世界一周ブログ - 夏を追いつつ世界一周をしています。

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  • うんちで家掃除

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    銀色の甕は水入れ。湧水汲んできて溜めておきます。銀色のお皿で食事をいただきます。この土でできた床を拭き掃除したのですが…。

    山の村での生活初日の夜。
    お隣のお母さんが夕食を一緒に作ってくれた。
    私はサントスとかと一緒にご飯を一番にいただいちゃったけど、
    本当は女性はご飯を食べるのは最後。

    ご飯を作って、男たちにおかわりを継ぎに回って、男たちが食べ終わったら
    最後に台所のすぐ横でお母さん(女性)がご飯を食べます。
    食べ終わったらかならず台所兼リビングの床を水と雑巾代わりの粘土質のもので拭き掃除。
    ご飯を食べ終わって、お母さんが床掃除を始めたので
    「私にもやらせて」と変わってみたのはいいものの、ム、ムズカシイ…。
    水を適量まいた床に、ネチョネチョした粘土みたいな雑巾代わりのものを這わせる。
    水の量が多かったのか、こすったら土の床を一部はがしちゃった…。
    ごめんなさーい!!!
    ケラケラ笑われながら、こりゃまずいと思い、おかあさんに選手交代。
    で、「手のにおいをかいでみな」と言われて嗅いでみるとかすかに臭い?
    「その粘土みたいなのは牛の糞だよ」
    うそーん、牛の糞100%??
    知らなかった、めっちゃ手でこねまくっちゃった(^^ゞ
    水と混ぜると吸着力もましてご飯粒やほこりをしっかり掃除できるみたい。
    うむ、人生初体験、牛の糞にぎってしまった。

    村の女性は偉大だ。毎朝と夕飯後に家中を掃除する。私の隣のおばあちゃんは78歳。ずっと村で育ってきた。村には動物と人間の両方を診られるお医者さん(?)がいるけど、病院や薬はそろってない。おばあちゃんは年のせいでたまに足が痛んで辛いんだそう。でもパワフルなんだな。

    ご飯は土でできたかまどで鉄製のボールや鍋を使って作る。
    食器は庭で雑草やトウモロコシの皮を使って、灰を石鹸代わりに磨き上げる。
    水は貴重なので一皿洗った水は二皿目にも活用。仕上げ流しはきれいな水で。
    洗いあがった食器は部屋の床の上か、庭の雑草の上で乾かす。

    ここは電気がないのでろうそくの灯かりの元、サントスは1年ぶりに戻ってきたという村で、
    村中から集まった親戚や友人たちとわいわいおしゃべり。
    日没しちゃうとまだ8時だけど一気にあたりが夜になる。
    何にも見えないし、踊りつかれてもいたので
    夕飯をいただいてそのまま2階の部屋で寝ることにします。

    日の出は朝6:00くらいらしい。
    朝日と共に起きてみよう。

    薪で調理して、その灰を石鹸代わりに食器を洗う。スポンジは乾燥させたトウモロコシの皮。使いおわったらそこらへんにポンと投げて自然へかえす。

  • 入院、そして退院

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    点滴なう。子供達と体力の限界まで遊んで、しかもバッファローのミルクなど、片っ端から飲んだり食べたりするから…。

    世界一周ブログ@カトマンズの病院(ネパール)です。

    ビレッジから帰ってきて倒れたヨメとともに病院へ。
    そして診察室に現れたのは、イケメン白人医師。
    微妙にテンション上がるヨメ。治ったら絶対しばく。

    ひと通り体調の推移を説明した後、
    「実は旅行中で、この1カ月間でケニア、エジプト、
    ギリシャ、トルコ、ヨルダン、インドを旅しました」と伝えると
    イケメン医師の表情が一転。

     

     

    「ケニアはナイロビだけ?」

     

    ――いや、サファリに行きました。

     

    「マラリア予防薬飲んだ?」

     

    ――飲んでません。

     

    「じゃあ、血液検査と検便をしよう」

     

     

    こちらからも言わずとも、マラリアを疑ってくれたことに感謝。
    「マラリアかも!」と疑ったのに、「大丈夫だよ」と判断されて
    命を落とした旅人を僕は知っているからです。

    検査結果を待つ間、ヨメ入院。
    昼には帰れると思っていたのに、待てども待てども終わらない。
    気がつけば点滴は6本目。体のどこにそんなに入ってくの?

