世界一周初心者のヨメブログです
前日のワイナピチュ登山によるふくらはぎの筋肉痛を抱えながら起床。
痛いながらも“翌日”にきた筋肉痛に少しほくそ笑む。
昼間は外国人はみんな遺跡に行っているので村は静か。
なにかのお祭りだということで、マチュピチュ村の中心のアルマス広場は
民族衣装を着た踊り子さんがいっぱい。
特に観光客向けではないようで、地元の観客がほとんど。
太鼓や笛の演奏もついて、鼓笛隊さながら村を練り歩いていました。
踊りも堪能させていただき、我々は電車とタクシーを乗り継いで再びクスコへ。
通常はクスコからマチュピチュまで列車が走っているのだけれど
川が氾濫したため今はマチュピチュから、
途中のオリャンタイタンボまでのみ列車が出ている。
オリャンタイタンボで降りなければならないのなら観光をしよう、ということで、
ちょっと贅沢にタクシーをチャーターして行きたいところを回ってもらうことに。
運転手のおじちゃんとの攻防の結果、
あちこち寄って2時間半の道のり、3300円ほどで乗車。
せっかくのチャーター、行きの乗り合いバスではできなかったけど
飲んでみたかったんです、チチャ。
この辺ではインカの時代から飲まれているというトウモロコシを発行させたお酒、チチャ。
道路を走っていると、竿の先に赤い袋が掲げられている光景が見受けられる。
これは「いま、チチャできてますよ」というサイン。
タクシーを止めてもらい、ちょっとチチャを買いに。
子猫やにわとりが走り回る民家のわきの小さな庭でおばちゃんが笑顔で迎えてくれた。
全然観光地化されていない普通の暮らしが垣間見れる空間で少しうれしい。
「ありがとう」くらいしかスペイン語も通じなかったけれど
身振り手振りでチチャを売っていただいた。
自分で入れ物を持参する仕組みみたいで、私は持っていたペットボトルに入れてもらった。
500mlいっぱいに入れてくれて40円くらい。
チチャはアルコール2%ですっぱい発行酒だったけれど、
味よりも何よりもおばちゃんの笑顔とやりとりが財産になった。
Gracias!
そして、これまたバスではいけない行ってみたかった場所。
マラスの塩田。
近くを流れる塩分濃度の濃い水を引いた棚田で、
乾季には塩が干上がって真っ白い光景を作る。
乾季に入ったばかりの5月頭だったけれど、
太陽に塩の結晶が反射してキラキラきれい。
流れる水をなめてみたら、確かに海よりしょっぱい。
これもインカの時代から行われている塩の採取方法だそうで
棚田の一部はインカ時代のものがそのまま使われている。
お土産に売っている塩を試食したらあまりにもおいしくて、
1袋50円の塩を購入。
「全ての料理は塩で味が決まるから」なんて普段から塩には異常にうるさくて
旅中も常に塩を持ち歩いているムコは
ハーブを混ぜた塩を購入してご満悦。
みやげもの売り場のおばちゃんに進められるがまま
バナナを切って素揚げしたバナナチップも60円で買ったのだけれど
厚く切られたバナナは半生でしっとり感があっておいしいし、
薄く切られたバナナはカリカリでおいしくて、これも◎。
こんなにおいしいなら日本に帰ったらバナナを自分で揚げてふるまってみよう!
夜はクスコの町でワイナピチュ登山の疲れを癒すべくマッサージを受けに。
マッサージはお店がたくさんあって、あちこちで勧誘をされる。
「おねーさーん、マッサージあるよ、マッサージマッサージ、全身安いよ」
これ、ちゃんとした普通のマッサージ。
指圧(こっちでもそのままShiatsuっていう)とかアロママッサージもあったけど
ここはひとつ地元ならではのインカマッサージというものを70分700円で受けてみた。
ハーブの葉っぱにお湯を浸してアロマ効果、
そして初めて背中にホットストーンをのせるという体験も。日本じゃ高いからね。
ムコも隣でマッサージを受けながら「日本より2センチきわどかった」という感想。
マッサージしてたのはかっぷくのいいおばちゃんでしたけども。
4