照らしながらテントのジッパーを開けると、
    そこには彼がいました。

    ムコが寝起きなことには触れないで。

    かなり大きな犬が我々のテントの目の前に鎮座しているではありませんか。
    それもみごとに真ん前。

    なんでよりによってここに寝床をとった??

    ムコを護衛中

    島で唯一商店があるハンガロア村まで買い物に行く15分の道のりにもそのままついてきた。
    ムコを護衛しながらも、マーキングしたり、吠えてくる犬を威嚇したり、
    お尻のにおいをかいでくる小型犬を無視したり、草むらの状況をチェックしに行ったりと大忙し。
    それでもしっかり商店までついてきて、「WAIT」って言ったらお店の入口で座り込んだ。
    まださっき会ったばっかりの初対面なんですけど…。すごい守ってくれる。
    あれこれ目移りがして買い物に30分くらいかかってしまったけれど、
    時々店内を覗いて私たちを確認しながらちゃんと待ち続けた彼。

    そのまま村のレンタカー屋に寄って買い物袋を積んで帰宅予定だったのだけれど、
    果たして彼を置いて行っていいものか…
    悩んだものの、レンタカー屋のおじさんにばれないところまで走って
    助手席の扉を開けてみた。
    そしたら、助手席に飛び乗って、そのまま後部座席へ移動。
    後部座席全面を使ってゆったりおくつろぎムードで横になられました。

    あら?指示もしていないのにその軽快な動き、ひょっとして慣れていらっしゃる??

    4WDの左ハンドルのマニュアル車、が一番安い。

     この後、彼はまんまと私を虜にし、
    私からベーコンやチーズをもらえる日々を過ごすのでした。

  • 夢の海中遊泳

    0

    世界一周初心者のヨメブログです

    ボートにて沖へ。頭の中は耳抜きでいっぱい

    興味はあったけれどやったことのなかったスキューバダイビング。
    日本で資格を取るには4日かかるからなかなか手が出せず、
    沖縄の海でも専らシュノーケリングに興じていた。
    おかげさまでシュノーケリングは魚と一緒に泳げるくらいには上達したし
    モルディブではカメとも共に泳いだ。

    このイースター島、海の透明度には定評があり、
    海の中に沈んだモアイをスキューバで見られるということもあり、
    ダイバーには世界的に人気があるスポットでもある。

    ならば今こそやってみようじゃないか。
    スキューバダイビング。
    島に2つだけあるダイビングショップでムコとふたりで申し込む。
    ムコもスキューバは初体験。
    でも自称、海の申し子だか人魚だかということで、
    10メートルは素潜りができる。
    実際、モルディブの海でムコのみマンタを目撃するという
    許しがたい緊急事態も発生したほどだ。

    この差は私が耳抜きができないことに一因する。
    耳抜きとは水深が深くなった時に、鼓膜が破れないように
    耳から空気だか何だかを抜いて体内気圧を対応させる行動のこと。
    通常、2メートルも潜れば耳がキーンと痛くなる。
    その際にさっと鼻をつまみ、耳から息を出せるかどうかが別れ道だ。
    スキューバにはこれが必須になってくる。

    さっそくインストラクターから潜る前のレクチャーを受ける。
    もちろん英語で。
    しかし命にかかわるレクチャーが私のリスニングレベルで大丈夫なのかという
    一抹の不安が頭をよぎった。
    私の持ち合わせている知識といったら
    模試で受けたセンター試験過去問の
    “スキューバダイビングの水中での合図”を題材にした英語長文のみである。
    それも英語長文だったため、私の読解が果たしてあっていたのか定かではない。
    この旅でいまのところ一番集中して英語を聞き取るべき、という本能が働いて
    必死のリスニングにより100%の理解を得た。やった。やればできる。

