世界一周ブログ -  ヨーロッパ

帰国後

カテゴリー: ‘ヨーロッパ’

  • いちいちかわいい

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    世界一周初心者のヨメブログです

    町のシンボルの塔

    オシャレな国、チェコではバックパッカーをあまり見かけない。
    みんなゴロゴロがついたトランクでオシャレな格好をしている。
    そんな場違いな国になぜ来たのかというと、
    雑貨と文房具が大好きな妹がどうしても来たかった国なのだ。
    妹の部屋にはどれも同じに見えるペンやメンディングテープやシールや切手が
    ところせましと転がっている。
    収集癖のある姉妹なのでその気持ちはよくわかるが、もう、ハンパない量。
    今回は雑貨天国と言われるチェコでこれらを買い占めるのだそう。
    蛍光ペンならピンクか黄色か。
    黒いペンなら油性か中太か細ペンか。くらいしかこだわりのない私。
    ふたりじゃ味わえない感性が旅の要素に加わるのっておもしろい。

    塔のてっぺんからの風景 なんか、いい。

    テルチからバスと電車をこれまた7時間乗り継いでチェスキークルムロフという町へ。
    この町も世界遺産になっていて、町中がかわいいお店であふれかえってる!
    これは、私も大好きな世界観!!
    もう、なんでもかんでも、いちいちかわいい!
    町歩きには地図なんかいらなくて、思うがまま道をうねうね歩いて
    ピンときたお店を覗いてみればいい。
    町の中心にはこれまた心奪われるほどかわいい塔が建っていて、
    ピンクと緑とクリーム色で塗られたこの塔を目印に宿まで戻ればいい。

    お店の看板がいちいちかわいい。

    ガラス屋さん

    名物のくるくるロールしたパンを売ってるお店の看板

    ホテルの「鍵を閉めてください」の張り紙

     

    塔に登ったんだけど、昔のままの内装で、登るための階段が傾斜していたり
    木製の階段部分は長い年月で削られて丸みを帯びてきていたり。
    立派な観光地ではあるんだけど、「観光のために整備しました」って感じがなくて気持ちがいい。
    くるくるとひたすら上を目指して塔のらせん階段を登って見た景色は
    なんでだかわからないけど、めちゃくちゃよかった。
    眼下に川が流れて、カヌーが行き、時計塔が見えて、その向こうに広がる緑の丘。
    ヨーロッパでは各町に中心となる教会や塔があるので
    塔という塔に登りまくっているんだけれど、
    チェスキークルムロフの塔は、ハラマキ塔ランキングでかなり上位。

    雑貨屋、お土産屋が町の小道にところせましと建ち並んでいるのだけれど、
    どのお店も個性があって、よくあるお決まりのお土産物屋ではない。
    名前入りキーホルダーとか太くて長い使い道のない鉛筆、とか
    地名入りちょうちんなんていう芸のないものはどこにもない。
    オーナーがいいと思ったものを店先に並べているので
    デザイナー手作りの1点ものも多い。
    あまりにもどれもこれもかわいくて、
    旅中は土産物を控えている私も思わずピアスを2個買っちゃった。

    手作りの世界に一つだけの作品を買ってもーた。

    はてさて、「とことん見るもの見たいから夜まで別行動で」と
    ハンターの目をして出かけて行った妹はどれだけこの町の魅力にのまれて帰ってくるだろうか。
    戦利品を手に笑顔の帰宅をした彼女がひっさげているビニール袋からは
    出てくる出てくる(笑)
    何本かの鉛筆、もぐらのクルテクの消しゴム、クルテクノート、
    ぬりえ、色鉛筆、紙製の手提げ、封書を閉じる蝋、羽が付いた万年筆、
    どうやって持って帰るんだか筒に巻かれたいくつもの包装紙、
    私が一番理解不能なのは、直径1センチくらいのただの丸いシールの束(笑)
    事務に使うような丸いシール●←こういうの
    「日本にはこの色味は絶対ないの!」だそう。
    同じ屋根の下、生きてきたのに本当に趣味って違うものね。おもしろい。

