世界一周ブログ143日目。
先日、モロッコの美容院に行った時のお話をします。
夫婦で髪の毛を切りあっていたのですが、
「さすがにどうにも誤魔化しきれん!」 となり、
モロッコにて美容室に行く決心をしました。
が、僕には小さくない不安が。
それは、25を過ぎたころから着実に後退している生え際です。
「認めたくない!」 と長らく思ってきましたが、この旅に出るのをきっかけに、
「Mッパゲであるが、まだギリギリセーフ。だが、確実にハゲゆく存在である」 と認知。
妻にも 「俺は、ハゲかかっているのである!」 と告げたことで、
それまでは夫婦間でさえも、あまりにも繊細だった部分が
ネタとしてイジれる 「おもしろ要素」 へと変化したのです。
(ただ、妻の過剰なイジりにより、この旅で2、3回ブチ切れましたが。
許して…。だって、まだ打たれ慣れてないんだもの…。)
そんなこんなで、美容室にいくとなれば、しっかりオーダーしなくては!
だからって、アラビア語なんかじゃ到底リクエストできません。
そこで、事前に伝えたいことを翻訳していったのですが、それがトップ画像の内容です。
本当はもっとマイルドな表現にしたかったのですが、
曖昧な表現は伝わりにくいと判断して、ストレート勝負!
妻が髪を切り終え、いよいよ僕の順番。
担当は偶然にも、Mッパゲ。先輩、よろしくお願いします!
「どうしようか?」的なことを聞かれ、ここぞとばかりにiPhoneを見せました。
ところが、訝しげに首を傾げる担当者。
「ちょっと貸して」と、僕のiPhoneを持って、隣にいた美容師に聞きに行きました。
すると隣の彼は、「ああ、これはね…」 と薄ら笑いを浮かべながら説明。
「ああ…」 と納得する担当者。
隣で髪をセットされているお姉さんは、「何? 何!?」 と興味津々で尋ねたものの、
話の中身を知って笑いたくても笑えない状況に。可哀想だが、自業自得。
でも、さすがはMッパゲ担当者。
なかなかのこなれた手付きで仕上げてくれました。
先輩も、あの手この手を尽くしてきたんですね。
はらだいち
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