世界一周ブログ -  2011 12月

帰国後

アーカイブ: 12月, 2011

  • 香港街歩き

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    カジノと世界遺産の町、マカオから高速フェリーで1時間半。
    バウンバウン揺れるフェリーにやられ、
    もう使わないと思っていた酔止め薬を思わず飲むはめに。アネロン様々。

    道の頭上にはさまざまな看板。これ、見たかったの、香港っぽい。

    香港は元イギリス領。英語がスムーズに通じるし、英語表記の看板もちらほら。
    それに、驚くべきは日本の進出っぷり。
    フェリーを降りてから宿にたどり着くまでの徒歩5分のあいだに
    和民、大戸屋、吉野家、SOGOを発見。
    加えて、地下鉄ではAKB48握手会の看板(12/15に九龍に来るらしい)や
    YUIのアルバム看板が。
    ひらがなもオシャレらしく、やたらあちこちに使われていてまるで日本さながら。

    宿泊した重慶大厦(チョンキンマンション)。安宿や怪しいお店がいっぱい詰まった雑居ビル。泊まってみたかったのよねー。

    今回の宿はバックパッカーのあいだでは有名な雑居ビル、
    重慶大厦(チョンキンマンション)の安宿に決めていた。
    物価が中国の2倍近い香港はホテルも立派。
    でもここなら2000円~5000円くらいの宿もある。
    それにウォン・カーウァイ監督映画「恋する惑星」の舞台となったビルでもある。
    他にも金城武出演の「天使の涙」や大沢たかお主演の「深夜特急」など様々な映画で使われいて
    ちょっと泊まってみたいビルだったのだ。
    フェリー乗り場からすぐの観光の中心街にこのビルはある。
    入口にはトルコ人やインド人やアフリカ人の客引きが大勢いて
    確かにちょっと入りにくい雰囲気だ。
    バックパックを背負って歩いているとさっそく声をかけられる。
    2番目に声をかけてきた中国人のおじさんにとりあえず着いていくことに。
    ビルは足を踏み入れると、半数以上が一目で中国人ではないと分かる国籍の人ばかり。
    ごちゃごちゃと改造品やニセモノの商品がならぶなんとも怪しげな雰囲気。
    ひとめで日本人と分かるらしく、日本語での勧誘の声が飛び交う。
    この雰囲気をカメラに収めたいと思ったけれど、日本人がデジカメなんか出したら狙われそうで
    写真撮影もはばかられた。旅も終盤、無理は禁物。
    6人乗れば満員の狭いエレベーターで11階の鴻運賓館(ラッキーゲストハウス)へ。
    このビル、A棟からE棟まであり、50軒近い安宿が各フロアに3つくらいずつひしめいているのだ。
    案内された部屋は固めのベットが二つに、トイレの上にシャワーがくっついているような
    5畳ほどの部屋。
    それでも窓があるし、清潔感はあったのでこの宿に決定。

    細い昔ながらの路地の後ろに超高層ビルがそそりたつ。香港だなぁ。

    2階建てトラムと2階建てバスが超高層ビルの間を走り抜ける街中。

    香港では高層ビルとごっちゃりした看板と夜景を見てみたかったの。
    昼間は宿がある比較的安い九龍島から地下鉄で二駅の香港島へ。
    香港島はオフィス街と古き町並みがごちゃまぜになった場所で
    1800年代に建てられたお寺の後ろに超高層ビルが空に突き出てたりする。
    詳しいガイドブックも地図も持っていないので、ぶらぶらと散策。
    町にはイギリスの名残と思われる二階建てバスやトラムが縦横無尽に走っている。
    途中、真っ黒なトラムのかっこよさに魅かれ、行くあてもなくトラムの2階に乗り込む。
    この旅で時々やっているはとバスがわりの観光目的のトラム乗車。
    2階からの風景は歩いているときとは少し違って、迫力がある。
    下車して、目の前の広場で始まったおじさんたちのサッカー試合を観戦して
    街歩きをしながら再び九龍島へ戻る。
    地元カフェでコーヒータイム。
    街歩きは4時間が限界の私たちなので(^^ゞ
    いったん宿に戻ってから日没後に夜景を見にチムサーチョイプロムナードへ。
    ここは湾を見渡せる散歩道で対岸の香港島のビル群の灯かりが
    100万ドルの夜景ともいわれる美しさなのだ。
    うむー、確かに水面に灯かりが揺らめいて美しい。
    香港、満喫!

