世界一周ブログ -  2011 10月

muko

アーカイブ: 10月, 2011

  • 道なき道を進む

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    わしゃあ、もうへろへろやー!! でもまだまだビレッジは遠い…。

    世界一周ブログ@ビレッジ(ネパール)です。

    ビレッジへ向けてトレッキング。
    3人だと思っていたパーティーが6人になったのは前回説明した通りですが、
    ネパール人の山歩きの「慣れっぷり」はハンパじゃない!

    僕らが向かっているのは観光客用の山村ではないから、
    道はまったくといっていいほど整備されてません。
    なのに、足元はサンダル…。
    しかも歩くのが超早い(特に下り)。
    17歳のコムスメに、「遅い!」としかられる32歳…。

    給水方法もすごい。
    僕らは当然ペットボトルを持っていきましたが、彼らは手ぶら。
    どうしたかというと、まあ湧き水を飲みますわな。
    でも、湧き水がないところもありますわな。
    そんな時は「誰かんち」を見つけて水をご馳走になるワケです。
    ネパール人、皆家族。そんな印象を受けました。

    極めつけは、何といっても記憶力。
    道はすべて獣道。時には干上がった用水路を進んだり。
    僕とヨメだけだったら、100回行っても道を覚えられないでしょう。
    なのに彼らは迷わず突き進んでいます。
    「はぐれたら、死ぬ」
    何度そう思ったことか(笑)。

    彼らなら2時間半で着くという道のりを3時間半かけて村に無事到着。
    村の子供達、最初はようすをうかがっていたけれど、
    すぐにぐぐーっと近くに寄ってきて、
    気がつけば僕らは彼らのおもちゃとなってました。

    夕方から始まったダンスパーティは夜まで続く…。それにしても俺の動き、気持ち悪い。

    今日の「ねぐら」は、サントスがもともと住んでいた家。
    今は誰も住んでいないから、中はホコリだらけ。
    全部の部屋を掃除していたらそれだけで旅が終わってしまうので、
    3畳ほどの広さの「元サントス寝室」を軽く掃除して、
    6人で「州の字」になりながら眠りましたとさ。

     

     

     

    はらだいち

  • 絶対に負けられない戦いが、そこにはある。インド鉄道。

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    ブッダガヤの路上のシール屋さん。傘の内側にシールが並べてあって、おじさんはたまにこれを以て移動しながらシールを売り歩く。2枚買って4ルピー(6円)だった。購入の様子を撮ろうとカメラを取り出したら周りにいたお客とお店のおじさんがカメラ目線でポーズ。いやいや、あなたたちを撮ろうと思ったんじゃないんですけど。。

    ブッダガヤを後にして、いざインド鉄道で首都デリーへ!
    ガヤ駅からニューデリー駅までは速い列車でも11時間かかる。

    日中移動だと丸1日潰れちゃうから、夜行列車を選んだ。
    宿代も1日浮くしね。
    夜22:54ガヤ駅発のクーラーと食事つきの寝台列車を予約。
    超貧乏バックパッカー旅なら迷わず地元の人と同じクーラーなしの
    座席車両なんだろうけど、辛いのイヤなの(*^^)v

    インドの鉄道は夜中もバンバン走ってる。
    3時発とか4時発とかもざらで、みんな駅や駅まわりの道路にごろーんと寝転がって
    列車の時間を待ってる。
    だから駅にたどり着くまで、寝てる人を踏まないように気を付けながら
    寝てる人と人の隙間を歩いてかなきゃならない。

    インド鉄道の駅構内掲示。いやいや、全く読めません。だいたいこの時刻通りに電車動いてないし。

    やっと駅にたどり着くも、電光掲示板に私たちの乗る列車の表示がない。
    インドの鉄道はわかりにくいことでも有名。
    各国からの旅行者も多いはずなのに、駅構内に英語の表示一切なし。
    アナウンスもすべてヒンズー語。
    何番線で待っていればいいのか分からない。
    こういう時は聞くに限る。
    駅員のオフィスに行ってチケットを見せて確認すると「4番線だ」とのこと。
    ホームを移動しているともう一つオフィスを発見。
    念のため、別の駅員さんにも再確認。「1番線だ」とのこと。
    え?え?駅員さんの言ってる場所がそれぞれ違う?どっちが正解?
    ホームにいた信頼できそうなおじさまに聞いてみると「3番線だ」だって。

    デターーーーー!!!インド!!
    ホームは全部で5番線まである。
    うろうろ移動したり聞いたりしてたから列車の発車時刻まであと10分しかない。
    どうしよう…。
    もう、自分でなんとかするしかないっ!
    とりあえず列車が入ってきたらダッシュでそのホームまで駆け込み、
    その列車の車体に書かれた行先と列車番号を自分の目で確かめる、という方法に。
    いまホームに列車が停まってるのはとりあえず3番線のみ。
    3番線へGO! ホーム入口に駅員がいたから私たちの列車か聞いてみると、
    「わからないなぁ、あっちの駅員室で聞いてきて」だって。
    駅員室に行ってもわからないから困ってるんじゃい!
    ホームに立っててこの列車かどうか分からないはないでしょうよ!
    実際に、自分の目で電車の車体を確かめてみると、どうやら行先が違う様子。

    そんなこんなであたふたしてるうちに発車時刻を過ぎてしまった。
    でも、電車は来ない。
    これはインド鉄道あるあるの「遅れてる」という状況だろう。
    ネットや本で遅れるのは日常茶飯事だと見た。
    投稿には15時間遅れてやって来た、というものまであった。
    私の弟の体験談でも14時間で到着する予定が36時間かかって到着した、と言っていた。
    じゃあ、いったいどのくらい遅れてるのか?
    15時間ものあいだ列車が入ってくるたびホームに駆けつけるなんてできない~!
    ホームにもなんの案内もないし、一体どうやってインド人はホームが分かってるんだろう?

