世界一周ブログ -  ムコ旅

muko
  • 暮らすように旅をしたい

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    プダサイニ一家の皆様と。ちなみにプダサイニとはサントスの苗字(カースト)です。

    世界一周ブログ@カトマンズ(ネパール)です。

     

     

    泣きながら部屋で立ち尽くすヨメ。

     

     

    「だいちゃん、ごめんなさい…」

     

     

    えっ!? 何事??

     

     

    「犬に噛まれた…」

     

     

    狂犬病がいかに危ない病気なのかは、過日のブログで触れた通り。
    ワクチンを打てば問題ないものの、注射回数があまりにも多いため、
    旅行を続けながら定期的にワクチンを打つのは不可能=即帰国なのです。
    でも発病したら100%死ぬから、予防接種をしていない犬に噛まれたら
    どんなことがあっても念のためワクチンを打たなければなりません。

    ヨメを事情聴取。
    どうやらサントス家の飼い犬に噛まれたとのこと。
    エサを食べているところにちょっかいを出したらしい。
    あれほどダメだって言ったのにーーーー!!

    でも飼い犬ならば、家族の誰かに「予防接種受けてる?」と聞けばいい。
    こっちが悪いのに相手を攻めているみたいで何となく気が引けるけど、しゃあない。
    でも狂犬病って英語で何ていうの?
    あ、そうだ! 日本語ペラペラのイスオルにこっそり聞こう。

     

    「ああ、ウチのはちゃんと注射打ってるから大丈夫!」とイスオル。
    そうだよね。ここにはイタズラ盛りの赤ちゃんもいるからケアしてないワケがない。

     

    そんなこんなで、最後の最後までご迷惑をおかけしながら、
    イスオル、アンジュー、ツェーランジービーとともに空港へ。
    サントスは家の前でお別れ。ワタクシ、号泣しちゃいました。てへ。
    最後に撮った集合写真はこの旅の宝物です。

    そんなこんなで、ドタバタすぎるネパール旅行もこれにておしまい。
    いろいろあったけれど冒険をしている感じがしたし、
    僅からながらではあっても、地元の人の生活に入りこむことができた。
    多分、これが「旅行」と「旅」の違いなんだろうな。
    そしてこれこそ、僕の求めている旅のスタイルなのかも。

    これからデリーを経由して、バンコクも通過して、サムイ島へと向かいます。

     

     

    はらだいち

  • 原家崩壊の危機

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    病院まで診断書を取りに一人カトマンズの街へ。ビレッジでもそうだったけれど、ネパールの子ども達は写真を撮られ好きだなあ。

    世界一周ブログ@カトマンズ(ネパール)です。

    入院と退院を1日で終えた翌朝。
    ヨメの体調はかなりよくなったようです。

    この度はサントスを始めとしたご家族の皆様、
    ご迷惑をお掛けいたしまし。申し訳ございません。
    ま、何はともあれ治ってよかった。
    でも、いかんせん一昨日は40度近い発熱があり、
    昨日だけでも10回以上はトイレに行っていた身。
    果たして【デリー→バンコク→サムイ島】という
    地獄の24時間移動に耐えられるのか…。

     

    僕が考えた選択肢は二つ。
    A : 予定通り出発
    B : 最大8万円の出費を覚悟して明日出発

     

    そしてヨメが考えたもう一つの選択肢
    C : 最大5万円の出費を覚悟して明後日出発

     

    この「覚悟して」というのがミソで、
    場合によっては費用がかかる、場合によっては費用がかからないというもの。
    持っているのは格安航空券とキャンセル期限切れのホテルの予約だから、
    基本的には予定変更はできないことになっているけれど、
    交渉すれば何とかなるかもしれない、という希望的推測。
    さらにもし海外旅行保険でカバーできれば一切合財をまかなえる、という淡い期待。

    僕としてはもうBでいいのではないかと思っていました。
    もちろんAができるのならそれにこしたことはないけれど、やっぱり健康第一。
    しかしこの三つの選択肢をめぐって、原家始まって以来の大喧嘩が勃発!!

    二転三転しつつ、結局Aの選択肢、つまり予定通りネパールを出ることに。
    喧嘩が収まっても悶々とした気持ちを抑えきれず、
    嫌味をいろいろと言ってしまったことを反省しております…。
    ヨメすまん、口がすぎた…。

    フライトは夕方の17時だけれど、結論が出るまで間に
    一人で街にに航空券を探しに行ったり、病院に行ったりしたので、
    サントス家の皆様と一緒にいられる時間は気がつけば残り2時間。
    よく考えたら、僕らは迷惑をかけてばかりで何もできてない。

    ここに着いたころは僕が体調を崩していたし、
    戻ってきたと思ったら、ヨメの入院騒動。
    本当は夕食後とかは居間で団欒をしたかったけれど、
    うつしちゃ悪いから、それもほとんど叶いませんでした。

    申し訳ない、申し訳ない、と思いながら部屋に戻ると
    何やらヨメが泣いている…。

    今度は何だ!?

