世界一周ブログ -  ヨーロッパ

帰国後

カテゴリー: ‘ヨーロッパ’

  • パルテノン神殿

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    絶賛工事中のパルテノン神殿 せめてクレーンが別の場所を直してるときに来たかったゼ・・

    ギリシャの首都アテネを観光。
    ロンドンの大英博物館でみたパルテノン神殿の実物を見に行かねば。
    空がスコーンと真っ青に晴れていて、真っ白な雲がもくもくとのびる。
    アクロポリスの丘のてっぺんに佇むパルテノン神殿にはこんな天気がよく似合う。
    神殿自体は絶賛工事中。
    もとあったかたちに戻すため、長い年月をかけて修復中なんだそう。
    世界あちこち行っても、たいがい歴史的建造物は修理中だなぁ(^^ゞ

    エレクティオンの少女像。なんか見たことある。 でもこれレプリカ。本物は5体がアクロポリス博物館、1体がこれまた大英博物館にあります。

    パルテノン神殿は紀元前に15年かけて完成し、
    中央の床が少し膨らんでいて水はけを良くしていたり、
    白い柱がゆるく真ん中が膨らんでいて、
    さらに四隅の柱は太かったりと実はデザイン性にも富んでいるつくり。
    そんな細部のこともわかりやすく展示してあるのが
    併設する新アクロポリス博物館。
    この博物館が面白い。
    2009年に全面リニューアルオープンしたばかりで
    展示の年代もわかりやすく分かれているし、
    彫刻類に自然光が当たる具合もすばらしい。
    3階にあるパルテノン神殿を館内に同じ大きさで再現した展示は
    分かりやすくて、一見の価値あり。

    便座なしトイレ。なんか意味があるんだろうなー使い道ないだろうから盗難じゃないだろうし。ちなみにギリシャのトイレはトイレットペーパーは流しちゃダメな南米式が多い。

    どうでもいいっちゃいいんだけど、
    世界を旅してるといろんなタイプのトイレに出会う。
    ぼっとんとか、水でおしりを洗う式とかまでいくと理解できるんだけど、
    なぜか多い、便座がないバージョン。
    男子は問題ないかも知れないけれど、女子は基本、座りますからねぇ。。
    初めからないのではなくて明らかに取ったもよう。
    空港とか公衆トイレで全部便座がないのをよく見かけます。
    なぜ???
    おかげでだいぶ空気椅子トイレにも慣れました。

    *旅メモ*
    アクロポリスの丘は敷地内にあるパルテノン神殿をはじめとする
    劇場、音楽堂などの施設も含む共通入場券で12ユーロ。
    新アクロポリス博物館は5ユーロ。
    アテネの中心街、オモニア広場やシンタグマ広場から電車で5分。
    町並みや土産物屋を見ながら歩いても20分くらい。

    神殿は大理石を組み合わせて作られてる。豪華☆ 柱、ちょっとズレちゃってますけど?だるま落としみたい。

  • 盗難被害にあいました

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    茶色いエジプトの大地を飛び立った飛行機の窓から。きれーい!ちきゅうまるーい!なんて言ってるこの間に荷物盗まれてるんですがね。

    盗まれました。
    この世界一周旅、初めてものを盗まれました!!!
    事件はケニアからギリシャまでの飛行機搭乗中に訪れました。

    エジプトエアーで飛んだのですが、ケニアからの直通便はないため
    エジプトのカイロでトランジットをしてギリシャへ。
    ギリシャで飛行機の預け荷物を10時間ぶりに受け取ったら、
    ムコの荷物のチャックが開けられていて、中の小分け袋が刃物で裂かれている!
    あれ??と荷物を探るムコ。
    小分けの荷物には洗面具が入っていて、充電式ひげ剃りのふたを外され、戻された跡が。
    え?と思って私の荷物も見てみると、スチール製の防犯金網の隙間からチャックが開けられてる!
    そして、バックのポーチの中のハードディスクがなくなってるーーー!!!
    うわーーーーーーー!!!!!
    ポーチにはふたつチャックがあるんだけど両方ともあけられてて
    片方に入ってたハードディスクがなくなってる…。
    私の過去のデータ写真よ、さようなら。。。
    今見たら恥ずかしい写真も多い、と、あきらめるしかないんだけど、さようならっ!
    旅の写真はバックアップデータをほかにもとってあるので痛手はないんだけど
    荷物を荒らされたことがなによりショック…(T_T)
    ハードディスク自体は日本で10000円くらいの商品だから
    値段自体はそんなに痛手ではないけれど、
    預け荷物に貴重品を入れていた私が悪いのだけれど、
    なんかスッキリしない!!!
    その一因は、荷物盗難に気付いたギリシャの空港でのスタッフ対応にある。

