同じ宿に5泊もすると、
清掃員なんかとも顔見知りになる。
「今日チェックアウトするの? 旅の続きを楽しんでね!」
“人”が好きだという彼は、そんな言葉をかけてくれた。
このひと言で、次の目的地への長い移動も苦にならなくなる。
はらだいち
世界一周ブログ - I LOVE …..
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ガイドが手に持ったカードには、「人生、そして友人」と書いてあるが、
実はこれを書く前は「食べ物」と言っていたのだ。
本音っぽいし、すごく共感できるのでこちらを採用させていただいた。
僕は好き嫌いはほとんどなく、それは自慢の一つでもあるが、
出されたものを何でも食べるというワケではなく、まずい料理はまずいと思う。
素材が悪いのか、調理が悪いのかぐらいは食べれば分かる。
旅先で入る欧米人向けのレストランの多くは根本的な調理ミスをしている。
だからあまり好きになれないし、極力入らないようにしている。
もっともローカルな食堂だって、アタリハズレも多いが、
まれに飛び上がるぐらい美味しい一皿に出会うことも。
そんな時は「旅をしていてよかった」と心から思う。
はらだいち
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ティティカカ湖に浮かぶアマンタニ島で
僕らの母親となってくれたグラディスさん。
「こうやっていろいろなツーリストが来てくれることがうれしい」
そう言ってくれたが、本当にそうなのだろうか。
旅行会社からもらえるギャラがいくらなのか
平均どらぐらいのチップをもらえるのか、
僕にはわからないけれど、
生活のためにやっているのは間違いない。
道楽だけで旅行者を泊められるほど、ここの生活は甘くない。
標高3000mを超える高地。しかも島は山のような急斜面。
僕らが使う分の水を池から汲んでくるのだって
想像を絶するほどの重労働なのだ。
それでもやはり、そう言ってくれるのだとしたら、
ここの人達の心は、どれほど豊かなのだろう。
はらだいち
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