    退屈でこっちが先に死にそうになったので、
    ついでに僕のかゆーいボツボツも診察してもらい、
    飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。

    サントスもイスオルもいったん仕事に行ったけれど、
    昼休みにわざわざ戻ってきてくれたし、
    他にもいろいろな人がお見舞いに来てくれました。
    どんだけネパール人、優しいんだ!?
    好きだぜ、ネパール。

    気がつけば夕方5時。
    いよいよ検査結果発表。

     

     

    「バクテリアによる下痢」

     

     

    つまり、食あたり。

     

     

    大事には至らず。ほっ。
    明日はネパール最終日=タイへのフライト日だけど、
    医師に確認したら「たぶん行けるでしょう」とのこと。

    まあ、今日はとりあえず家に帰って
    行くか予定を変更してネパールに残るかは、
    当日の朝に判断することにしました。

    24時間前の姿。人はたった一日で、ここまで激変します。要注意。

    はらだいち

  • ネパールの山の上の村でホームステイ

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    山道をずんずん歩く。私、歩くの遅いからしんがり。

    今日からサントスの育った山の上にある電気も水道もガスもない村に
    泊まりに行かせてもらう。
    カトマンズのサントスの自宅から歩くこと30分で大通りへ。
    大通りで50分待って、バスをつかまえて2時間揺られて山の麓へ。
    ほったて小屋みたいな八百屋で分度器を使って天秤により重さを量って野菜購入。
    同じくほったて小屋みたいな屋台レストランで昼食。
    さて、ここから山を一つ越えて、もう一つの山の上が目指す村。
    歩きますよ~~。

    一つ山を越えたところで幅15メートルくらいの川。靴脱いでズボン捲し上げて、流されないように手をつないで、さあ、川を渡ります。アドベンチャー!

    山のふもとの八百屋さん。大きな天秤で野菜の重さを量って購入。明日からの野菜は村の畑からだけど、今夜の夕食分の野菜はここで調達。荷物に入れて村まで運びます。

    この旅でてから本当によく歩くようになった。
    数時間歩くことが気持ちいいと思えるようになった。
    日本にいたときは電車とタクシーに頼りっきりだったから、
    1時間以上歩くってことめったになかったもん。

    滑りやすいと言われているオールスターのスニーカーだけど
    私はこれでいいのだ。これで歩いてみせるのだ。
    ごっつい登山靴買っちゃうと街中で履けないじゃない?
    それに、一緒に歩いてるサントスの妹のアンジューと姪っ子のエリッサは
    レギンスにサンダルという出で立ち。
    彼女たちより10歳年上ですが、負けてられません!
    登り始めて1時間、汗もだくだくで息も切れるころからなんだかアドレナリンが出て、
    妙に気持ちよくなって同じテンポで歩き続けたくなる。

    山道の途中にあった小学校の前で。デジカメに興味津々の男の子。いい笑顔!

    たまに木陰で休憩。
    ネパールの人は即席ラーメンをよく食べる。
    お湯がなくてもおかし代わりにベビースター、いやラーメンバー並みにぼりぼりと食べる。
    基本は朝ごはんは食べずに11時ころにお昼ご飯、
    3時に軽いごはん(ここで即席ラーメンがよく登場する)
    夜8:00ころにたくさんの夕ご飯を食べる。
    木陰でも即席ラーメンをくだいて、調味料を入れてまぜてぼりぼりと。

    3時間半歩いたところで村の入り口に到着。
    入口のおうちで歓迎で出してもらったラッシーみたいな牛乳を発行させた冷たい飲み物、
    すっごくありがたいしおいしかったんだけど、おなかのことを考えると
    怖さもあって、大半残させてもらった。
    申し訳なくて心が痛む。ゴメンナサイ。

    村の家ではたいていバッファローと山羊を飼っている。バッファローは大切な栄養源のミルク。山羊はたまにいただきます。

    どこからともなく子供が集まってきて、
    気づいたら歩いてる私と手をつないできた。
    外国人の女性がめずらしいのかもしれない。
    あっという間に村の子供たちに取り囲まれて、
    走り出す子供たちに手を引っ張られるままムコたちとはぐれて見知らぬお宅へ。
    「ナマステ。どうも…。」
    「こっちがお母さんでこっちがお父さん。私のおうちなの」嬉しそうな笑顔の女の子。
    遠くで私を呼ぶ声。そら、探すわな。
    まだ何か話したそうな女の子に「メロナム マキ ホ」と名前を伝えると
    「あとで遊びに行くよ、マキ」とのこと。
    (ちなみにたまに単語の英語は混じるもののほとんどネパール語なのでなんとなく理解、です)

    ここが村での私たちの家。サントスが生まれ育った築100年以上の土の家。

    彼女の家から1分くらいのところにサントスの育った家があった。
    1年前に家族中、おじいちゃんもおばあちゃんもカトマンズの町に引っ越してきちゃったから
    今は空き家のサントスの家。
    土台は石、そのほかは土でできてる築100年以上の大切にされてきたお家。

