世界一周ブログ -  2011 8月

帰国後

アーカイブ: 8月, 2011

  • いちいちかわいい

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    世界一周初心者のヨメブログです

    町のシンボルの塔

    オシャレな国、チェコではバックパッカーをあまり見かけない。
    みんなゴロゴロがついたトランクでオシャレな格好をしている。
    そんな場違いな国になぜ来たのかというと、
    雑貨と文房具が大好きな妹がどうしても来たかった国なのだ。
    妹の部屋にはどれも同じに見えるペンやメンディングテープやシールや切手が
    ところせましと転がっている。
    収集癖のある姉妹なのでその気持ちはよくわかるが、もう、ハンパない量。
    今回は雑貨天国と言われるチェコでこれらを買い占めるのだそう。
    蛍光ペンならピンクか黄色か。
    黒いペンなら油性か中太か細ペンか。くらいしかこだわりのない私。
    ふたりじゃ味わえない感性が旅の要素に加わるのっておもしろい。

    塔のてっぺんからの風景 なんか、いい。

    テルチからバスと電車をこれまた7時間乗り継いでチェスキークルムロフという町へ。
    この町も世界遺産になっていて、町中がかわいいお店であふれかえってる!
    これは、私も大好きな世界観!!
    もう、なんでもかんでも、いちいちかわいい!
    町歩きには地図なんかいらなくて、思うがまま道をうねうね歩いて
    ピンときたお店を覗いてみればいい。
    町の中心にはこれまた心奪われるほどかわいい塔が建っていて、
    ピンクと緑とクリーム色で塗られたこの塔を目印に宿まで戻ればいい。

    お店の看板がいちいちかわいい。

    ガラス屋さん

    名物のくるくるロールしたパンを売ってるお店の看板

    ホテルの「鍵を閉めてください」の張り紙

     

    塔に登ったんだけど、昔のままの内装で、登るための階段が傾斜していたり
    木製の階段部分は長い年月で削られて丸みを帯びてきていたり。
    立派な観光地ではあるんだけど、「観光のために整備しました」って感じがなくて気持ちがいい。
    くるくるとひたすら上を目指して塔のらせん階段を登って見た景色は
    なんでだかわからないけど、めちゃくちゃよかった。
    眼下に川が流れて、カヌーが行き、時計塔が見えて、その向こうに広がる緑の丘。
    ヨーロッパでは各町に中心となる教会や塔があるので
    塔という塔に登りまくっているんだけれど、
    チェスキークルムロフの塔は、ハラマキ塔ランキングでかなり上位。

    雑貨屋、お土産屋が町の小道にところせましと建ち並んでいるのだけれど、
    どのお店も個性があって、よくあるお決まりのお土産物屋ではない。
    名前入りキーホルダーとか太くて長い使い道のない鉛筆、とか
    地名入りちょうちんなんていう芸のないものはどこにもない。
    オーナーがいいと思ったものを店先に並べているので
    デザイナー手作りの1点ものも多い。
    あまりにもどれもこれもかわいくて、
    旅中は土産物を控えている私も思わずピアスを2個買っちゃった。

    手作りの世界に一つだけの作品を買ってもーた。

    はてさて、「とことん見るもの見たいから夜まで別行動で」と
    ハンターの目をして出かけて行った妹はどれだけこの町の魅力にのまれて帰ってくるだろうか。
    戦利品を手に笑顔の帰宅をした彼女がひっさげているビニール袋からは
    出てくる出てくる(笑)
    何本かの鉛筆、もぐらのクルテクの消しゴム、クルテクノート、
    ぬりえ、色鉛筆、紙製の手提げ、封書を閉じる蝋、羽が付いた万年筆、
    どうやって持って帰るんだか筒に巻かれたいくつもの包装紙、
    私が一番理解不能なのは、直径1センチくらいのただの丸いシールの束(笑)
    事務に使うような丸いシール●←こういうの
    「日本にはこの色味は絶対ないの!」だそう。
    同じ屋根の下、生きてきたのに本当に趣味って違うものね。おもしろい。