    このレクチャーの中でインストラクターは4つ大事なことがあります、と言った。
    「そのうちの一つは耳抜きです。こまめに耳抜きをしてください」と。
    そしてムコのほうを向き「水に潜りました。耳が痛くなりました、
    はい、あなたはどうしますか?」と尋ねた。
    耳抜きをやってみせるムコ。ちょっと得意げにすら見える。
    そして私のほうを向き「じゃああなたは?」と聞いてきた。
    「うまくできたことがないんです」と答えると
    目の大きなスキンヘッドのインストラクターは
    ちょっと顔をしかめて「こうやるんだよ」とやって見せてくれた。
    その時、お店の別の人に呼ばれてちょっと席を外したインストラクター。
    そして戻ってくるなり「できた?」と聞いてきた。
    ちょっと席を外したくらいの時間でできるようになるわけがない。
    でも、これは頷かないと体験ダイビングすらもさせてもらえないかもしれない。
    「できました」とウソをつくことになった(笑)

    ウソが功を奏して(?)他のライセンス取得済みのお客さん3人と一緒に
    さっそくボートに乗って海に出ることに。
    日本の体験ダイビングだと足がつくくらいの浅瀬で潜らされることもあるけど
    さすが海外。10分後には海の中。

    こういう絵、テレビで見たことある。

    初心者にはマンツーマンでインストラクターがついてくれるのだけれど、
    ここで前述のイケメンインストラクターが登場。
    さっそく潜ってすぐに耳がキーンと痛くなった。
    インストラクターに手をつかまれながら、彼の指示通りに耳抜きにチャレンジしてみる。
    あれ?不思議?耳がカポッて音をたてたと同時に楽になった。
    今まで何度やってもできなかった耳抜きができた。
    もう少し潜ってまた痛くなって耳抜き、またできた。
    あれよあれよという間に水深7メートルくらいの海底に到着。
    これもイケメンの成せる業か?!

    周りは魚や珊瑚(あとイケメン)でまさに夢のような海中遊泳。
    上を見上げると水面がキラキラと輝いていた。

    かくて、イースター島にてスキューバは素晴らしい体験になった。

    ところで、地上に戻った私の耳はモゴモゴとこもって聞こえていて
    たまにピキッと鼓膜が音を出しながら少しずつ通常へと戻ってきている気配だ。
    すっかり海中使用の鼓膜へとなったようだ。

    イースターの海は透明度が高いことで有名

    魚もいます

  • モアイ遊び

    0

    世界一周初心者のヨメブログです

    やってきましたイースター島。
    島のあちこちにいるモアイ。

    基本のモアイ。赤帽と目玉つき。海を背にして立つのも基本。

    モアイって聞いてまず思い浮かべるのは渋谷駅南口。
    渋谷のモヤイ像がメインのモアイかと思っていたらどうやらちょっと違うみたい。
    モアイは本来赤いプカオと呼ばれる帽子みたいなのをかぶっていて
    目玉もついていたんだって。
    部族同士の抗争が始まると、守り神でもあったモアイが倒しあう
    モアイ倒しが始まって
    特別な霊力が宿るとされていた目玉がある顔を下向きにモアイが次々と倒されていった。
    プカオが転がり落ち、目玉は盗られた。
    渋谷のモヤイさんはそんな成れの果てのモアイさんか、
    まだつくり途中の帽子も目玉もない段階のモアイさん。
    あんなチリチリパーマ姿のモアイなんてないしね・・。

    さてさて、モアイを見たらやるでしょ、模写。

    並んでみた

    モアイ倒しされたモアイと並んで。模写。

    島は車でぐるりと回れちゃう大きさなので
    日の出も日没もモアイとともに見られます。

    日の出。アフトンガリキの15体のモアイと。

    日没。タハイの5体のモアイ。

    島だから物価は少し高めだけれど、
    “ぼらぼら”のゆったり感がたまらない。
    道を歩けば警察官ですらパトカーの中からわざわざ「オラ!」と
    挨拶してきてくれる。
    この島の人のあったかさがさらにたまらなくさせる理由だろうな。

    口が空いてるモアイ見たら、こういう遊びもしたくなる