世界一周初心者のヨメブログです。
カジノと世界遺産の町、マカオから高速フェリーで1時間半。
バウンバウン揺れるフェリーにやられ、
もう使わないと思っていた酔止め薬を思わず飲むはめに。アネロン様々。
香港は元イギリス領。英語がスムーズに通じるし、英語表記の看板もちらほら。
それに、驚くべきは日本の進出っぷり。
フェリーを降りてから宿にたどり着くまでの徒歩5分のあいだに
和民、大戸屋、吉野家、SOGOを発見。
加えて、地下鉄ではAKB48握手会の看板(12/15に九龍に来るらしい)や
YUIのアルバム看板が。
ひらがなもオシャレらしく、やたらあちこちに使われていてまるで日本さながら。
今回の宿はバックパッカーのあいだでは有名な雑居ビル、
重慶大厦(チョンキンマンション)の安宿に決めていた。
物価が中国の2倍近い香港はホテルも立派。
でもここなら2000円~5000円くらいの宿もある。
それにウォン・カーウァイ監督映画「恋する惑星」の舞台となったビルでもある。
他にも金城武出演の「天使の涙」や大沢たかお主演の「深夜特急」など様々な映画で使われいて
ちょっと泊まってみたいビルだったのだ。
フェリー乗り場からすぐの観光の中心街にこのビルはある。
入口にはトルコ人やインド人やアフリカ人の客引きが大勢いて
確かにちょっと入りにくい雰囲気だ。
バックパックを背負って歩いているとさっそく声をかけられる。
2番目に声をかけてきた中国人のおじさんにとりあえず着いていくことに。
ビルは足を踏み入れると、半数以上が一目で中国人ではないと分かる国籍の人ばかり。
ごちゃごちゃと改造品やニセモノの商品がならぶなんとも怪しげな雰囲気。
ひとめで日本人と分かるらしく、日本語での勧誘の声が飛び交う。
この雰囲気をカメラに収めたいと思ったけれど、日本人がデジカメなんか出したら狙われそうで
写真撮影もはばかられた。旅も終盤、無理は禁物。
6人乗れば満員の狭いエレベーターで11階の鴻運賓館(ラッキーゲストハウス)へ。
このビル、A棟からE棟まであり、50軒近い安宿が各フロアに3つくらいずつひしめいているのだ。
案内された部屋は固めのベットが二つに、トイレの上にシャワーがくっついているような
5畳ほどの部屋。
それでも窓があるし、清潔感はあったのでこの宿に決定。
香港では高層ビルとごっちゃりした看板と夜景を見てみたかったの。
昼間は宿がある比較的安い九龍島から地下鉄で二駅の香港島へ。
香港島はオフィス街と古き町並みがごちゃまぜになった場所で
1800年代に建てられたお寺の後ろに超高層ビルが空に突き出てたりする。
詳しいガイドブックも地図も持っていないので、ぶらぶらと散策。
町にはイギリスの名残と思われる二階建てバスやトラムが縦横無尽に走っている。
途中、真っ黒なトラムのかっこよさに魅かれ、行くあてもなくトラムの2階に乗り込む。
この旅で時々やっているはとバスがわりの観光目的のトラム乗車。
2階からの風景は歩いているときとは少し違って、迫力がある。
下車して、目の前の広場で始まったおじさんたちのサッカー試合を観戦して
街歩きをしながら再び九龍島へ戻る。
地元カフェでコーヒータイム。
街歩きは4時間が限界の私たちなので(^^ゞ
いったん宿に戻ってから日没後に夜景を見にチムサーチョイプロムナードへ。
ここは湾を見渡せる散歩道で対岸の香港島のビル群の灯かりが
100万ドルの夜景ともいわれる美しさなのだ。
うむー、確かに水面に灯かりが揺らめいて美しい。
香港、満喫!
宿のあるビルへ戻り、少人数しか乗れないため行列になる名物エレベーターに
アフリカ人とトルコ人にまじってぎゅうぎゅうで乗り込んで部屋へ戻る。
明日は日本へ帰国する飛行機が出るバンコクへ移動します。
バンコクで1泊したら、もう次の日には帰国の便に乗らなくては。
なんだか楽しみなんだけれど、さみしくもあり、
日本が恋しいけれど、まだまだ旅をしていたくもあり。
着実に日本が近づいてきてます。バンコクへ行くぞーー!!
0