ザルツブルグは音楽祭真っ只中。
その中心、ザルツブルグ祝祭大劇場で
ウイーンフィルの公演を鑑賞。
とはいっても僕らではなく、妹&弟のみ…。
そんな由緒正しいホールの入り口にはなぜか、
こんなしゃくれた顔の像がありました。
世界一周ブログ - 夏を追いつつ世界一周をしています。
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シュトゥットガルトでは、ブンデスリーガを観戦。
1泊で移動するつもりだったけど、起きたら雨。
宿もすごく快適だったし、
「もう1泊して、のんびりしようか」と相成りました。
■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、7点
寝具 ★★★ 寝やすい。ハンパなく寝やすい。
設備 ★★★ 無料WIFIあり。シャワールームはいつもよりひと回り広い。
立地 ★★☆ 駅からは徒歩15分ほど。とっても静か。
接客 ★★★ 英語OK。おねえさんもほどよく親切。
価格 ★★☆ e71(約8000円/朝食付き)/一室。ちょっと高めかな。
はらだいち
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突然ですが、「かわいい」という言葉を使わないようにしようと思います。
なるべく。
実は前にも「かわいい禁止令」を自らに課していたのですが、
それを解禁してからというもの、あまりの便利さに負けていました。
だって、「かわいい」と言っておけば済んでしまうことが多すぎるんですもの。
でも、チェスキー・クルムロフという、
あまりに「かわいい」街に行ってみて思ったんです。
やっぱりこの言葉は使い勝手がよすぎる、と。
この街にあるものは、何でもかんでも「かわいい」んですよね。
だからAを見ても、Bを見ても、Cを見ても、感想は「かわいい」。
「かわいい」と言えば言うほど、魅力の正体がぼんやりしてきて、
「面白味を感じるツボ」や、「製作者の意図」など、
「かわいい」の裏側に潜むものが見えなくなっていくな、と。
別にそうなっても困ることは何もないのですが、
文章に携わる仕事を好きでやっている僕にとって、
それは料理人が煙草を吸うのと同じぐらい、
自分の感覚を鈍らせてしまう自殺行為なのではないかと。
そんなこといったって、他の形容詞だって同じじゃないかと言われれば、
「まあ、同じですよね」と答えるしかないのですが、
「かわいい」は対象物を選ばない万能選手であるが故に、
いっそう危機感が強いのかもしれません。
はらだいち
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世界一周初心者のヨメブログです
スイスを一気に電車で駆け抜けて、そのままドイツのブーフローエという駅まで。
メジャーではないブーフローエに降り立ったのは
一度行ってみたかったシンデレラ城のモデルになったともいわれる
ノイシュヴァンシュタイン城を見るため。
ドイツのオーストリアとの国境に位置する小さな町フュッセンから
バスで10分進むとさらに小さなお城のある町、
ホーエンシュヴァンガウに着く。
(ドイツは地名の読みが難しい。覚えられない)
ミュンヘンやザルツブルクからも日帰りが可能なので
ほんの小さな町なのにたくさんのバスツアー観光客が押し寄せてくる。
でも、みんな1日に何か所も回るツアーなので宿泊は大都市でするため
城が閉まる18:00以降は突然町中が静かになる。
せっかくだから城下町で宿泊しようということでホテルを探してあったのだが
ホテルのHPにドイツ語予約フォームからメールをしていたのだけれど
返信がない。
怪しいとは思いつつホテルに向かうも「予約?ないよ。今日はいっぱいだから無理」という
宿のおばちゃんの冷たいお言葉。
荷物を抱えていくつかの宿を当たるも、週末のためか満室だと断られる。
魔のヨーロッパ週末に宿なし。。
が、この町には“今晩空いているホテル一覧看板”が設置されていたのだ。
看板には電話番号が記載されていて、横に予約のための無料電話が設置されている。
これ“水曜どうでしょう”のヨーロッパ編で見たことある!