    香港のチムサーチョイからの夜景。函館とナポリと香港が世界三大100万ドルの夜景らしい。

    宿のあるビルへ戻り、少人数しか乗れないため行列になる名物エレベーターに
    アフリカ人とトルコ人にまじってぎゅうぎゅうで乗り込んで部屋へ戻る。
    明日は日本へ帰国する飛行機が出るバンコクへ移動します。
    バンコクで1泊したら、もう次の日には帰国の便に乗らなくては。
    なんだか楽しみなんだけれど、さみしくもあり、
    日本が恋しいけれど、まだまだ旅をしていたくもあり。
    着実に日本が近づいてきてます。バンコクへ行くぞーー!!

    水面に移る光がきれい。20:00からライトショーもあるんだけど、これはしょぼくてびっくり。香港は夜景が名物なんだからやるなら威信をかけてもっとちゃんとやりなさいよ!って感じ。しょぼさ確認のため見るのはアリかも。強いて言うなら九龍島と香港島を結ぶ船から見るのが一番いいかも。

    夜の香港はギラギラしていていい!!!薬屋がたくさん。精力剤や一目では何だかわからない乾物など漢方をたくさん売ってる。

    世界一長いエレベーターは香港にある。乗ってみたものの、途中で修理中になっていて歩くはめに。世界一体験できず。

    重慶大厦の狭いエレベーターの中には年季の入った注意書きが張られてた。注意書きにはドラえもんの画像が印刷されていた。この注意書き、量産されてるんだろうな。

  • Macauと澳門

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    世界遺産のSt.Paulを見ようとすると、手前に干してあるおぱんてぃも目に入る…。

    世界一周ブログ@マカオです。

    永らくポルトガルの統治下に置かれていた【Macau】が
    中国に返還されたのは1999年のこと。
    【澳門】はカジノの街として発展を遂げ、
    さらに2005年には街自体が世界遺産に登録されたことで
    ギャンブル好きな中国人のみならず、
    世界中の人々から熱視線をおくられてます。

    この歴史地区を歩くと、ポルトガルの影響を感じる建物と、
    中国らしいコッテコテな生活感がごちゃ混ぜになっていて興味深い。

    グランド・リスボア・ホテルと大砲。何だか象徴的な構図。

    こういうきれいな景色ともしばしのお別れかあ。あ、でも売れる本作っちゃえばいいんだ!

    マカオの夜は明るい。あれ? 夜ってもっと真っ暗じゃなかったっけ? 田舎ばっかり行ってたからなあ。

     

    カジノにもちょこっと顔を出しました。
    ココの一番人気はルーレットではなくチンチロリン。
    カイジばりに勝負したいところでしたが、
    旅も終盤戦で懐がかなり寂しい感じになっているので
    見学だけでその場を離れました…。

    はらだいち

  • 宿116 : Minan Hotel @珠海

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    ホテルもクリスマス仕様。クリスマス=今年が終わる=旅行が終わる。寂しい。

    世界一周ブログ@珠海(中国)です。

    広州からのルートはマカオ→香港→バンコク(タイ)を予定していたものの、
    マカオ&香港の物価の高さ(特に宿)が予想以上だったのと、
    ドンピシャで重なってしまった【マカオ国際マラソン】による大混雑により、
    マカオ手前にある中国側国境の街【珠海】で1泊することに。
    こうすることで1万5千円ぐらい宿賃が浮きました。でかいよ、これ。

     

    Minan Hotel
    ■シングルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、3点
    寝具 ★☆☆ セミダブルが1台。掛け布団が薄くて寒かった。
    水周 ★★★ 最高。熱々のお湯が大量に出ます。清潔感も◎。
    設備 ★☆☆ エアコン、テレビ、湯沸し器。窓がないので大減点。
    WIFI ★☆☆ あるらしいけど、パスワードを聞き出せなかった。
    立地 ★★★ 国境まで徒歩10分。レストランも近い。
    接客 ★☆☆ 国境なのに英語がまったく通じないとは!
    価格 ★★☆ 198元(約2400円)/朝食なし。

     

    狭い、窓がないは最初に部屋をチェックさせてもらった時点で
    確認していたから諦めはつくんだけど、
    最後の最後にどうにも諦めがつかない大事件が!

    明け方、「何か、カサカサいってない?」とヨメ。
    うーんと寝ぼけて「気のせいじゃない?」とボク。

    その数秒後、枕を伝って聞こえる
    「カサカサ…」という音に飛び起きると、
    枕を這うゴキブリを発見!

     

     

    ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー!!