    夜は久々のキッチンありの宿だったので
    トマトパスタを作って、宿の川沿いのテラスで乾杯としました。

    いつか空のトランクもって、この町に再び来たい!
    本当に本当に来てよかった、チェスキークルムロフ。

    *旅メモ*
    市街は鉄道駅から歩いたら30分以上、バスターミナルからは歩いて5分。
    ただ、全面石畳のため、トランクのコロコロはかなりきつい。
    みんな気合いで持ち上げて運んでた。

    トイレットペーパーまでかわいい 模様の入った色違いが並べられてた

    雑貨屋さんの店頭ウィンドウ かわゆし。

    家の壁。激かわいい!なんだ、このセンス!?

  • 【@ルーブル】 サモトラケのニケ 

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    勝利の女神、ニケを題材にしたギリシア時代の彫刻。

    ルーブル美術館で、最もパワーを感じたものはコレでした。

     

    これからちょっとの間、ルーブルをテーマに

    ブログを更新していきます。

     

     

    はらだいち

  • モン・サン・ミシェル、裏の顔

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    ヨーロッパらしい、藁の束と出会いました。

    世界一周ブログも、186日目となりました。

     

    モン・サン・ミシェルといえば、いわずと知れた一大観光地ですが、

    その周辺にひっそりとたたずむ日常の風景も、なかなか趣深いのです。

     

    先に述べたように、ポントルソンという村からモン・サン・ミシェルまでは約10km。

    バスに乗ればたった13分の距離だけれど、ただ通り過ぎるのはもったいない場所。

     

    遠くのモン・サン・ミシェルも美しいけれど、足元の花だって負けてない。

     

    道中には花が咲き乱れる土手があったり、風車小屋があったり。

    「もしここで生まれていたら、どんな人生になっているんだろう」

    そんなことを考えたりしました。

     

     

    はらだいち

     

  • 宿71 : HOTEL ARIANE @ポントルソン

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    かの有名なモン・サン・ミシェル。晴天に恵まれました!

    「モン・サン・ミシェルに村はない」

    某ガイドブックにはそう書かれていますが、
    それは半分正解で半分間違いということが行ってみてわかりました。
    少なくともその本で紹介されている「一番近い村=ポントルソン」に
    宿をとる必要はないと思います。

    じゃあ、どこがベストかというと、
    モン・サン・ミシェルから2kmほど離れたエリア。
    ホテルが5軒ぐらいあり、価格もダブルで60ユーロ~ありマス。

    ちなみにポントルソンからモン・サン・ミシェルまでは約10km。
    モン・サン・ミシェルは、「引きの絵」こそ美しいので、
    モン・サン・ミシェル内にあるホテルは高いだけでいいとこなし。

    また、ポントルソンの村にはホテルがたくさんあるけれど
    ネット予約できる場所ばかりではないため
    例えハイシーズンであっても、安宿には空きがあると思います。

    ちなみに僕らが宿泊したのはポントルソンの駅チカにある二つ星ホテル。
    92ユーロと高かったので、ポントルソンに2泊するつもりでしたが1泊で我慢。
    モン・サン・ミシェルから歩いて帰ってくる道中、数々の安宿を見つけて、
    「ポントルソンに泊まる意味ないじゃーん」となったワケです。

    ■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、6点
    寝具 ★★★ クイーンサイズのベッド。枕は四つ用意されてました。
    設備 ★★☆ 浴槽がギザ快適!! ただし無料WIFIは部屋での感度悪し。
    立地 ★★☆ 駅前。モン・サン・ミシェルまで10km。バスあり。
    接客 ★★☆ フロントは英語OKなれど、やや無愛想。
    価格 ★☆☆ e92(約1万円/朝食別)/一室。予算オーバー。

