世界一周ブログ152日目。
ブラジル(サンパウロ)の強盗に引き続き、
スペイン(バルセロナ)では、スリ未遂に狙われました。
まあ今回は未遂で済んだんですけれどね。
事件現場は、地下鉄3号線の「ドラサナス駅」。
FCバルセロナの本拠地「カンプノウ」へ向かうところでした。
僕達はベンチに腰かけて電車の到着を待っていました。
シエスタと呼ばれる昼休憩の時間帯だったということもあり、
周りにはパラパラと人がいた程度。
2分ほど待つと、電車が駅に入ってきました。
電車に乗っている乗客をチェックするのは、もはやクセになっていて、
なるべく「無害」っぽい人が乗っている車両を見極めて席を立ちました。
ところが僕らが電車に入ろうとすると、どこからともなく4人組の男性が。
こんなにガラガラなのに、何も同じドアを選ばなくたって。
これは明らかに怪しい! と思い、
「向こう行こう」とヨメに告げ、サッと隣のドアへ。
扉に入ってすぐの角(座席の次に人気のあのスポット)に立つと、
男の一人が右手をショルダーバッグに隠しつつ、僕のいるドアに向かってきます。
残りの3人も僕が最初に入ろうとしたドアから車内に入り、
こちらに来て僕を取り囲もうとしています。
あー、こりゃスリだなあ。
ヨメを探すと3人の後ろに。どうやらヨメは最初のドアから乗車した模様。
サッと“人気スポット”から離れつつ、「こいつら、絶対スリ」とヨメに告げると、
「スリ」という言葉を知っていたのか、その4人組は電車から降りました。
バッグを持った男が実行犯で、残りの3人は「壁役」。
これは広く知られるフォーメーションで、ガイドブックなどにも載っています。
それにしても、また狙われるとは。
しかもヨメといるのに、何で僕だけ。
ヨメより弱く見えるのかしら…。
はらだいち
追記 :
ちなみにバルセロナの地下鉄は本当にスリが多いらしく、
駅構内には「スリにご注意下さい」と日本語でアナウンスが流れています。
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