世界一周ブログ -  2011 4月

帰国後

アーカイブ: 4月, 2011

  • イースター島の友

    3

    世界一周初心者のヨメブログです

    テントの向こうにモアイ、そして海 波の音を聞きながら眠る

     イースター島滞在中に愛すべき相棒ができました

    最初の1泊をテントで過ごしたのですが、テント生活はあまり経験のない軟弱者なので、
    ごそごそいう物音がすぐ近くに聞こえて
    テントの入口に大きなシルエットが見えた時にはそれはそれは震え上がりました。
    おそるおそる懐中電灯で照らしながらテントのジッパーを開けると、
    そこには彼がいました。

    ムコが寝起きなことには触れないで。

    かなり大きな犬が我々のテントの目の前に鎮座しているではありませんか。
    それもみごとに真ん前。

    なんでよりによってここに寝床をとった??

    ムコを護衛中

    島で唯一商店があるハンガロア村まで買い物に行く15分の道のりにもそのままついてきた。
    ムコを護衛しながらも、マーキングしたり、吠えてくる犬を威嚇したり、
    お尻のにおいをかいでくる小型犬を無視したり、草むらの状況をチェックしに行ったりと大忙し。
    それでもしっかり商店までついてきて、「WAIT」って言ったらお店の入口で座り込んだ。
    まださっき会ったばっかりの初対面なんですけど…。すごい守ってくれる。
    あれこれ目移りがして買い物に30分くらいかかってしまったけれど、
    時々店内を覗いて私たちを確認しながらちゃんと待ち続けた彼。

    そのまま村のレンタカー屋に寄って買い物袋を積んで帰宅予定だったのだけれど、
    果たして彼を置いて行っていいものか…
    悩んだものの、レンタカー屋のおじさんにばれないところまで走って
    助手席の扉を開けてみた。
    そしたら、助手席に飛び乗って、そのまま後部座席へ移動。
    後部座席全面を使ってゆったりおくつろぎムードで横になられました。

    あら?指示もしていないのにその軽快な動き、ひょっとして慣れていらっしゃる??

    4WDの左ハンドルのマニュアル車、が一番安い。

     この後、彼はまんまと私を虜にし、
    私からベーコンやチーズをもらえる日々を過ごすのでした。

  • 夢の海中遊泳

    0

    世界一周初心者のヨメブログです

    ボートにて沖へ。頭の中は耳抜きでいっぱい

    興味はあったけれどやったことのなかったスキューバダイビング。
    日本で資格を取るには4日かかるからなかなか手が出せず、
    沖縄の海でも専らシュノーケリングに興じていた。
    おかげさまでシュノーケリングは魚と一緒に泳げるくらいには上達したし
    モルディブではカメとも共に泳いだ。

    このイースター島、海の透明度には定評があり、
    海の中に沈んだモアイをスキューバで見られるということもあり、
    ダイバーには世界的に人気があるスポットでもある。

    ならば今こそやってみようじゃないか。
    スキューバダイビング。
    島に2つだけあるダイビングショップでムコとふたりで申し込む。
    ムコもスキューバは初体験。
    でも自称、海の申し子だか人魚だかということで、
    10メートルは素潜りができる。
    実際、モルディブの海でムコのみマンタを目撃するという
    許しがたい緊急事態も発生したほどだ。

    この差は私が耳抜きができないことに一因する。
    耳抜きとは水深が深くなった時に、鼓膜が破れないように
    耳から空気だか何だかを抜いて体内気圧を対応させる行動のこと。
    通常、2メートルも潜れば耳がキーンと痛くなる。
    その際にさっと鼻をつまみ、耳から息を出せるかどうかが別れ道だ。
    スキューバにはこれが必須になってくる。

    さっそくインストラクターから潜る前のレクチャーを受ける。
    もちろん英語で。
    しかし命にかかわるレクチャーが私のリスニングレベルで大丈夫なのかという
    一抹の不安が頭をよぎった。
    私の持ち合わせている知識といったら
    模試で受けたセンター試験過去問の
    “スキューバダイビングの水中での合図”を題材にした英語長文のみである。
    それも英語長文だったため、私の読解が果たしてあっていたのか定かではない。
    この旅でいまのところ一番集中して英語を聞き取るべき、という本能が働いて
    必死のリスニングにより100%の理解を得た。やった。やればできる。

    このレクチャーの中でインストラクターは4つ大事なことがあります、と言った。
    「そのうちの一つは耳抜きです。こまめに耳抜きをしてください」と。
    そしてムコのほうを向き「水に潜りました。耳が痛くなりました、
    はい、あなたはどうしますか?」と尋ねた。
    耳抜きをやってみせるムコ。ちょっと得意げにすら見える。
    そして私のほうを向き「じゃああなたは?」と聞いてきた。
    「うまくできたことがないんです」と答えると
    目の大きなスキンヘッドのインストラクターは
    ちょっと顔をしかめて「こうやるんだよ」とやって見せてくれた。
    その時、お店の別の人に呼ばれてちょっと席を外したインストラクター。
    そして戻ってくるなり「できた?」と聞いてきた。
    ちょっと席を外したくらいの時間でできるようになるわけがない。
    でも、これは頷かないと体験ダイビングすらもさせてもらえないかもしれない。
    「できました」とウソをつくことになった(笑)

    ウソが功を奏して(?)他のライセンス取得済みのお客さん3人と一緒に
    さっそくボートに乗って海に出ることに。
    日本の体験ダイビングだと足がつくくらいの浅瀬で潜らされることもあるけど
    さすが海外。10分後には海の中。

    こういう絵、テレビで見たことある。

    初心者にはマンツーマンでインストラクターがついてくれるのだけれど、
    ここで前述のイケメンインストラクターが登場。
    さっそく潜ってすぐに耳がキーンと痛くなった。
    インストラクターに手をつかまれながら、彼の指示通りに耳抜きにチャレンジしてみる。
    あれ?不思議?耳がカポッて音をたてたと同時に楽になった。
    今まで何度やってもできなかった耳抜きができた。
    もう少し潜ってまた痛くなって耳抜き、またできた。
    あれよあれよという間に水深7メートルくらいの海底に到着。
    これもイケメンの成せる業か?!