    あの家に外国人が来てるよ、という噂は小さな村ではすぐに広まったらしく、
    30分後には大勢の子供たちがサントス家の前に集合。およそ20人くらい。
    みんな自分たちの名前を教えてくれて、「踊ってよ」という。
    踊る??
    日本人にとっては慣れない行為だが、村の子供たちにとっては遊びの一環で自然なこと。
    「見本を見せてよ」というと手拍子とともに歌をみんなで歌って数人が踊ってくれた。
    みんなケラケラ、にこにこ、最高に楽しそうに踊る。
    「じゃあ、次はマキとダイチの番」ということで、
    見よう見まねで踊ってみたけど、そんなにうまく腰とか手首とか動かないよ~。
    変な日本人の踊りを見せてしまいました…。

    踊る日本人。これはまだ踊り始めで元気なころ(笑)

    太鼓も加わり歌と踊りの宴は熱を増していく。

    誰かが家から太鼓を持ってきて、太鼓のリズムも加わって、踊り大会は続いていく。
    踊り始めは夕方だったのに気づいたら周りは真っ暗でひとつの懐中電灯の明かりの元、
    みんなで歌い踊り続ける。
    日本の歌を教えてよ、というのでキャンプファイアーを思い出して輪唱のできる『大きな歌』と
    ネパールでも今放映されている『ドラえもん』のオープニング曲を披露した。
    そのほかにも『上を向いて歩こう』とか『森のくまさん』とかムコと二人で熱唱した。
    でも、日本の歌ってゆったりで踊れないよね、ごめんね。
    日本の踊り、ということで『東京音頭』も歌いながら披露。
    子どもたちもウェルカムの歌を歌ってくれた。
    英語ができる14歳のロションによると「この村に来てくれてありがとう。歓迎するよジャパニーズ」って意味らしい。
    踊って踊って攻撃と日本の歌歌って攻撃にあいながら、3時間。
    子どもたちはまだまだパワフルだったけど、夕飯の時間です。
    「明日の朝またね」とみんなそれぞれ自分の家へ帰って行きました。

    ヘトヘトの31歳(^^ゞ
    これはすごい日々が始まりそうです。

    山歩きの途中で出会った子供。

  • 下山、そしてヨメ倒れる

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    帰り道も山を一つ下り、川を渡り、も一つ山を越えていきます。

    世界一周ブログ@カトマンズ(ネパール)です。

    朝6時、ひっそりとビレッジを後にします。
    …と思いきや、やはり村人の朝は早く、
    歩けども歩けども、誰かにつかまりなかなか進まない(笑)。
    結局、村を出るのに1時間はかかりました。

    途中、学校を横切る。ついでに「こんにちは」を教えてきました。

    12時半。カトマンズのサントス家着。
    再びここにお世話になります。
    もっとも明日はポカラかナガルコットへ行く予定ですが。

    ランチをいただき、3日ぶりの風呂に入り、溜まりに溜まった洗濯を。
    ちなみにこちらは水シャワーが基本。
    でも今の最高気温は25度、夜は10度ぐらいまで冷え込むので
    正直いって水シャワーはかなりキツイっす。

    洗濯を終えて部屋に帰ると、ベットですーすーと寝てるヨメ。
    「あれだけ遊べば疲れるわな」と思いそのままにしていたのですが、
    夜になると、何やら熱があるようす。
    体温計で測ってみると、何と39.7度!!

    あかん!

    それはあかんよ!!

    頭をよぎる、「マラリア」という言葉。
    僕らはアフリカやインドなど、要注意地帯を通ってきているのだから。
    でも解熱剤を飲んだら熱が38度台まで下がったので、
    12人+2人の家族会議の結果、とりあえず今晩は様子見をすることに。
    この家族の中に日本語学校の先生と看護婦さんがいたのは頼もしい限りです。

    翌朝。

    熱は下がったものの、下痢止まらず。
    「これはマラリアだー! 腸チフスだー!!」と騒ぐヨメ。
    普段は人の100倍で元気でポジティブなところが取柄なのだけれど、
    体を壊すと急に超ネガティブ娘になることは「サソリ事件」で証明済み。

    というわけで、朝7時からサントスと日本語を話せるイスオルを連れ立って
    カトマンズ市内の外国人専用病院へ行くことになりました。

    果たして、ヨメの運命は!?

    次回へ続きますが、これを書いているってことは無事だったってことです。

     

    はらだいち

  • ビレッジ写真展

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    僕らの泊まったサントスの生家。泥でできてるけど、土足禁止。

    ごはんは右手で食べます。う○こは左手で拭きます。これ、常識。

    村の子供達。何だか知らないけど、すっげえ楽しそうなんだよなあ。

    僕らの胃袋を満たすご飯を作ってくれたのはこの方。おいしかったよ。

    「ああ、この村はのどかでええなー。癒されるわー」

    話をする時は女は女、男は男。何だか懐かしい感じがした。

    味のありすぎる布団。本音をいうと、ちょっと抵抗あったなー。

    ずっと僕らの近くにいた3人。いろいろありがとうねー。

    村の下を雲が流れる。これを見れただけ、ここに来た価値はあった。