    雨避けカバーをかけた上に、スチール防犯網をかけていた私のバックパック。
    これをあけるには、人目に付くところではできないくらいには時間がかかる。
    考えられるのはトランジットのカイロ空港。
    カイロ空港では荷物ピックアップ場所はおろか、ビザ発行前の飛行機降車場から
    なぜか地元の客引きがいる。
    通常は乗客か航空会社スタッフしか入れない区域だ。
    この荷物ピックアップ場所でトランジット積み替えのため、
    しばらく荷物がベルトコンベアー上を回っていたとしたら、この時に違いない。

    ギリシャで荷物を受け取って盗難に気づき、その場で空港スタッフにそのことを伝えた。
    すると、ある受付デスクを案内された。
    そのデスクに行くと、きれいめなお姉さんが対応してくれ
    「それならば、出口を出て左のインフォメーションに行けばいいわ」という。
    搭乗客が出る出口はいったん出たら中には戻れないセキュリティーになっている。
    あやしさを感じたため、私が出口内に残り、ムコが案内されたインフォメーションへ。
    でも、そこはどうみても「ツーリストインフォメーション」。観光客案内所でしかない。
    やっぱり違う、と戻ってきたムコと再び先ほどのデスクを訪れると
    もう一度外のインフォメーションを案内される。
    いやいや、違うと思うんだと説明すると、しぶしぶ話を聞いてくれた。
    が、ここからが本当にひどい。
    預け荷物が刃物で切られて中身を盗まれたから、保険会社に請求するため
    盗難証明書が欲しいと伝えているのに
    「私はあなたたちが荷物をピックアップするところから見ていた。すぐにここにこなかったではないか。
    それは嘘だからではないのか?」だの
    「私たちの荷物管理は完璧だ。問題ない。」だの
    「荷物の重さを量ってみろ」と言われ、量るとふたつの荷物で27キロ。
    預け荷物の引き取りシールには確かに27キロの文字。
    「重さが変わってないから、嘘をついてるのではないか?」とのたまわる。
    日本のハードディスクは進化してるからひとつ250グラム程度なんだよ!
    その小数点切捨ての量り方じゃわかるはずあるまい!!

    あまりの態度に頭に来たので、「NO!!!」とあれこれ伝えると
    「私のほうがあなたたちの英語より優れているのだから、静かにしなさい」と言いやがった!
    英語力がいまの流れに関係あるのか?!?!
    言いたいことは伝わってるだろうに!!
    キーッ、もっと文句の英語を身につけておけばよかった。

    結局、すったもんだしていると、もう少しお年を召した紳士スタッフが登場して、
    スラスラと紛失証明書を作ってくれた。
    3日間は盗難ではなく紛失ででてくる可能性があるから紛失証明書なのだそうだ。
    まぁ、出てきやしないけどな、と毒づきながらも紳士の対応をありがたく思う。

    紛失証明書じゃ保険きかないから、またこの紙持って、
    盗難証明書の発行のために格闘しなきゃ。。。
    エジプト航空め…!!

  • エジプトでピラミッド

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    ロンドンから一路、エジプトはカイロへ。
    カイロは今年の年始に大規模なデモがあったため、
    現在JALが直行便を半年間運行停止しているような状況。
    なので、安全を買うべし、とめずらしく観光にガイドさんを付けました。

    街中のレモン水売り

    カイロ着が夜の23:00。
    空港内は税関の手前からすでにタクシーや旅行の客引きが。
    なぜだ?!どうやって入った?!
    荷物も無事にピックアップして出口へ。
    ビシッとスーツを着こなしたガイドさんが「HARA」のプラカードを持って
    お出迎えしてくれました。
    真っ暗な真夜中の空港着でお迎えがいると、安心するなー。