    周りは魚や珊瑚(あとイケメン)でまさに夢のような海中遊泳。
    上を見上げると水面がキラキラと輝いていた。

    かくて、イースター島にてスキューバは素晴らしい体験になった。

    ところで、地上に戻った私の耳はモゴモゴとこもって聞こえていて
    たまにピキッと鼓膜が音を出しながら少しずつ通常へと戻ってきている気配だ。
    すっかり海中使用の鼓膜へとなったようだ。

    イースターの海は透明度が高いことで有名

    魚もいます

  • ♥♥5 : I Love ” Genesis ” !!

    0

    Name : Elvis Palomino Conteras (06/04/11 in Nazca, Peru)

    「Could you tell me what makes you happy the most in your life?」という
    漠然とした質問に対して、多くの人は困惑の表情を浮かべる。

    しかし彼だけは、生まれたばかりの自分の娘の名前(Genesis)を迷わず挙げた。

    エルヴィスの仕事は“客引き”。
    ナスカのバスターミナルに着いた我々に対して、
    「このホテルはいいぞ!」と
    最初から最後まで猛烈にプッシュしてきた男だ。

    本当にしつこいヤツで、
    他のどの客引きよりもいかつかったけれど、
    不思議と悪いニオイはしなかったし、
    ホテルもよさそうだったから
    結局誘いに乗ることにした。

    しかも宿泊を決めた後も、彼の気配りは完璧で、
    たった1泊できなかったのにも関わらず、
    リマに戻る時には、他の場所ではほとんど感じられなかった
    「別れの寂しさ」がこみ上げてきてしまった。

    「旧約聖書聖典の一つでもある『創世記』(ジェネシス)は、
    『誕生や創生、始まり、根源』といった意味もあるんだ」

    “写メ”を見せながら、熱っぽく語る彼。
    あそこまで熱心な“客引き”ができるのは、
    単にお金のためではなく、彼女を守るためだったのかと想像すると、
    最初のうちは冷たく接してしまっていたのが、
    ものすごく悪いことをした気になってきた。

    ふむ、子供がいるってどんな感覚なんだろう。

  • モアイ遊び

    0

    世界一周初心者のヨメブログです

    やってきましたイースター島。
    島のあちこちにいるモアイ。

    基本のモアイ。赤帽と目玉つき。海を背にして立つのも基本。

    モアイって聞いてまず思い浮かべるのは渋谷駅南口。
    渋谷のモヤイ像がメインのモアイかと思っていたらどうやらちょっと違うみたい。
    モアイは本来赤いプカオと呼ばれる帽子みたいなのをかぶっていて
    目玉もついていたんだって。
    部族同士の抗争が始まると、守り神でもあったモアイが倒しあう
    モアイ倒しが始まって
    特別な霊力が宿るとされていた目玉がある顔を下向きにモアイが次々と倒されていった。
    プカオが転がり落ち、目玉は盗られた。
    渋谷のモヤイさんはそんな成れの果てのモアイさんか、
    まだつくり途中の帽子も目玉もない段階のモアイさん。
    あんなチリチリパーマ姿のモアイなんてないしね・・。

    さてさて、モアイを見たらやるでしょ、模写。

    並んでみた

    モアイ倒しされたモアイと並んで。模写。

    島は車でぐるりと回れちゃう大きさなので
    日の出も日没もモアイとともに見られます。

    日の出。アフトンガリキの15体のモアイと。

    日没。タハイの5体のモアイ。

    島だから物価は少し高めだけれど、
    “ぼらぼら”のゆったり感がたまらない。
    道を歩けば警察官ですらパトカーの中からわざわざ「オラ!」と
    挨拶してきてくれる。
    この島の人のあったかさがさらにたまらなくさせる理由だろうな。

    口が空いてるモアイ見たら、こういう遊びもしたくなる

  • モアイ100人切り

    4

    まずは、「アフ・トンガリキ」で15体ゲット!

    世界一周ブログ、65日目。
    今日は先日やったお遊びのご報告を。

    イースター島に着いて3日目。
    ようやくわれわれはクルマを借りて、
    島に点在するモアイ像を見に行くことにした。

    スタートは、朝の8時。

    レンタカーの返却は18時。

    「10時間で100人切りじゃー!」

    と、言葉の響きだけで決めた目標を高らかに宣言して、
    いざ、モアイ狩りの旅へ!

    まずは冒頭の写真にある通り、
    最初のポイント「アフ・トンガリキ」では一気に15体もゲット。
    よしよし、いいスタートが切れたぞ。
    むしろ、目標が低すぎたと嘆くべきか?

    スタート地点から北側に進路を取ることに決めたものの、
    このノース・エリアは「単発モアイ」が多く、思わぬ苦戦が強いられることに。
    この時の心境は、パチスロで最初の1000円でビッグボーナスを引いたのに、
    その後はがレギュラーボーナス連続するという、
    運がいいんだか、悪いんだか分からない状態に似ている。

    右下の「アフ・ナウナウ」では、ひさびさに大漁!

    ところが中盤に入り、
    「複数モアイ」でペースアップ!
    » 続きを読む..