    夜は久々のキッチンありの宿だったので
    トマトパスタを作って、宿の川沿いのテラスで乾杯としました。

    いつか空のトランクもって、この町に再び来たい!
    本当に本当に来てよかった、チェスキークルムロフ。

    *旅メモ*
    市街は鉄道駅から歩いたら30分以上、バスターミナルからは歩いて5分。
    ただ、全面石畳のため、トランクのコロコロはかなりきつい。
    みんな気合いで持ち上げて運んでた。

    トイレットペーパーまでかわいい 模様の入った色違いが並べられてた

    雑貨屋さんの店頭ウィンドウ かわゆし。

    家の壁。激かわいい!なんだ、このセンス!?

  • 弟さよなら チェコ突入

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    テルチの街並み うーん、かわいい

    オーストラリアはザルツブルク→ウィーンと移動。
    小学校の先生をしている弟は学校は夏休みだけれど仕事はたくさんあるらしくここで帰国。
    学校の先生って夏休みもほとんど出勤なのね。
    それとも『学級通信』を週1回ペースで発行してしまうほど仕事熱心な弟だからなのかしら。
    ドラえもんとドラミちゃんは同じオイルで作られたから兄弟なんだけど
    博士が使ったオイルが古くて分離していて、
    上部に頭のゆるいエキス、下部に真面目なエキスが溜まってたので
    兄のドラえもんはぬけてて、妹のドラミちゃんは真面目すぎる。
    うちもそうなのかもー。
    でも私はドラえもんが大好きだから構わんよ。

    テルチの広場に出ていた万華鏡の屋台 手作りでひとつひとつ違うデザイン 日本のとちょっと違って覗くと向こう側の景色が鏡のように映りこむ

    万華鏡をのぞくと…向こう側にいたムコと妹が模様になる たのしい!

    弟をウィーンで見送り、今度は3人旅になりチェコに移動。
    私とムコのふたり旅だったらきっと行かなかったであろう国、チェコ。

    電車とバスを乗り継いで7時間かけてテルチという小さな町へ。
    ここはパステルカラーの家並みが有名な世界遺産の町。
    町の隅から隅まで歩いても15分あれば回れちゃうほどの小ささ。
    湖もあって、ボートを漕げて、のんびり過ごすにはもってこい。

    ヨーロッパ連合国間は国境を越える時もパスポートの提示すら必要がない。
    だから“新しい国に入りました”という実感が薄いのだけれど、
    オーストリアから電車でそのまますんなり入ったチェコはガクッと物価が変わる。
    ヨーロッパ諸国の1/2以下ほどの価格でホテル宿泊も食事も移動もできる。
    …となれば、ビールも安いのだ。
    広場の屋台のテーブルで地元の人の演奏する野外ステージの音楽を聴きながら
    豚の丸焼きをつまみながら、1杯125円の生ビールをいただく昼下がり。
    世は満足じゃ。

    こんな豚の丸焼き、マンガでしか見たことない!初めて見た!油を塗られてぐるぐる回されておいしそうに焼きあがる

    今まで見てきた物価の安い国はどこも貧富の差が歴然としていたし
    治安も良くないところが多かった。
    でも、チェコは違う。
    ヨーロッパ諸国の中でも治安は良いとされているし、
    行き交う人もみなそれなりにいい身なりをしている。
    余裕というものが感じられて、なんだか豊かなのだ。
    家のペイント、窓辺に飾る小物、店の看板、
    どれをとっても一様にかわいくて、
    チェコ中の人が全員デザインに長けていているのではないかと思わされる。

    そんなだから街歩きも本当に楽しい。
    家を見るだけでも、小さな商店をのぞくだけでもため息が出るようなかわいいデザインが溢れてる。
    いつもはお土産を買っても日本まで持ち歩けないので
    ウィンドウショッピングになっちゃうんだけど
    今回は鼻息荒く買い物熱が最高潮の妹がバンバン買い物をしてくれて、
    私も横で見ていて気持ちがいいし楽しい。

    そんな妹の買い物っぷりは次に向かうチェスキークルムロフという町でも
    いかんなく発揮されるのであった。つづく

  • 屋根の上の…イケメン!!

