世界一周初心者のヨメブログです
島好きな私にはたまらない場所、チチカカ湖。
ペルーとボリビアにまたがるこの湖は琵琶湖の12倍という大きさで
40以上の島々があるのです。
湖畔の町、プーノに着いたバス乗り場で出会った客引きのおじちゃんの勧める
3つの島を回るツアーに参加することに。
7:30にホテルを出発して、湖畔でモーターボートに乗り換える。
このモーターボート、なんとも遅い(^^ゞ
船が進んでいるのに湖面にほとんど波が立たないそろそろとした穏やかな進みっぷり。
1時間ほど進んで最初の島、ウロス島に到着。
ウロス島はトトラという葦(あし)で作られた浮島。
トトラの根で土台を作って、上に切ったトトラを重ねただけの島。
それでも降り立ってみると案外頑丈。
いろんな大きさの浮島からウロス島はできているんだけれど、
大きいものは300人以上が生活してるんだって。すごい。
でもちょっと観光地化されちゃってて、
今、この島の人のメイン収入はお土産物販売なんだそう。
歓迎の歌で迎えてくれて、家の中を見せてくれたあとは、お土産攻撃。
分かるんだけどね、そういう切り口だとどうしても心がさみしくなる。
だから他のツアー参加者が安めのお土産を申し訳程度に買っていく中、
土産物販売の横に居座って、おりがみを折ってみた。
実は日本からおりがみを持ち歩いていたのだ。
日本人はお金持ちと認識されているらしく、どこにいってもチップを求められたりする。
子供からチップを求められて無視し続けるのもなんだか辛い。
本当にお金だけが欲しいのだろうか、習慣になっているだけなんじゃないだろうか。
代わりに喜んでもらえるものはないだろうか。
『日本の伝統でもあるおりがみをプレゼントしてみよう』そう思ってバックの底に忍ばせてあった。
いまこそ、と鶴を折って、5か月になるという子供にプレゼントしてみた。
嬉しそうに受け取ってすぐに口にくわえて笑顔に。
それを見ていた土産物売りのお母さんも笑顔に。
これをきっかけにお母さんと通じ合わない言葉で少し会話をして
お土産にちいさな手作りの壁掛けを買った。
そうしたら、お母さんが鶴のお礼だと言って手作りの売り物のペンダントもつけてくれた。
あったかい。
人と人、きっかけさえ作れればあったかい気持ちは伝わる。
このあと、きっかけづくりのおりがみの折り方を思い出すべく、
カブトやだまし船やひこうきを
あーでもない、こーでもないとムコと二人でひたすら折り続けたのでした。
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