世界一周ブログ -  2011 6月

帰国後

アーカイブ: 6月, 2011

  • ジャッキーチェーン、バスに置いてかれる

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    世界一周初心者のヨメブログです

    屋台のお兄さん どこから来たの?ウェルカム、モロッコ!ととても優しい

    モロッコの港町タンジェから都市フェズまで長距離バス移動。
    6時間半(実際は8時間かかったけれど)の道のりながらバスにトイレはない。
    途中の停車場所でトイレに行くことに。

    屋台のお兄ちゃんにトイレを訪ねると先のカフェの中だということ。
    わずか20メートル先のカフェを目指して歩く間にもたくさん声をかけられる。
    「コニチワ!」「ビューティフル!」
    「チーノ!」(東洋人、中国人をばかにする言葉)
    「チーチャン!」(意味不明)
    そして極めつけは「ジャキーチェーン!」
    いやいや、私、ジャッキーチェーンじゃないし。
    そりゃジャッキーチェーンに生まれてたらそれなりにおもしろい人生だっただろうよ、
    でもおあいにくさま、私はいち日本庶民なのだよ。

    もう褒めるとかけなすとかじゃなくて、とにかく異国人に何か言いたいみたい。
    きっと「チーノ」も馬鹿にしてるんじゃなくて、
    東洋人に何か言うときに使う言葉として知ってるだけなんじゃないかと思う。
    そして、モロッコは異国人の私のことを誰もが遠慮なくジロジロ見てくる。
    興味津々の目もあれば好意的な目線もある。
    南米でも思ったけど、ここで日本人であることを隠すことは無理。
    だって顔のつくりが全く違うんだもの。
    ほとんどの女性は肌を露出しない長袖に長いスカート、
    髪の毛も見せないように顔周りにスカーフを巻きつけてる。
    私も灼熱の国なのに長ズボンにTシャツの上からストールをまいて腕を見せないようにしてるけど
    それでもやっぱり目立っちゃう。
    何か言われても「どーもどーも」って乗り切るのが一番だな。

    そんな口撃にあいながらトイレのあるカフェのほうへ歩いていくと
    カフェの店主が店先から「トイレに行きたいのか?」と大声で聞いてきた。
    ただでさえ目立っちゃってるのにトイレに入ることをアピールした形になり、
    まわりにいた大勢の視線を浴びながら店内のトイレへ入るハメに。
    トホホ。
    トイレの扉は、宝物でも隠してあるんじゃないかという
    重い鉄製で南京錠つき。
    店主がギギギーッと音を立てて扉を開けてくれると、
    そこに現れたトイレがこれまたすごかった。
    モロッコのトイレは水洗ではない。
    さらに、ペーパーはなくて、桶に入った水を不浄の左手で汲み取って
    おしりを洗う形式なのだ。
    トイレ内を元気に飛び回るハエたち。
    さすがに桶に入ったごみが浮いた茶色い水でおしりを洗う気にはなれず、
    持っていたティッシュペーパーを使った。
    なんでか床はびちょびちょだし、
    気を使うことこの上ないトイレだ。

    モロッコのトイレ 鉄製扉のカフェのトイレはもっともっと汚かった・・

    トイレからバスへ戻ろうと歩いていると、
    なんとバスがゆっくり動き始めている!
    おー!今、置いていかれたら困る!
    ポケットにつっこんだ使用済みティッシュしか持ってないよっ!
    慌てて走り出した私を楽しげに見ている観衆のみなさん。
    そしてバスの客席の窓を見上げると、
    乗客のモロッコ人のおじさんたちがみんな急げと窓越しにジェスチャーをしている。
    キャー、待ってー。
    すっかり道化と化した異国人の私。

    なんとかバスの乗車口まで駆けつけると
    乗車口で運転手に一生懸命話しかけているムコの姿。
    おー、おー、心配かけたね、申し訳ないね。
    なんでも、まだ戻ってきてないから待ってくれと言っても
    運転手は首を左右に振るばかりだったそうな。
    そんな無情な。。。
    たしかに慣れないトイレに手間取ったけれど5分も経ってないだろうよ。