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    久々に見つけました!
    出会っちゃいました!
    イケメンッ!!

    チリのイースター島で見つけて以来の大収穫!
    チェコのチェスキークルムコフという小さな町の屋根の上にいましたっ!
    屋根の修理屋さんという職業、
    道に迷ってる人に英語で一生懸命道を教えてあげてたこと含めてイケメン!

    屋根の上のイケメン!!!

    こっそり撮影したのでダミーでムコを立たせ、
    ムコを撮るふりしてのイケメン確保。

  • 記念日なので無理しました

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    元気な色合いの花束が日本から届きました

    先日、結婚記念日を迎えました。
    安宿でチェックインの続き中に宿のお姉さんがいぶかしげな顔で
    誰からか分からないんだけど、と花束を渡してきた。
    見てみると日本の両親から!!
    妹に手書きメッセージカードも託してあったよう。
    海を越えて届いたあったかさに感動。
    ペットボトルで簡易花瓶を作って
    花束を安宿の部屋に飾る。
    パイプ製2段ベットが2つ並ぶ簡素な部屋が華やいだ。Thanks
    “マフィンホステル”ってホステルだったんだけど、宿のお姉さんも事情を知って
    お祝いに、とマフィンを4つくれた(笑)

    せっかくの結婚記念日なので安旅ながら
    今日くらいはと、ちょっとおしゃれでおいしそうなレストランへ。
    メニューはドイツ語で書かれているので
    英語を話す店員さんがメニューの説明をしながらオーダーをとってくれる。
    「エビが食べたい」と妹。店員さんによるとロブスターのクリームパスタがあると言う。
    姉妹弟でそのパスタを3つオーダー。
    ムコはトマトのパスタをオーダー。
    ビールやら前菜やらサラダやら炒め物やらも頼んで久々にゆったりとレストランで食事。
    これから世界的に有名なザルツブルク音楽祭で
    世界的に有名なウィーンフィルハーモニーの生演奏を
    4列目という劇的にいい席のチケットを持って聴きに行く妹弟は正装のスーツとドレス。
    私たちはバックパック旅行最大のオシャレの持ち合わせのシャツ。
    どうみてもムコ・ヨメがオマケに見える(^^ゞ

    二人は先にお店を出て音楽祭に向かい、
    オマケ夫婦はゆっくりビールをいただいて、あとからお店を出ることに。
    会計時に伝票を見たムコが笑い出した。
    なになに?その笑い。
    魔法のカードで支払いをして店を出て事情を聞くとクイズが出された。

    “あなたたちの食べたロブスターのパスタはいくらだったでしょう?”
    ちなみにムコのパスタは13ユーロだったらしい。
    確かにロブスター満載だったし、食べたこともないくらいの量のトリュフものっかってたけど。。
    ドイツ語ながらメニューのパスタの欄を見たけど、どれも20ユーロくらいまでだったぞ?
    正解は、39ユーロ!

    がちょーん(笑)

    チップも高いから日本円にしたら5000円ちょっと。
    店員、メニューに載ってないスペシャルなメニュー言ってきたな!
    おいしかったよ、確かにおいしかったけど(^^ゞ
    今宵の宿代より高いし(笑)
    ハラマキ人生史上、一番高いパスタ(笑)

    あたしゃ、贅沢な物、食べなれてないから
    五右衛門のスパゲティで満足できる舌を持ち合わせてるのに。
    壁の穴のスパゲティ食べたら贅沢って感じられるのに。

    「君たち姉妹弟のパスタだけで15000円だよ(笑)」とムコ。
    くぅ。

    さすが音楽の町、ザルツブルク。街角で演奏がたくさん聴ける でっかいこの楽器はナンダ?