    「普通なら30分だけどラッシュだからホテルまで1時間ちょっとかかるよ」というガイドさん。
    え?今、夜中ですけど?ラッシュ??って聞いたら
    「カイロは眠らない街なのさ」とのお答え。
    確かに車は多い。すごいなー。
    アラブの空気が流れる町はロンドンとうってかわってちょっと黄土色。
    人の熱気がムンムン溢れてる。
    道路は交通ルールがどこまであるんだか、車線という概念はほぼなく、
    隙間があったら入り込むが勝ち。
    隣の車と数センチしか距離がない。
    ぶつかりそうになったらクラクションを鳴らしまくる。
    私はこんなところ運転できまへん。

    タフリール広場という町の中心の広場周辺は今でもたまにデモが起こるというので
    今回は避けて、車で20分ほど先のお金持ちの家や大使館が立ち並ぶ地区のホテルをとった。
    が、私たちがカイロ入りする1日前、
    その地区で死傷者も出たイスラエル大使館の襲撃事件が。。。
    せっかくちょっと高めのお金払ったのにー。
    日本にいた時は「そんな事件が起きたのかー」とニュースを見たときにしか頭に残らない事件も
    旅に出ていると敏感になる。
    ノルウェーのテロ、ロンドンの暴動、エジプトのデモ、どれも“今”世界で起きている出来事なんだ。

    ギザのクフ王のピラミッド。でかし。

    翌朝、8:30にホテルにガイドさんがお迎えに来た。
    めざすはギザのピラミッドとスフィンクス!
    車で30分と言われていたけれど大渋滞でいっこうに着く気配がない。
    「エジプシャンタイムで30分だから、こういうこともあるわよー」と笑いながらガイドさん。
    飛行機の1時間遅れ、とかバスの2時間遅れ、とか、
    待ち時間3時間とか、この旅で全然、苦にならなくなった。
    「あら、3時間もあるなら本でも読もうかな」とか
    「ひと眠りできるな」とのんびり。
    日本でこのペースじゃ、仕事できないな(^^ゞ

    ギザにはピラミッドが3つある。
    一番有名なクフ王のピラミッド、そしてその息子カフラーのピラミッド、
    そしてその息子メンカウラーのピラミッド。
    世代がさがるにつれ、すこしずつピラミッドの大きさが小さくなっている。
    メンカウラーのピラミッドの横には妻たちの小さなピラミッドが3つ。
    そして、言わずと知れた体はライオン、顔は人のスフィンクスもここに佇んでいる。

    ひとつひとつの石が大きい!

    でも、この政治情勢なだけあって、観光客が少ない…。
    ピラミッドの前に集まっている土産物売りやらくだ引きのほうが圧倒的に多い。
    下から見上げると首が痛くなるほど大きなクフ王のピラミッド。
    ひとつひとつの石もかなり大きい。
    これを数百キロ離れた切り出し場から切り出して、
    ナイル川をずっとくだって運んできたんだそう。
    ひぇ~、この時代にエジプトに生まれてたら私、かなりのヘタレに違いない。
    クフ王のピラミッド内部は入場人数制限があるチケットを
    獲得するために朝いちから並ばなきゃならないほど大人気。
    ただし、前情報によると中は通路が狭くて暗くて暑さで蒸しかえっている上に、何にもないらしい。
    よって、私たちは孫のメンカウラーのピラミッドに入ることに。
    ガイドさん曰はく「このピラミッドも同じです。Nothingを見てきて」だそう。
    腰をかがめて狭い通路を進むも、うーむ、確かに何もない(笑)
    しかも観光客が少なくてピラミッド内には私たちのみ。
    他人のお墓の内部にいま、私たちのみ(^^ゞ
    すぐ隣が砂漠のこの場所は夏にはかなりの湿気と暑さになる。
    それでも4500年もの間ここで静かに眠り続けることができたなんて恐るべしピラミッド。
    測量も方位もかなり緻密なものだったらしい。
    数字や丁寧な作業に弱いから
    やっぱりこの時代に生まれてたら私はヘタレだ(笑)

    モロッコで乗り損ねたリベンジ、ラクダのりじゃ~い!