     

    「やっぱり帰る」となり、サントス(左)は大慌て。帰りがけにネパーリー・ハットをもらいました。これをデリー空港でかぶっていたらいろいろなネパール人に声をかけられた。

     

    はらだいち

  • 入院、そして退院

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    点滴なう。子供達と体力の限界まで遊んで、しかもバッファローのミルクなど、片っ端から飲んだり食べたりするから…。

    世界一周ブログ@カトマンズの病院(ネパール)です。

    ビレッジから帰ってきて倒れたヨメとともに病院へ。
    そして診察室に現れたのは、イケメン白人医師。
    微妙にテンション上がるヨメ。治ったら絶対しばく。

    ひと通り体調の推移を説明した後、
    「実は旅行中で、この1カ月間でケニア、エジプト、
    ギリシャ、トルコ、ヨルダン、インドを旅しました」と伝えると
    イケメン医師の表情が一転。

     

     

    「ケニアはナイロビだけ?」

     

    ――いや、サファリに行きました。

     

    「マラリア予防薬飲んだ?」

     

    ――飲んでません。

     

    「じゃあ、血液検査と検便をしよう」

     

     

    こちらからも言わずとも、マラリアを疑ってくれたことに感謝。
    「マラリアかも!」と疑ったのに、「大丈夫だよ」と判断されて
    命を落とした旅人を僕は知っているからです。

    検査結果を待つ間、ヨメ入院。
    昼には帰れると思っていたのに、待てども待てども終わらない。
    気がつけば点滴は6本目。体のどこにそんなに入ってくの?

    退屈でこっちが先に死にそうになったので、
    ついでに僕のかゆーいボツボツも診察してもらい、
    飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。

    サントスもイスオルもいったん仕事に行ったけれど、
    昼休みにわざわざ戻ってきてくれたし、
    他にもいろいろな人がお見舞いに来てくれました。
    どんだけネパール人、優しいんだ!?
    好きだぜ、ネパール。

    気がつけば夕方5時。
    いよいよ検査結果発表。

     

     

    「バクテリアによる下痢」

     

     

    つまり、食あたり。

     

     

    大事には至らず。ほっ。
    明日はネパール最終日=タイへのフライト日だけど、
    医師に確認したら「たぶん行けるでしょう」とのこと。

    まあ、今日はとりあえず家に帰って
    行くか予定を変更してネパールに残るかは、
    当日の朝に判断することにしました。

    24時間前の姿。人はたった一日で、ここまで激変します。要注意。

    はらだいち

  • 下山、そしてヨメ倒れる

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    帰り道も山を一つ下り、川を渡り、も一つ山を越えていきます。

    世界一周ブログ@カトマンズ(ネパール)です。

    朝6時、ひっそりとビレッジを後にします。
    …と思いきや、やはり村人の朝は早く、
    歩けども歩けども、誰かにつかまりなかなか進まない(笑)。
    結局、村を出るのに1時間はかかりました。

    途中、学校を横切る。ついでに「こんにちは」を教えてきました。

    12時半。カトマンズのサントス家着。
    再びここにお世話になります。
    もっとも明日はポカラかナガルコットへ行く予定ですが。

    ランチをいただき、3日ぶりの風呂に入り、溜まりに溜まった洗濯を。
    ちなみにこちらは水シャワーが基本。
    でも今の最高気温は25度、夜は10度ぐらいまで冷え込むので
    正直いって水シャワーはかなりキツイっす。

    洗濯を終えて部屋に帰ると、ベットですーすーと寝てるヨメ。
    「あれだけ遊べば疲れるわな」と思いそのままにしていたのですが、
    夜になると、何やら熱があるようす。
    体温計で測ってみると、何と39.7度!!

    あかん!

    それはあかんよ!!

    頭をよぎる、「マラリア」という言葉。
    僕らはアフリカやインドなど、要注意地帯を通ってきているのだから。
    でも解熱剤を飲んだら熱が38度台まで下がったので、
    12人+2人の家族会議の結果、とりあえず今晩は様子見をすることに。
    この家族の中に日本語学校の先生と看護婦さんがいたのは頼もしい限りです。

    翌朝。

    熱は下がったものの、下痢止まらず。
    「これはマラリアだー! 腸チフスだー!!」と騒ぐヨメ。
    普段は人の100倍で元気でポジティブなところが取柄なのだけれど、
    体を壊すと急に超ネガティブ娘になることは「サソリ事件」で証明済み。

    というわけで、朝7時からサントスと日本語を話せるイスオルを連れ立って
    カトマンズ市内の外国人専用病院へ行くことになりました。

    果たして、ヨメの運命は!?

    次回へ続きますが、これを書いているってことは無事だったってことです。

     

    はらだいち

  • ビレッジ写真展

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    僕らの泊まったサントスの生家。泥でできてるけど、土足禁止。

    ごはんは右手で食べます。う○こは左手で拭きます。これ、常識。

    村の子供達。何だか知らないけど、すっげえ楽しそうなんだよなあ。

    僕らの胃袋を満たすご飯を作ってくれたのはこの方。おいしかったよ。

    「ああ、この村はのどかでええなー。癒されるわー」

    話をする時は女は女、男は男。何だか懐かしい感じがした。

    味のありすぎる布団。本音をいうと、ちょっと抵抗あったなー。

    ずっと僕らの近くにいた3人。いろいろありがとうねー。

    村の下を雲が流れる。これを見れただけ、ここに来た価値はあった。