    ムコもそうとうわめいてくれたらしい。
    車内に流れる安堵のムード。
    目立ちまくりだよ、異国人。

    前途多難のバス移動。
    受難はまだ続くのであった。。。

    *旅メモ*
    バスの途中で寄る停車所のトイレにもトイレおばさんは存在する。
    トイレ入口で5ディルハム程度を要求してくる。
    正規なのか、居座ってるだけなのか不明。
    現地の人は支払ったり、無視してギャーギャー言われたりしてました。
    カフェで借りたトイレも店主に5ディルハム支払いました。
    ペーパーも水も手洗い場も使ってないのになー。

  • 迷路の街

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    メディナと呼ばれる旧市街は、まるで迷路のように入り組んでいる。

    世界一周ブログ138日目は、フェズという都市での出来事を。

     

     

    モロッコの都市は、新市街(フランス植民地時代の中心)と

    旧市街(メディナと呼ばれる昔からの中心)の二つがあります。

    新市街は区画整備されたヨーロッパ的な街並みなのですが、

    旧市街はカオスというか、迷路というか、とにかく入り組んでいるのです。

    さっきまでホテル街を歩いていたと思ったら、土産物街なんて朝飯前。

    気がつけば市場を通り抜けて、屠殺場に着いちゃったりして…。

     

     

    本当は2、3時間かけてぐるりと回るつもりでしたが、

    さすがモロッコ。さすがアフリカ。

     

     

    暑すぎる。

     

     

    そういえば、地元の人も元気になるのは19時すぎからだもんな。

     

     

    今、まだ16時だもの。

     

     

    1時間で限界を突破し、すごすごと退散したのでした。

     

     

     

    はらだいち

  • 旅疲れ

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    フェズにはオープンカフェ多数。夜10時すぎまで空いてます。

    世界一周ブログ138日目。
    今、ハラ夫妻は疲れております。

    南米は比較的「ゆったり」と観光しました。
    ホテルでごろごろするだけの日も結構あったし、
    「執筆活動」と銘打って、ブログを書きまくる日も作っていました。
    結果として、「ゆったり」なペースが作れていたんです。

    でも、アメリカからその生活が一変。

    毎日が観光。毎日が移動。

    あっちもこっちも行きたくて、ついつい過密スケジュールに。

    で、疲れました。

    昨日のバス(モロッコのタンジェ→フェズ間の移動)でトドメを刺されました。

    ぽっくん、もう、バスに載りたくありまへん。

    目的地のサハラ砂漠へ行くには夜行バスに乗らなきゃいけませんが、億劫の極み。

    で、「疲労回復のためなら致し方なし!!」と、
    今日は1泊340ディルハム(約3500円/一室)もする中級ホテルに宿泊。
    温水シャワーも冷房もWIFIもコンセントもあります。
    ちなみに1泊100ディルハム程度(約1000円/一室)の安宿には
    このすべてを期待できないこと。コンセントないのはツライ…。

    さあ、ごろごろしながら今後の予定を練り直そうかな。

    1年ものロングスパンともなると、
    やっぱりある程度「ゆったり」じゃないと、おじさん、体がもちまへん。
    一人旅をしていた10代のころのようにはやっぱりいかないな。

     

     

    はらだいち

  • モテる

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    世界一周初心者のヨメブログです

    蝶ネクタイカフェではほんとに慌ててたので写真がないため、こちらはバス途中停車屋台のお兄ちゃん。炭焼きで網にはさんで焼いた肉をパンにはさんで食べる一般的な軽食。

    モロッコのタンジェから長距離バスに乗る前に昼食を購入したかった私。
    バスオフィスの近くを探すと1件のカフェを発見。
    カフェまで50メートルくらいだし、人もたくさんいる道なので大丈夫だろうと
    ひとりで歩いていくことに。
    すると、道々、「オラ!」「ひとり?」と次々に男性に声をかけられる。
    みんな笑顔で、遠くから手を振ってくる人もいる。
    なんだ? 私、モテてる。

    カフェの店員のお兄ちゃんもすごい近くまで寄ってきて、めちゃくちゃ親切。
    フランス語のメニュー表に苦戦しているとカタコトの英語で説明をしてくれた上、
    商品陳列棚に連れて行ってくれて説明をしてくれた。
    欲しいものを指さして伝えると、
    レジ係の店員にアラビア語で注文を伝えてくれた。