    「俺は遠慮しとく。興味ないもん」というムコをしり目に、
    モロッコの砂漠のリベンジ!とばかりに意気込んで
    ひとり、らくだに乗った。
    車で移動するはずだったわずか200メートルの距離をらくだ移動で70エジプトポンド(チップ込)。
    でもどこかでリベンジを果たさないと気が済まなかったので
    らくだに乗れて大満足。
    モロッコのらくだよりもふかふかのクッションで乗り心地良かったし、
    こっちで乗れてよかったんだも~ん。(と、思おう)

    私、いまからあなたに乗りますからね、ひとつよろしくお願いしますよ。

    砂漠に佇むスフィンクス♪

    スフィンクスにも入場券が別途必要なんだけど、
    スフィンクス自体大きすぎるので入場券なくてもどこからでも全体が丸見え(笑)
    でも、せっかくなので近くまで行って鼻とあご髭が失われたお顔を拝見してきた。
    鼻はナポレオン軍が遊び半分で破壊した、との説もあるけれど、
    本当は強風で崩れ去っちゃったんだって。
    あご髭はロンドンの大英博物館で見た通り、イギリス軍が持ち帰ったんだそうな。
    鼻も髭もなくて、ずいぶんとチャーミングな表情。
    大英博物館さん、威厳のあるあご髭返してあげて~。

    観光ツアーにセットになっちゃってる貴金属店と
    パピルスという伝統の紙のお土産物屋に寄るもすぐに退散。
    バックパッカー旅、お土産は荷物になるから買えないの!
    ここでツアーは終了で個人でエジプト博物館へ。
    そして、大使館襲撃のあったすぐ近くにある広~い部屋に
    ダブルベットがふたつもデデーンと並ぶ警備員付き4つ星ホテルに戻ったのでした。

    ツーリストポリスがピラミッド周りにはたくさんいる。物騒な銃を持っていながら、ずっと昼寝してた

    *旅メモ*
    3つのピラミッド地区の入場料:60エジプトポンド
    クフ王のピラミッド入場料:100エジプトポンド
    メンカウラー王のピラミッド入場料:30エジプトポンド
    エジプト博物館入場料:60エジプトポンド
    ※学生はすべて半額

  • ロンドン滞在

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    アイルランドからイギリスはロンドンに飛行機で移動。
    8月には暴動のニュースが流れてたけど、
    ひとたび軍が出動して逮捕者も出たら、すっかり町は静かになったそう。
    確かに、なんにもなかったみたいに落ち着いた風景。

    ロンドンはタクシーがまるっこくてロンドンって感じ。

    ロンドンと言えば世界一ともいわれる大英博物館に行ってみたかった。
    イースター島でモアイを見たとき、
    「元々はすべてのモアイに名前がありました。
    でも、今となっては名前がわかっているのは1体のみで、その1体はイギリスの
    大英博物館にあります。現在、イースター島への返還を求めているところです。」との表示。
    イースター島まで来て、貴重なその1体が見られないのかっ。
    モアイはこの島の自然の中に立ってこそ、すばらしいんじゃないんかっ、っと思ったのです。
    また、これから行くエジプトのかの有名なスフィンクスのあご髭も
    (ツタンカーメンとかのあごについてるながーく手先が丸まってるのはあご髭)ここに所蔵。
    そしてこれまたこれから行く予定のギリシャのアテネ神殿も
    「アテネ神殿の半分はイギリスの大英博物館に所蔵されています」だって。
    返還を求めてる国には展示物を返してやってよ~、と思いつつも
    大英博物館は入場料無料。それで金もうけをしてるわけでもなく、
    来た人にそれぞれの文明に興味を持ってもらうためと調査のための所蔵と考えると、
    うーん、ここにおいておく意味もかなりあるのかも。

    やっと出会えた名前のあるモアイちゃん。はるばるチリのイースター島からここまで来たのね。会いたかったよぅ。

    これがロゼッタストーン。本当の全体像はもっと大きかったそう。古代ギリシャ文字など3つの言語で同じ事柄が書かれている。これを頼りにヒエログリフが解読された。

    それにこの大英博物館、エジプトのヒエログリフという文字を解読するカギとなった
    あのロゼッタストーンがあることでも有名。
    世界ふしぎ発見なんかでみる、あのエジプトの人や鳥が描かれてる文字がヒエログリフ。
    じゃあ、大英博物館にも行っておかないとね、というわけです。

    大英博物館はかなーり広い。
    まずは入口でマップをもらって、どこを見に行くか作戦会議。
    有料だけど日本語の音声ガイドも借りられるから、より深く理解ができて楽しい。
    イースターのモアイちゃん、アテネ神殿、ロゼッタストーンも含め、
    たっぷり堪能させていただきました。

