世界一周ブログ、67日目。
今日はちょいとばかり、モアイにまつわる考察を。
(あらかじめ言っておきますが、あまりおもしろい話ではありませんからね)
島には887体のモアイがあるといわれますが、そのほとんどが
「倒れる時は前のめり」
といわんばかりに、見事なまでに倒されています。
その理由は…、
文明の繁栄→人口増加→過度の自然破壊→食料や資源の枯渇→部族間の争い
この“部族間の争い”の際に、「村のパワーの源」とされたモアイ、
そして魂が宿るとされた目玉は、ことごとく破壊されました。
戦争は、かつて数万いたとされる人口が百人程度になるまで続き、
食糧難は臨界点を突破し、食人さえも行われたといいます。
そして、イースター島がたどってきたこの負の連鎖は、
現在、地球規模で起こっている人口増加や
環境破壊がもたらす未来を暗示するものとして語られています。
でも今現在、結果として、
この島は美しい姿を取り戻し始めているんですよね。
人間を中心として世界を見れば、
争いや文明の衰退は嘆かわしいことかも知れないけれど、
人間以外の動植物達は、人間同士が争って滅びることを
指をくわえて待っているのかもしれません。
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