     

     

    枕はカンベンーーーーーーーーーーーー!!

     

     

    この旅始まって以来の、最悪な寝起きでした。

    うー、きもちわるい。

     

     

    はらだいち

  • 世界遺産の町マカオ

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    ホテルから見えたマカオタワー。上部からバンジージャンプとかできるそうな。

    マカオ国境の中国の町、珠海から海を挟んで目の前にそびえたつマカオへ陸路入国。
    マカオは中国の一部だけれど、元ポルトガル領で中国とはお金も違うし、
    入国審査とパスポートにスタンプも必要だ。

    マカオはギンギンギラギラのカジノホテルが立ち並ぶ。

    まずは中国出国審査へ。
    …と思ったら、なんじゃこりゃ?!
    ディズニーランドの新アトラクションかってくらいの長蛇の列!!
    ゆうに1000人は超えていると思う。。。
    バスやフェリーでの入国のほうがスムーズとは聞いていたがここまですごいとは!!
    たくさん窓口はあるんだけれど、ほとんどが中国国籍かマカオ国籍か香港国籍用で
    外国人用の窓口はひとつのみ。
    地味に進んでいる外国人用の列の最後尾に並ぶ。
    時計は午前10:30。
    どの窓口も手際はいいものの、なにしろ並んでいる人数が多すぎてなかなか進まない。
    結局、中国の出国スタンプをもらえたのが11:30。ふぅ、と一息。
    でも、待てよ?まだ出国しただけ。
    同じだけの人数がマカオ入国にも向かってるわけだから…。
    2分ほど歩いてマカオ入国審査にたどり着くと、まー、並んでるわな。
    窓口は20個くらいあるんだけど、こちらもすごい人、人。
    しかもマカオ入国のほうは列の柵がない。
    えー、中国人、もともと『並ぶ』という概念がございません。
    隙があれば入るが勝ち。早い者勝ち。
    私たちも戦々恐々としながら、自分たちの順番を死守する体勢でこの戦いに臨む。
    が、中国人強し。
    後方からやって来たおじさんが列の前のほうの様子を見に列と列の間を進んでいき、
    戻ってきたと思ったら、スイと私たちの前に入ってきた。
    それに伴い、ご家族と思われる子供二人とおばさんも何気なく追加。
    うー、悔しい。
    そのあと、きれいめな格好の女性が前方に知り合いがいるようで
    背伸びして手を振ったり合図をしながら携帯電話で話しつつ後方から列を分けて進んできた。
    後ろに並んでいた人たちと同じように道を開けてあげると、
    私たちの前で進むのをやめて携帯電話を切り、定住。
    なんなんだ!!!
    おじさんおばさんはなんとなく割り込むイメージがあるけれど、
    現代文化にどっぷり触れてる若者でも割り込むのが普通なのか!
    しかも誰かを探してるカムフラージュなんかするのは悪いことしてる自覚があるからだろっ!
    結局5人に目の前に入られる惨敗っぷり。
    キーーーーッ!!!!!

    中国出国。門は目の前だけど、長蛇の列に並びます。

    でも、マカオ入国審査場ではマカオ政府による無料wi-fiが飛んでいた。
    中国では閲覧禁止のため見られなかったfacebookやツイッターが
    マカオ入国審査場ではすでにアクセス可能。
    ひゃー、数日ぶりの自由報道世界だ。
    うれしくてネットを見ているとあっという間に1時間が経過。
    マカオも1時間かかって無事に入国審査完了。

    ひとたびマカオに足を踏み入れれば、そこはビル群が建ち並ぶ別世界。
    どこぞやの会長が100億円使ったというカジノのビルがギラギラそびえたってる。
    すげー、マカオ。
    マカオで出会った中国人のおじさん曰はく、マカオは家賃も安くて、
    政府がカジノで年間800億パカラ(約7760億円)儲かるので、
    毎年国民1人あたり600~1000パカラ(約1万円)の還元があるらしく、
    みんなが住みたい憧れの場所なのだそうだ。

    マカオのマクドナルド。ビックマックを食べるとクジがついてきて、100万香港ドル(約1000万円)があたるモノポリーのキャンペーンをやってた。さすがカジノの街マカオのマック。夢がありすぎる。もちろんビックマック食べたけど、残念賞のハンバーガー1個無料すらも当たらず。

