世界一周初心者のヨメブログです
ザイオン国立公園から車で20分ほどの場所に
Best Friends Animal Societyという施設がある。
ここは捨てられて家を失った動物たちが余生を送る場所。
犬、猫、馬、豚、うさぎ、鳥の収容施設があり、
車でなければ回れないほど広い土地に
500人を超えるスタッフが働いている。
ここでは365日、動物たちのボランティアを募集していると聞いて
岩ばかり見てきた1週間だったが、動物とのふれあいを求めて
ここに参加することに。
メールで事前申し込みをして、当日8:30にセンターへ。
平日にも関わらずセンター前にはたくさんの車が停まっていて
この日初めてボランティアに参加する人も20人ほど集まっていた。
まずはビデオ鑑賞オリエンテーション。
事故にあったり、捨てられたり、
体や心に傷を負った動物たちが映し出されたシーンも少し含んだ
施設説明がメインの15分ほどの短いビデオを見終わると、
あれ?前列のおばちゃんたちがみんな泣いてる。。。
動物が大好きで、感受性の豊かな人が多いみたい。
ビデオの後は施設スタッフが案内をしてくれて
ワンボックスカーで実際に施設の見学。
午前中いっぱい、たっぷり施設の説明を受けて、いよいよ午後からはボランティア。
自分の希望のボランティア場所を選ぶことができる。
私たちは2日参加したのだけれど、いろんな動物がいるにもかかわらず、
割と日本の生活でもふれあえそうな犬と猫を選択(^^ゞ
久々に犬の散歩とかしたかったんだもの。
それに私もムコも犬は飼ったことがあるけれど、
よくよく考えてみると猫とはそんなにふれあったことがない。
花粉症のアレルギー検査をした際に
猫アレルギーが発覚したというムコが果敢にも猫にチャレンジ。
かわいいんだけど1日同じところにいると鼻水が止まらなくなるらしい。
今日の猫のボランティアは数百匹いる猫部屋の掃除。
ムコは恐る恐る、あんまり毛を吸い込まないで済みそうな床の掃き掃除とモップ掛け。
私は部屋に置かれた猫が寝っころがる用クッションのブラッシングと除菌スプレーかけ。
ここでは猫とふれあって、なでたり遊んだりすることもボランティアの一環。
掃除の後は猫をじゃらして遊んで、こっちも癒されまくりのひと時。
ムコはたまに鼻をかみに部屋を出て行ってましたが(笑)
Best Friendsはボランティア施設でありながら、奉仕精神のイメージが濃くなく、
一緒に動物との時間を楽しむ感覚が強く、観光にも対応している。
あちこちのモーテルにチラシが置いてあるし、ハイウェイに看板も設置されている。
ボランティアに参加しなくて見学だけでもOK。
すごくきれいに整備されていて、広大な敷地のいたるところに
分かりやすい案内看板が出ているし
あちこちに花壇があり、池や鳥小屋も多数設置されている。
そして、昼食施設の充実度もすばらしい。
ベジタリアンフード中心のビュッフェなんだけれど、
パスタにグラタンにサラダに炒め物にフルーツまで15種類ほどの料理が並ぶ。
スターバックスのコーヒーも飲み放題。
肉がなくても大満足のボリュームとおいしさでひとり$5。
「ボランティア活動をする」というだけに留まらず
「少しでも多くの人にこの施設を知ってもらおう」という
さらに広げていく活動は重要だな、と感心。
子供連れの家族もたくさん来ていて楽しそう。
こうやって未来へとつなげていく。素晴らしいな。
希望すればケア道具はすべて貸し出してくれて猫や犬たちを施設から連れ出して
一晩モーテルや家で一緒に過ごすこともできる。
3人組おばあちゃんがレトリーバーを車に乗せてうれしそうに帰って行ったのが印象的だった。
*旅メモ*
行きたい日にちと人数をメールすれば、集合場所などの詳細返信がもらえる
メール:volunteers@bestfriends.org
=ボランティアシフト時間=
午前 8:15am – 11:30am
午後 1:15pm – 4:00pm
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