世界一周ブログ -  カトマンズの山を下りる

帰国後
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    世界一周初心者のヨメブログです。

    旅立ちの一杯のチャイ。朝からお母さんありがとう!そして写真を撮ってくれた子も、ずっとシャッター押す瞬間に力が入ってブレちゃってたんだけど、写真撮るの上手になりました。

    村を出発する時刻は日の出と同じ6:00。
    サントスは午後から仕事にも間に合うし、
    昼間の日差しは強いから、朝のうちに歩くほうが楽でもある。
    5:30起床で荷物をまとめて、
    隣のおうちのおばちゃんにチャイをごちそうになっていると
    まだ朝早いのに何人か子供たちがお別れを言うために家の前に来てくれた。
    ちゃんとおめかしのワンピース来て、ネックレスとかつけて。
    ありがとう。

    村を出るまでに何軒かお家によって、バイバイを言って回った。
    泣いちゃうといけないから短く笑顔でSee youって言って回った。

    いつかまた、子供たちに忘れられないうちにこの村に戻ってきたいな。
    その時にはもっとネパール語を勉強してこよう。
    そして、たくさん踊るだけの体力と、リクエストに応えられるだけ日本の歌を用意してこよう。

    子供たちが「ドラゴン」と呼ぶ山の峰。この景色なら確かにドラゴンが出てきてもおかしくない。

    山道を3時間かけて歩いて、山を越えて、村の麓にたどり着いた。
    バスに2時間揺られてサントスの家があるカトマンズへ。
    このバス、ワゴンなんだけど席数が乗車人数じゃない。
    2人掛けシートには3人。通路には小さな台を持ってきてイス代わりにして1人。
    助手席と運転席のあいだに2人。
    そして私は運転席のシート裏スペースにわずかにお尻がおけそうな場所を見つけて座った。
    その後お客は増えて立ってる人も多数。
    2時間の山道を超満員のバスが行く。
    シートベルトもへったくれもない。万が一事故でも起きたら大大大惨事に違いない。ひぃ。

    無事にカトマンズにバスが到着して、サントス家でお昼をいただく。
    大きな銀のお皿に定番の山盛りごはんとカレー風味のカリフラワーとピリッと辛い煮物と
    豆のダルスープ。たくさん歩いたからご飯がおいしい!

    村でもカトマンズでもご飯は右手を使っていただきました。でも慣れないからいっつも食べ終わるのは私が最後。む、むずかしい・・・。

    …と、ここまではよかったんだけど、昼食後家族と団らんしていたら
    なんだかおなかの様子がおかしい。。。ぐるぐるしてちょっと痛い。
    疲れもあったから部屋に戻ってうずくまって休むことに。
    でも、一向におさまらないおなかの痛み。
    ずんどこずんどこ、これはまたずいぶん派手に痛むじゃありませんか。
    そのうち、なんだかものすごくほてっているような。。。
    熱を測ってみたら39.7度!!アカーン!大人が出しちゃいけない体温!!
    しかもまだ暑いはずのネパールなのに寒気がして毛布2枚かぶってもまだ寒い。
    コレは…。

    世界一周をしていて39度を超える熱が出るのは非常に危険。
    さまざまな伝染病の疑いがあるからだ。
    マラリア、デング熱、腸チフス、A型肝炎、黄熱病。
    そのほかにも日本にはない伝染病が海外にはまだたくさんある。
    しかもケニアとインドはその危険が非常に高い。
    予防接種も7種類受けてきたけれど、予防注射のないマラリアは特に注意しなくてはならない。
    初期の高熱で気づいて診断できなければ死に至る可能性が高い。
    予備知識はいろいろ詰め込んできたつもりだけれど、いざ高熱が出てみると怖くて仕方ない。

    サントス家に相談すると「夜はいい病院がないから解熱剤を飲んで様子を見るほうがいいだろう」とのこと。
    看護師さんであるサントスのお兄さんの奥様に血圧なども見てもらい、解熱剤をいただく。
    『マキが倒れた』という話は瞬く間にサントス家に広がり、
    家族がかわるがわる様子を見に来てくれた。
    みんな心配そうに大丈夫か?と聞いてくれて、ネパール語とジェスチャーで
    ゆっくり休むように、とか、ちゃんと栄養取るように、とか言ってくれる。
    かわるがわる家族が10人くらいが来てくれるもんだから
    実は高熱でその都度「大丈夫」と答えることも辛かったんだけど(^^ゞ

    そのうち、寝込む私のいる部屋で“村で撮った写真鑑賞会”が始まった(笑)
    みんな村を出てきてるから久しぶりの村の様子に大盛り上がり。
    え~、私寝込んでるんですけど…。風邪うつるかもしれませんよ?
    そんなことはお構いなしで、さっきまで心配そうにしてたのに
    「マキ、この写真を見てみて!」と挙句の果てに病人を起こす始末。
    でも、家族がわいわいいて、すぐ横でにこにこしてくれてたら
    なんか“大丈夫”って気がして心強かった。

    相変わらずぐるぐるぴーぴーいい続けるおなかは
    夜中に私を30分おきに10回以上トイレにいかせ続けるのでした。
    はぁ。。

    生後0か月の赤ちゃん。家の軒先で太陽の光を浴びながらオイルマッサージをしてもらって、ぐっすり眠ってました。

    78歳のおばあちゃん。夕方、軒先でにんにくを剥いてました。

     

    学校がない土曜日は朝からお昼までは家の手伝い。子供でもこんなに大きな草を頭に引っ掛けて運びます。大人が運ぶ草は20キロ以上になるんだとか。この草は家畜の山羊やバッファローの餌になります

    子供目線の写真は私じゃとれない空気が漂ってる。

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