    昼間のホーム。表示が全くなくてわからない。IT先進国なんだから、電光掲示板くらいつくっておくれ。

    電光掲示板に新たに表示が出てないか、とか、
    駅員さんにもう一度確認に行ってみよう、とか
    あ、4番線に電車が来た、確認ダッシュ!とかやってたら、もうへとへと。
    しかもなぜか4番線の隅からもくもくと煙が立ち上ってて周辺は目も開けられないほどの煙さ。
    だれかがこんな夜中にごみを燃やすたき火をしてるみたい。
    もう、なんなんだよぅ!

    結局、何度も確認して、ふたりの駅員さんが「4番線にこのあと来る」と同じことを
    言ったので、これを信じて待つことに。
    ホームにいた身なりのいいおじさんにも確認すると、たしかに4番線でいいらしい。
    ただ、同じくニューデリーに行くおじさんの乗る列車もまだ来ていないらしく、
    私たちの列車はさらにあと。
    数本列車を見送った後、おじさんは自分の列車がやってきてニューデリーへと旅立っていった。
    同じニューデリーに行くのに、この列車には乗れないなんて。
    頼りになるおじさんがいなくなり、あとどのくらい待てばいいのか途方に暮れる。

    ちょっと冒険してみたいと思って選んだインド鉄道移動。
    こりゃ、期待に応えてくれすぎるてる。
    結局、1時間近く遅れて待っていた4番線に列車がやってきて、無事に乗車。
    乗っちゃえばクーラー聞いてるし、シーツも枕もあるし、ベットだから横になれるし、
    コンセントプラグもついてるし、これ、快適。

    朝にはチャイセットやご飯も配布され、1時間の遅れも取り戻して
    予定より少し早くニューデリーに到着。

    インド鉄道、こりゃ名物になるわけだ。

  • 何だか楽しいね

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    ビレッジへと向かう途中、エリッサ(17歳)と爆笑するヨメ。

    大して言葉も通じないのに、何笑ってんだろ。

  • ネパーリーになっちゃった

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    女性部屋で何やら騒いでると思ったら、

    ヨメがネパーリーになってました。

    左はサントス(誰? と思った方は過去のブログを読んでください)の妹、アンジューです。

  • 幸せはなんですか?

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    最近ブログにUPしてませんが各国で密かに私が続けている
    「あなたの幸せってなんですか?」という質問。

    ここ、ブッダガヤの宿の向かいにはトタンで作ったほったて小屋みたいな
    チャイ屋さんがある。
    観光客向けじゃない地元のチャイが飲んでみたくて、青空の下、
    木製のアンバランスなベンチに腰かけた。
    店のおじちゃんは英語も単語くらいしか話せないけど、
    ジェスチャーと笑顔でつながって、すごく気持ちがあったかくなった。

    青い服が店主のおじちゃん。チャイをいただく。

    チャイがあまりにもおいしくて、数杯おかわりしながら
    おじちゃんにこの質問をしてみた。
    おじちゃんは私の横に座ると、何でも聞いて、とにこにこ。
    いつもはポストカードに直筆で名前と答えを書いてもらうんだけど、
    おじちゃんは字が書けない。
    アルファベットはもちろん、ヒンズー語も書けない。
    インドの田舎であるブッダガヤは識字率が40%程度なのだ。
    おじちゃんの幸せは「小さいビジネス」なんだそう。
    それは今やっているチャイ屋さん。
    今は41歳で6年前まではバスの運転手をやっていた。
    おじちゃんには奥さんと娘が4人と息子が1人いる。
    「バスの運転手をしていた時は大きいビジネスだったけど
    毎日忙しくて家族と過ごす時間がなかったんだよ。
    だから、仕事を変えたんだ。
    今はこうして小さいけれどお店をやって、家族ともたくさん過ごせて幸せさ。」

    チャイは1杯5ルピー。約7円。

    自分にとって何が幸せか、どうしたら周りも幸せになれるか、を上手に選択できてる
    かっこいい生き方だと思った。
    分かっててもなかなかできないんだ、それが。かっこいいよ、おじちゃん。

    チャイはこの陶器でいただく。飲んだらそこらへんに叩きつけて割っちゃうかポイと投げ捨てるのがインド流。再利用、いたしません!!コップで飲むよりおいしいんだとおじちゃんが教えてくれた。

    そんなおじちゃんは、「僕と君は顔が少し似ているだろ?
    だからファミリーなんだ、ファミリーからのお金は受け取れないんだよ。」
    と、本気で困った顔をして、はじめに払っていた1杯目のチャイ代以外受け取ってくれなかった。

    全然顔は似てないと思うけど、ファミリーだよね、地球ファミリー。
    ありがと、おじちゃん。

    おじちゃんが「顔が似てる」とこの写真を見て何度も言っていた。

    注文が入ると鍋にミルクと紅茶の葉(インドは紅茶が名産。おじちゃんはダージリンを使ってた)と砂糖とスパイスを入れて煮だす。紅茶は縦長の乾燥した葉じゃなくてハギレ(?)の細かい茶葉。最後、こしながら器に注ぐ。

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