    観光産業で成り立っているマカオは観光するには高めの値段で
    国境超える前の中国ではホテルも1泊2000円くらいだったのに
    マカオは探しまくってやっと見つけたホテルで8500円。
    ご飯も中国では二人で600円くらいだったのに
    マカオの中心街に来ちゃうと二人で余裕で1000円越しちゃう。
    貧乏旅行だけどマカオを見てみたかっただけの私たちは
    今回はカジノと夜景と世界遺産の街並みを見て回るだけで、
    メイクマネーはしないことに。
    カジノの内容も私の好きなルーレットがなくて、
    サイコロで半か長か当てるゲームがメイン。
    ところ変われば、カジノのゲームも変わるんだなー。

    マカオはポルトガルの雰囲気が残る町自体が世界遺産。
    のんびりプラプラ散策して、たくさん歩いて、ホテルにてゆっくり休息日。
    明日は香港に向かいます。

    世界遺産の街並み。有名な広場だけどクリスマス飾りつけになっていて歴史の街並み一部隠れちゃってた。

    ポルトガルの影響も強く、美しい教会が残っている。真っ白な教会、ヨーロッパ以来。ヨーロッパでは毎日教会見ていて、もういいやって思ってたけど、久々の教会は吸い込まれる美しさ。

    世界遺産、ギラギラの建物と隣り合わせにボロボロなアパートが並ぶのがマカオ。土産物屋街は観光客であふれてる。

    マカオのシンボル。蓮の花をかたどったカジノホテル。

  • マカオ国境の町 珠海

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    広州からバスで2時間半移動してマカオとの国境の町、珠海(チュンカイ)へ。
    最近はバス8時間ほど乗るのが普通だったから
    2時間半なんてひと眠りしたらもう着いちゃって
    眠るのには短すぎる距離だった…。
    中国のバスは座席間隔も広くて、うるさい演歌音楽も流れてなくて、
    リクライニングも気持ちよくできて、カンペキ。
    強いて言えば、たいてい運転手さんがブレーキやハンドル操作が荒いけど。。

    珠海の町は夕方から屋台が出てネオンが輝いて活気に満ちてくる。トルコ系の人種も多くてにぎやか。屋台は麺が10元8約120円)くらい。

    珠海で歩いて宿探し。
    中級のホテルに行ったのだけれど、この町もやはりまったく英語が通じない。
    「How much?」とか「1 night」も通じない。。。
    東南アジアのカンボジアでもラオスでもベトナムでもホテルフロントは
    単語くらいは理解してもらえたし、タイなんかかなり流暢な英語で対応してくれるのに
    中国はまったく通じない。
    むしろ「はぁん??」としかめっつらで聞き返されちゃう。
    おいおい、こちらお客様ですよ??
    異国の地にこちらが勝手に気に来てるわけだから、
    私たちが中国語を話すべきなんだろうけど、通じないにしても愛想がなくてびっくりしちゃう。
    中国の宿では宿泊時に宿泊費と別に同額程度のデポジット金を預けなくちゃならないんだけど
    今回は翌朝中国を出発するので、デポジットのための中国元を余分に持っていない。
    デポジットのために両替するのもバカらしいので、
    できればただ預けて戻ってくるだけのデポジット代はドルで支払いたかった。
    その旨を伝えるのに、これ、一苦労。
    スタッフがかわるがわる4人出てきました(^^ゞ
    最後にはドルを何度も何度も光にすかしたりしてチェックして、
    宿泊費の2倍以上のデポジットをドルで渡すことでOKが出た。
    ふぅ、中国是日々戦。

    雲呑麺。かろうじて読める漢字のメニュー。

    珠海の町はすぐ目の前に見える元ポルトガル領のマカオの影響も強いようで
    ケバブやコーヒーショップが目立つ。
    そして夜は屋台とガールズバーが路上に建ち並び、より華やかになる。
    パチものであろうドラえもんグッズを楽しく見て歩き、宿に戻ってテレビをつけると
    筋肉番付と風雲たけし城をまぜたような素人参加型の体力ゲーム番組をやっていた。
    ぐるぐる回る棒の上に飛び乗ったり、駆け下りたり、
    プールにおちて服がぴったりしちゃうセクシーさがあったりして、
    時間内にゴールすると賞品がもらえるという内容なのだが、
    まぁ、日本のテレビ番組にそっくりだなと思ってみていたら、
    ついに時間内にゴールをできた人が出現。
    さて、何がもらえるのかと思って見ていたら
    「おめでとうございます!商品はこちらです!U-pad!!」
    ?!?!?!
    商品までパクり~!!
    見た目はi padそっくりなU-padをうれしそうに掲げる挑戦者。
    うーん、中国恐るべし。