    ザルツブルクのミラベル宮殿の庭で学生のオーケストラ演奏 演奏自体は縦も横もバラバラだったけど、この雰囲気、いいわ~

  • しばらく4人旅

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    オーストリア ウィーンのハプスブルグ家が住んでいたシェーンブルン宮殿 でかい!あのマリーアントワネットが生まれ育った宮殿でもあります 「パンがないならケーキを食べればいいわ」とは有名な言葉。

    ノイシュヴァンシュタイン城をあとにして、ザルツブルクへ。
    ここで日本から夏休みを利用してやってくる私の妹弟と合流予定なのだ。
    初の海外旅行に心配性の妹は連日メールをしてきたり、国際電話をかけてきたりで一大事。
    観光ガイドブックを買い集めて切り抜きを作ったり、行きたいお店を地図に書き込んだりして
    自分用の旅のしおりまで作成するほど。

    メールのやり取りで待ち合わせは15:30にザルツブルク駅前の時計台ということになった。
    妹弟はミュンヘンから電車でやってくるのだが、駅で時刻表を調べると15:30より前に着く電車は14:57。
    ということは15:00すぎは待ち合わせ場所に来るかもしれないので私たちも15:00から待機。
    が、約束の15:30を過ぎても一向に来ない。。。

    初めて訪れる場所で待ち合わせ場所を見つけられなかったのかもしれない、
    間違えた電車に乗って途方に暮れているかもしれない、
    いろんな不安が頭をよぎってムコと交代で待ち合わせ付近を探し回る。

    …と、待ち合わせを15分過ぎたころ大きな大きなトランクをゴロゴロさせながら
    笑顔で大きく手を振りながら歩いてくる見慣れた顔が。
    こちらはあせっていたのに、ずいぶんと余裕の表情じゃないか。
    悪びれる様子もない。
    安心しきった表情で妹は「なんかここで会えるなんてなんかおかしいね」と言う。
    いやいや、あんた、心配したよ。どうしたのかと問いただすと
    「え?待ち合わせ16:00じゃないの?ほら、私のしおりにそう書いてある」と
    ずいぶんと作り上げられたお手製旅のしおりを見せてきた。
    確かに16:00になっているけど、あのね、それ自体ね、
    マチガッテマス!!
    ここから約10日間の日程や電車の時間を事細かに記載してあるしおりの出だし3行目から間違ってますから!
    半年ぶりとは思えない何一つ変わらないおしゃべりをしながら宿まで移動。

    ザルツブルクはモーツァルトの生まれ育った町 こちら、モーツァルトの生家でございます いいところのおぼっちゃまだったそうです。6歳ですでに立派な楽曲を作曲しており、宮殿に呼ばれて演奏をして国中に神童として知れ渡ったそうな 生まれつきの天才だったんだな

    B型3人の姉妹弟がそろって、(父母もB型だけど)
    みんな思い思いのことを相手の話をぶった切って話すから会話は成立せず、
    リアクションがいちいち大きく、
    道を歩いていても気に入った店があるとフラフラ誰かがいなくなり。
    そうそう、これが私の育ってきた空気なのです(笑)

    初海外の妹はトランクに荷物がぎっしり。
    トイレ便座クリーナー50枚パック、ポケットティッシュ10個、
    ウェットティッシュボックス、梱包材の大量のぷちぷちしたやつ、
    パジャマ2着、靴4足、日焼け止め3種類、
    ヘアパックやらボディクリームの小分けボトルが13種類。。。
    どんだけ~~~!
    どんだけトイレきれいにして、鼻水かんで、肌ケアするつもりだったんだか。
    本人曰く、旅サイトの持って行ったほうがいい物リストを参考にしたそうで
    それぞれに持ってきた意味があるんだとか(^^ゞ

    そこに加えて私が輸入を頼んだ日本の薬類(太田胃散とかパブロンとか酔い止めとか)
    の錠剤がみっちり入って、まるで運び屋。
    ありがとよ、妹。

    これからしばらくは私の妹弟を加えた4人旅が始まります。

    シェーンブルン宮殿の裏庭 右から左まで歩いただけで20分はかかった 縦にも広い!庭は入場無料だからランニングコースになってるらしくたくさんのひとが贅沢なランニングをしてた。もはや「庭」とは認められん