思いがけずどうでしょうの知識が役に立ち、ドイツ語圏でドキドキの英語での電話。
ドイツ語なまり英語のヒアリングにあくせくするも、
なんとか無事に空いている宿を発見。
「たぶん1泊58ユーロって言ってたと思うんだけど、何度聞きなおしても
おばあちゃんの英語が聞き取りづらくて。」とムコ。
看板前から電話予約した宿についてみると、大きな荷物を抱えて汗だくの私たちを見て
宿のおばあちゃんがオレンジジュースを出してくれた。ありがたい!
部屋を見せてもらうと、コレ、カンペキ☆
かわいらしくてきれいな内装にバルコニー付き。
バルコニーからはおばあちゃんの手入れが行き届いた芝生と花々、
そしてその向こうにノイシュヴァンシュタイン城!
これは素晴らしすぎる。ホントに58ユーロ?もしや一人58ユーロ?
素敵な部屋を見せてもらいながらさまざまな憶測が頭をよぎり
「あのー、この部屋いくらですか?」と聞くと
「フィフティーエイト!(かなり息が漏れる言い方)」
「ひとりの値段ではなくてこの部屋の値段ですか?」
「フィフティーエイト!!」
壁に「58」の文字を指で書きながら「58だって電話の時から何度も言ってるでしょ!」とおばあちゃん。
この時からユーモアあふれるこの宿のおばあちゃんに私たちは
「フィフティーエイトさん」と呼ばれるようになった(^^ゞ
「フィフティーエイトさん、ご飯は朝8時からですよ」
「お出かけ?フィフティーエイトさん、いってらっしゃい」
大きなホテルもいいけど、小さな民宿はこういうふれあいもおもしろい。
部屋もロケーションもカンペキだけど
朝食もカンペキで、城の見える食事の部屋でテーブルにろうそくを灯して
おばあちゃん手作りのジャムや半熟ゆで卵をいただく。
たくさんパンを出してくれたので食べきれなかったら、
チェックアウト時におばあちゃんが「ピクニック用に持ってきなさい」と
朝食テーブルにあるありったけのチーズやハムやパンを詰めるようにと袋をくれた。
あったかい心遣いが本当にうれしい。
食べきれないほどのパン袋を片手に
「チャオ!フィフティーエイトさん!」とおばあちゃんに送り出してもらった。
で、肝心のお城ですが、もちろん美しかった!!
森を40分歩いた中にあって自然に囲まれていて気持ちがいいし、
見る角度によって表情が違うし、
夜はライトアップされて、朝は朝霧に包まれて美しいし。
これはホーエンシュヴァンガウという、このお城のある街に泊まることがオススメ!
水よりビールが安いビール大国ドイツでお城を眺めながらいただくビールも格別。
おばあちゃんの優しさが加わってものすごく気持ちのいい時間を過ごせた
ノイシュヴァンシュタイン城滞在でした。
*旅メモ*
ノイシュヴァンシュタイン城への行き方
ミュンヘンから電車で2時間、ザルツブルクから電車で1時間半、
スイスのサンモリッツから電車で6時間でフュッセン駅へ。
フュッセン駅前のバス停から10分で城下町のホーエンシュヴァンガウ。
(バス往復チケット3.8ユーロ 当日のみ有効)
ホーエンシュヴァンガウに着いたらお城の入場チケットを買う。
お城では売っていないので必ずここで買っていくように。
手数料が取られるがネットで事前に引換券購入も可能。
ネット購入者は1分も待たずにチケット引換ができる。
ほとんどの観光客は予約していない。
7月末の14:00ころだったが予約していない列も
スタッフの対応がスムーズなので20分並べば購入できた。
チケットに入場時間が記載されているのでその時間にお城に行く。
日本語音声ガイド付。
(14:00に購入して16:45入場でした)
●ノイシュヴァンシュタイン城のみ入場 12ユーロ(子供8ユーロ)
●ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城セット入場 21.5ユーロ(子供15ユーロ)
ホーエンシュヴァンガウから城までは徒歩40分のゆるめの森林のなかの坂道。
馬車やバスも走っているけど気持ちよく歩くのがオススメ。
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