    出口に「管理のために寄付をお願いします」っていう箱があるんだけど
    入場無料っていわれると、いいもの見せてもらったし寄付をしようじゃないかと
    払いたくなる人間の心理。
    ちゃんと寄付をして博物館を出たのでした。

    バッキンガム宮殿

    バッキンガム宮殿の護衛兵。よく見るとみんな少年。かわいいなー、お姉さんは応援してるよ。

    その足でエリザベス女王がお住まいのバッキンガム宮殿と
    頭にながーい黒いふさふさの帽子をかぶって赤い服を着た護衛兵を見て、
    ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式のウエディングドレスにうっとり。
    ロンドンはまたいつか来そうな町なので、今回はここまで。

    *旅メモ*
    大英博物館の音声ガイドは5ポンド。
    日本語もあって便利。
    レンタルにはパスポート(原本)か身分証明書、ホテルの鍵などのどれかが必要。
    その貴重品と引き換えにガイドを貸してくれる。
    返還時に貴重品を返してもらう。
    音声ガイドについてくるのはヘッドフォンだけど
    自前のイヤホンジャックに差し替えて、二人で聞けた。

  • 野菜は庭から

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    穂が垂れる麦畑。「今年は豊作だから平均より1.2倍儲かるわい」とお父さん。

    ホームステイの牧場にはどこまでも続く麦の畑もあります。
    8月末はちょうど収穫の時期だそうで、
    連日、麦を刈り取るコンバインがゴインゴイン動いてた。
    日没前に毎日お父さんが車で各畑の作業状況を確認に行く。
    いくつも畑があって数人のスタッフが働いている。
    そこに同行させてもらった。
    幅10メートルあるコンバインが通り過ぎると麦はきれいに刈られて
    コンバインの中で実とそれ以外にきれいに分類されて
    走りすぎたコンバインの後ろから実以外がシャーシャー吐き出されてくる。
    それはあまりにも見事で、吐き出された麦を手に取ると
    実だけがなくなっていて麦は抜け殻だ。
    得意そうに畑の大きさやコンバインの仕組みをちょっとなまりのある英語で
    説明してくれて、「今年は豊作だ」と嬉しそうにほほ笑むお父さん。
    日没でどんよりと垂れ込めてきた雲を背景に
    立派に実った小麦があたまをもたげていた。
    遠くから見たことはあっても間近で刈り取りを見るのはこれが初めて。
    知らないことだらけだ。

    コンバインから吐き出された麦穂をロールにしていく

    お父さんと庭で夕飯用のじゃがいも堀り。

    夕飯前にはお父さんと庭の畑に野菜を採りに行く。
    その日の夕飯で食べる分だけ、食べごろになっている野菜だけ。
    サヤエンドウは10センチ以上に大きくなったもの。
    りんごは木を揺らして落ちてきたもの。
    じゃがいもは保存用に土に埋めてあるのを掘りかえす。
    サヤエンドウは3日も経てばまた枝いっぱいに食べごろの実がなる。
    きゅうりはきゅうり自体もツルもトゲがちくちくして採るのに一苦労。
    収穫中に、庭になってる洋ナシをひとかじり。
    ある日はプラムを。ある日はりんごを。

    たわわになった洋ナシ。おなかがすいたらこれを取って食べて良し。

    新鮮な野菜が並ぶ食卓はどれもおいしい!
    茹でサヤエンドウのバター塩風味は最高!
    プランターで育ててるレタスなんか菜っ葉たちのサラダに
    フルーツみたいに甘い真っ赤なトマトをのせてお母さん手作りのドレッシングをかけていただく。
    簡単な料理だけど、贅沢だなぁ。
    「おかわりどうぞ」って言ってくれるから
    お皿に山盛りのサラダを3皿も食べちゃった。
    「日本人はすぐ遠慮するから。本心は食べたいんでしょ?」なんて笑顔で言われたら
    そりゃ、ハイ食べたいです、ですよ。

    ここでは半分以上が自給自足の生活。
    「大きくなったかなー」って葉をよけて実を探すのも楽しいから
    わたくし、日本に帰ったら野菜を育てる主婦になりたいと思います!!

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