世界一周初心者のヨメブログです
モロッコのタンジェから長距離バスに乗る前に昼食を購入したかった私。
バスオフィスの近くを探すと1件のカフェを発見。
カフェまで50メートルくらいだし、人もたくさんいる道なので大丈夫だろうと
ひとりで歩いていくことに。
すると、道々、「オラ!」「ひとり?」と次々に男性に声をかけられる。
みんな笑顔で、遠くから手を振ってくる人もいる。
なんだ? 私、モテてる。
カフェの店員のお兄ちゃんもすごい近くまで寄ってきて、めちゃくちゃ親切。
フランス語のメニュー表に苦戦しているとカタコトの英語で説明をしてくれた上、
商品陳列棚に連れて行ってくれて説明をしてくれた。
欲しいものを指さして伝えると、
レジ係の店員にアラビア語で注文を伝えてくれた。
どうやら日本人女性はモロッコではモテるらしい☆
年齢よりも若く見えるし、愛嬌があるし、もともと親日家の多い国家だそう。
モロッコでは女性と付き合うには男性がお金を払うのがルールだし、
結婚なんてことになったらそれこそ大金がいるのだそうな。
それに引き替え、日本人女性はタダで付き合えるし、
結婚なんてことになったら日本でお金を設けて
いい暮らしができるかもしれない、という下心もあるそうな。
うーむ。でもこの刺激は悪くない(笑)
バスの出発時間も近いのでテイクアウトをしたい旨を伝えて
パンとコーヒーを注文した。
オーダーが作られる様子を見ていたのだけれど
エスプレッソがグラスに注がれているもよう。
店内で飲まないから、紙カップに入れてほしい。
このころには少しかっこよくすら見えてきた親切な店員に
「テイクアウトだよ?」と何度も確認するも笑顔でうなずいている。
少しかっこいい親切な店員さんがお盆に温めたパンと
グラスに入ったエスプレッソを乗せて「さあ行こう」と外を指さす。
ん?と思いながらも一緒に50メートル先のバスオフィスへ。
蝶ネクタイでかっこよく片手でお盆を肩の位置に掲げて
道を闊歩するウェイター。
オフィス入口ではバスがすでに到着して荷積みが始まっており、
ムコがあせって立っていた。
そして道路を蝶ネクタイしてエスプレッソを運ぶ店員という不思議な絵を見て
「なになに?どーすんのコーヒー?」と焦りに拍車がかかったご様子。
私だってわかりませんよ、一生懸命テイクアウトだって伝えたのに
こんなありさまになっちゃってんですよ、ということを伝えてあげた。
英語が話せるチケットオフィスのおじちゃんによると、
テイクアウトをしたいなら10ディルハム(約100円)払えば
グラスごと持っていけるんだそう。
え?紙コップないの?
グラス代払って持っていく仕組み??
バスが出発しないかと慌ててる上に
新事実に驚く私を見てウェイターもチケット売りのおじちゃんもおばちゃんも
トイレおばさんもタクシー仲間おじさんも爆笑。
10ディルハムを渡すと、一緒に運んできたホットミルクを
高い位置からエスプレッソに注いでくれておいしそうなカフェラテに。
そのままバスの搭乗口までお盆で運んでくれて
アツアツのカフェラテを持ってバスに乗り込んだ。
バス車内でも「OH!COFFEE!」とグラス入りコーヒーを乗客に笑われながら、
なーんだ、みんなちょっと騙すけど根っから悪い人じゃないんだなーモロッコ、と
あったかい気持ちになったところでバスが出発した。
*旅メモ*
タンジェCTMオフィスを出て右にある「CAFE TARMINAL」で
チョコクロワッサンなどパン類7ディルハム(約70円)
カフェラテ3ディルハム(約30円)
テイクアウトのグラスは1つ5ディルハム(約50円)
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