    トイレをうっかり書き忘れて、購入したての新兵器(=修正液)をガッツリ使うハメに。

     

    いろいろ文句をタレましたが、
    92ユーロもしたからか、あるいはフランスだからか、
    ホテルのクオリティは高く、実は大満足だったのです。

    ちなみに、ポントルソンから
    モン・サン・ミシェルまでのローカル・バス(2.2ユーロ)は
    列車の到着時間などに合わせて、1日15本ぐらい運行されてましたよ。

  • 弟さよなら チェコ突入

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    テルチの街並み うーん、かわいい

    オーストラリアはザルツブルク→ウィーンと移動。
    小学校の先生をしている弟は学校は夏休みだけれど仕事はたくさんあるらしくここで帰国。
    学校の先生って夏休みもほとんど出勤なのね。
    それとも『学級通信』を週1回ペースで発行してしまうほど仕事熱心な弟だからなのかしら。
    ドラえもんとドラミちゃんは同じオイルで作られたから兄弟なんだけど
    博士が使ったオイルが古くて分離していて、
    上部に頭のゆるいエキス、下部に真面目なエキスが溜まってたので
    兄のドラえもんはぬけてて、妹のドラミちゃんは真面目すぎる。
    うちもそうなのかもー。
    でも私はドラえもんが大好きだから構わんよ。

    テルチの広場に出ていた万華鏡の屋台 手作りでひとつひとつ違うデザイン 日本のとちょっと違って覗くと向こう側の景色が鏡のように映りこむ

    万華鏡をのぞくと…向こう側にいたムコと妹が模様になる たのしい!

    弟をウィーンで見送り、今度は3人旅になりチェコに移動。
    私とムコのふたり旅だったらきっと行かなかったであろう国、チェコ。

    電車とバスを乗り継いで7時間かけてテルチという小さな町へ。
    ここはパステルカラーの家並みが有名な世界遺産の町。
    町の隅から隅まで歩いても15分あれば回れちゃうほどの小ささ。
    湖もあって、ボートを漕げて、のんびり過ごすにはもってこい。

    ヨーロッパ連合国間は国境を越える時もパスポートの提示すら必要がない。
    だから“新しい国に入りました”という実感が薄いのだけれど、
    オーストリアから電車でそのまますんなり入ったチェコはガクッと物価が変わる。
    ヨーロッパ諸国の1/2以下ほどの価格でホテル宿泊も食事も移動もできる。
    …となれば、ビールも安いのだ。
    広場の屋台のテーブルで地元の人の演奏する野外ステージの音楽を聴きながら
    豚の丸焼きをつまみながら、1杯125円の生ビールをいただく昼下がり。
    世は満足じゃ。

    こんな豚の丸焼き、マンガでしか見たことない!初めて見た!油を塗られてぐるぐる回されておいしそうに焼きあがる

    今まで見てきた物価の安い国はどこも貧富の差が歴然としていたし
    治安も良くないところが多かった。
    でも、チェコは違う。
    ヨーロッパ諸国の中でも治安は良いとされているし、
    行き交う人もみなそれなりにいい身なりをしている。
    余裕というものが感じられて、なんだか豊かなのだ。
    家のペイント、窓辺に飾る小物、店の看板、
    どれをとっても一様にかわいくて、
    チェコ中の人が全員デザインに長けていているのではないかと思わされる。

    そんなだから街歩きも本当に楽しい。
    家を見るだけでも、小さな商店をのぞくだけでもため息が出るようなかわいいデザインが溢れてる。
    いつもはお土産を買っても日本まで持ち歩けないので
    ウィンドウショッピングになっちゃうんだけど
    今回は鼻息荒く買い物熱が最高潮の妹がバンバン買い物をしてくれて、
    私も横で見ていて気持ちがいいし楽しい。

    そんな妹の買い物っぷりは次に向かうチェスキークルムロフという町でも
    いかんなく発揮されるのであった。つづく