    どうやら日本人女性はモロッコではモテるらしい☆
    年齢よりも若く見えるし、愛嬌があるし、もともと親日家の多い国家だそう。
    モロッコでは女性と付き合うには男性がお金を払うのがルールだし、
    結婚なんてことになったらそれこそ大金がいるのだそうな。
    それに引き替え、日本人女性はタダで付き合えるし、
    結婚なんてことになったら日本でお金を設けて
    いい暮らしができるかもしれない、という下心もあるそうな。
    うーむ。でもこの刺激は悪くない(笑)

    バスの出発時間も近いのでテイクアウトをしたい旨を伝えて
    パンとコーヒーを注文した。
    オーダーが作られる様子を見ていたのだけれど
    エスプレッソがグラスに注がれているもよう。
    店内で飲まないから、紙カップに入れてほしい。
    このころには少しかっこよくすら見えてきた親切な店員に
    「テイクアウトだよ?」と何度も確認するも笑顔でうなずいている。
    少しかっこいい親切な店員さんがお盆に温めたパンと
    グラスに入ったエスプレッソを乗せて「さあ行こう」と外を指さす。
    ん?と思いながらも一緒に50メートル先のバスオフィスへ。
    蝶ネクタイでかっこよく片手でお盆を肩の位置に掲げて
    道を闊歩するウェイター。

    オフィス入口ではバスがすでに到着して荷積みが始まっており、
    ムコがあせって立っていた。
    そして道路を蝶ネクタイしてエスプレッソを運ぶ店員という不思議な絵を見て
    「なになに?どーすんのコーヒー?」と焦りに拍車がかかったご様子。
    私だってわかりませんよ、一生懸命テイクアウトだって伝えたのに
    こんなありさまになっちゃってんですよ、ということを伝えてあげた。

    バスにてアツアツのカフェオレ なんでか持ち手のあるカップじゃなくてグラスに入れる習慣みたいでみんな熱そうにグラスを持ってる

    英語が話せるチケットオフィスのおじちゃんによると、
    テイクアウトをしたいなら10ディルハム(約100円)払えば
    グラスごと持っていけるんだそう。
    え?紙コップないの?
    グラス代払って持っていく仕組み??
    バスが出発しないかと慌ててる上に
    新事実に驚く私を見てウェイターもチケット売りのおじちゃんもおばちゃんも
    トイレおばさんもタクシー仲間おじさんも爆笑。

    10ディルハムを渡すと、一緒に運んできたホットミルクを
    高い位置からエスプレッソに注いでくれておいしそうなカフェラテに。
    そのままバスの搭乗口までお盆で運んでくれて
    アツアツのカフェラテを持ってバスに乗り込んだ。

    バス車内でも「OH!COFFEE!」とグラス入りコーヒーを乗客に笑われながら、
    なーんだ、みんなちょっと騙すけど根っから悪い人じゃないんだなーモロッコ、と
    あったかい気持ちになったところでバスが出発した。
    *旅メモ*
    タンジェCTMオフィスを出て右にある「CAFE TARMINAL」で
    チョコクロワッサンなどパン類7ディルハム(約70円)
    カフェラテ3ディルハム(約30円)
    テイクアウトのグラスは1つ5ディルハム(約50円)

  • 宿44 : Pension Versares @アルヘシラス(スペイン

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    「アルヘシラス」というモロッコを目前に臨む小さな街。
    モロッコ渡航の前日、こちらに宿泊しました。

    ■ツインルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、9点
    寝具 ★★☆ シングルが2台。まあ、いたって普通。
    設備 ★★★ WIFIとファンがある。欠点はシャワーが狭すぎるぐらい。
    立地 ★★★ バスターミナルから5分。港まで10分。
    接客 ★★★ スペイン語しか通じないが、おかみさんもおやじさんも超親切。
    価格 ★★★ e25/一室。ヨーロッパでこれぐらいだと助かります。

    とにかく、おっちゃんがめっちゃいい人! ここはこれに尽きます。
    「また帰ってくるね!」と約束して、
    ハラ夫妻はモロッコへと旅立ちました。

     

     

    はらだいち

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